2007年05月25日
R-VITでブーストは計れないの?
こんにちは。カエル菌の保菌者ケロタン少佐デあります(^_^)ヾ
なにやら巷では、『TROJ.POCHIT.KEROTAN.A』が流行しているそうデありますね。
皆様、くれぐれもお気を付けくださいデあります(汗
今日はちょびっと、インマニ圧(負圧)とブースト圧(正圧)について記事にしてみたいと思うデあります。
(NAの皆様すみません。でも実はNAでも重要なファクターなんですよ)
では、皆さんが最近気になっている、R-VITのブースト圧表示についてですが・・・
ケロタン少佐的には
『表示が可能デある!!』
という結論に至りました。
ココからは長文になります(汗
昨日の密会プチにて、お友達のゆあ23Tさんに装備されている電子式ブースト計(ピークホールド付)を使って、R-VITのインマニ圧数値と電子式ブースト計の数値(共にピーク値)を比較しました。
その結果、多少の誤差はありましたが、ほぼ一致する数値を取得することができました。
更に、ケロタン基地において、LYのECU制御について研究するために、ECUにつながっている各センサー類をパーツリストにて調べてみました。その結果、ブーストセンサーは存在せず、変わりに負圧センサーがインテークマニホールド(サージタンク)下部に取り付けらていました。
ECUがエンジン燃焼室を理想の空燃比にするためには、空気量とガソリン量をセンサーを使って統合コントロールしなければなりません(インジェクションシステム・・・別システムにキャブ)
パーツリストより空気量を測るセンサーとしては、①エアフロセンサー②スロットル開度センサー③負圧センサーの3点がありました。よってこれら3つのセンサーを使って吸入空気量を測っていることになります。無論これらは故障診断から調べられます(データが取り出せます)
ここでちょこっと簡単な計算を・・・
仮に今、エアフロを通過する空気量を10立方センチ、スロットル開度を50%と固定します。負圧・正圧それぞれの状態を -0.7kg(0.68hkpa)・1kg (0.98hkpa)ではどれだけの空気量になるか、ECUは3つの要素を使って計算しています。
負圧:空気量=10立方センチ×50%×0.3=1.5立法センチ
正圧:空気量=10立方センチ×50%×1.0=5.0立法センチ
そしてこれらに見合うだけの燃料を供給していることになります。
つまり負圧センサー(インマニセンサー)は空気量を補正するために数値をECUに供給していることになります。
それでは、『なぜブーストメーターと誤差が発生するか?』についてですが。
それは、圧力を取っている場所が違うからです。
皆様の整備手帳を拝見すると、ブースト計のホースを取り付けている箇所は、純正のブローオフ(インテークリリーフ弁)からが多く見受けられます。一方、ECUの負圧センサーはサージタンク下部に取り付けられています。これらの間にあるものには、スロットルバルブがあります。この取り付け位置の違いが、多少数値として見えているのです。(誤差は圧力損失分)
ここで、一般的に負圧・正圧を計測するには、より燃焼室に近いほうが良いといわれています。もし可能であれば、後付のブースト計をサージタンクに取り付けると、より純正負圧センサーの数値と近づくと思われます。
お気づきの点や間違い等がございましたら、ご指摘くださいデありますm(__)m
追記①:NAになぜ有効か?・・・それは、普段の負圧の数値を知っておくことで燃焼室圧力の低下の発見の一助となる。また、アイドリング不安定時の問題解決の一助となります。意外とホンダのVTEC搭載車オーナーはNAなのに取り付けている方は多いですよ。
追記②:過去にスカイライン(ターボ付)に乗っていたときに、ブーストについてしらべたのを思い出しました。純正メーター内にブーストメーター(電子式)があり、純正でブーストセンサーがサージタンクに取り付けられていました。しかし、センサー数値はECUには行かず、ただメーターを動かすのみに使用されていました。
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Posted at
2007/05/25 13:45:49
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