水温計センサーの点検

私のJA11ジムニー・・・　これが正常なのかどうかは分かりませんが、入手した当初から水温計の針はメーターの4分の1程度までしかあがりません。
まあ、そんなもんなのだろうとこれまであまり気にもしなかったのですが、最近は4分の1どころかメーターの下限を針がうろつくばかりで、全くそれ以上に上がろうとしません。さすがに「これはおかしいだろう」と調べてみることにしました。
　
サーモスタットが悪いのかと思えば、ヒーターは十分温まりますので可能性としては薄いような気がします。

次に疑うとすれば画像の部分・・・　「水温計センサー」です。　この部品は、コンピューターに信号を送る「水温センサー」ではなく、メーターパネルの「水温計」を制御するセンサーです。

幸いな事に、社外品ではありますが「部品」自体は在庫しておりましたので、交換自体は簡単なのですが・・・
とりあえず本当にこの部品が問題なのかどうかを調べてみる事にしました。

整備書によれば、「ウォーター・テンパレチャセンサー」などと少々ややこしいネーミングのこの部品、水温50度で抵抗値は153.9Ω、80度で51.9Ωだそうです。
試しに

エンジンを30分程暖気させてから停止し、その後10分程放置・・・
エンジン内の水温は何度位なのかわかりませんが、センサーの抵抗を計測したところ、その抵抗値は159.2Ω程です。

それから車を乗り出して、水温が安定するまで走行した後に再び抵抗測定してみると、これまた水温は不明ですが、68.4Ωを計測しました。
私は素人なので良くわかりませんが、水温によって抵抗値が変化するところをみると、センサーの不具合ではないような気がします。

ただ、外した端子の部分に白い粉のようなものが確認できましたので、これをエアーで清掃して再び取り付けてみたところ

水温計は以前のように安定して4分の1程の位置を示すようになりましたので、不具合は端子の腐食だったのかもしれません。