
ドライブレコーダーの映像をパソコンで見るのは思いのほか楽しいのですが、フツーに再生だとタルいので早送りしてます。4倍速あたりでの再生がちょうどイイと感じます。またドラレコの動画は数分毎に分割されて記録されています。これらを繋げつつ滑らかな4倍速再生になるような編集方法について考えてみました。
で、ふと思いついた方法を試してみたところ想像以上に良かったので、紹介したいと思います。
まず最初に比較動画をどうぞ。左がフツーに4倍速に編集したもの、右が今回の思いつきの方法です。
一時停止したりスロー再生してみてください。モーションブラーを知っている人ならそれだけで説明はもう不要かもしれません。まぁどちらにせよ説明はするんですけれど。
動画をN倍速に編集する場合、一般的に次の2種の方法があります。
1.フレームレートをN倍にする
2.フレームを間引いてフレーム数をN分の1にする
先の動画の左側、私が「フツーに4倍速」と述べたのは2の方法を用いています。
図で説明を。
1と2、それぞれの短所を考えると、
1.YouTubeは60fpsまでしか対応していない
2.カクカクしちゃう
例えば30fpsの動画を4倍速化するならば、
1.120fpsになるためYouTubeで60fpsに間引かれる(720p以上の場合。480p以下の場合は30fpsまで間引かれる)
2.間引く=捨てるためソース動画に含まれる画の4分の1しか使わない(だからカクカクする)
そこで私が思いついた第3の方法、
3.連続するN枚のフレームを重ねる(1枚の画に合成する)
です。(他の人がとっくに思い付いているのかもしれないけれど)
N枚のフレームを重ねるとはどういうことか? 例えば先程の動画はN=4ですが、先頭から6秒ちょうどのコマを比較してみます。
連続する4枚の画を重ねるので物体が4重になります。でコレって
モーションブラーに見えませんか? いや、モーションブラーに見えるはずです?
だったら話は速い。フレームレートは同じなのにカクカクせず滑らかに見えるのはモーションブラーのおかげなんです。(モーションブラーの説明は省きたい)
フレームレートをそのままに滑らかなN倍速動画を作成できる第3の方法ですが、短所もあります。物体がN重になるために、例えば「この案内標識って何て書いてあるの?」と動画を一時停止しても判読はまずムリでしょう。ま~高速道路なんで100km/hで走行しているとして4倍速ってことは400km/h。仮にその速度で同じドラレコで案内標識が判読できるレベルで撮影できるんでしょうかねぇ。フレームレートを2倍にして且つ2枚の画を重ねる合わせ技4倍速なら一時停止しても判読できそうですが。
それから編集が面倒くさい。AviUtlの拡張編集だけでできるんだけれど手順が多くて時間がかかる。誰かプラグインを作らないかなぁ。
ちなみに応用編として1倍速の映像に4枚重ねを施して無駄にモーションブラー感を出すと、スロー再生っぽくなりますね。
5分間の比較動画だけでなく4倍速16分間FullHDの動画もありますんでおヒマな人は見てやって下さい。
調子に乗って8倍速、16倍速も作りました。単純計算で800km/hと1600km/h。もはや地上を走る乗り物のレベルではありません。1600km/hて超音速だし。
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Posted at
2016/06/12 01:29:14