
何故このような行動を起こしたのか、理解出来ない方が多数いらっしゃる様なので、少し考えた事を呟いて見ます。出来れば、最後までお付き合い下さい。
殺人を擁護するつもりは全く有りませんが。
「マツダ」の工場でファミリア暴走11人はね1人死亡 「会社に恨み」退職の42歳派遣社員、殺人未遂容疑で逮捕
続けて
こちらをお読み下さい。
この二つのニュース、続けて読むと、なにか変だと思いませんか、
事件当時
42歳の派遣社員が、今年3月25日にマツダに期間社員として採用され、4月1日に同工場に配属されたが、14日に「一身上の都合」を理由に退職したとあります。
この不景気の折、何処の会社も期間社員も含め、採用数がとても少ないのが現状で、未経験者など書類選考さえ通りません。42歳と言う歳を考慮すると経験者でさえ採用は厳しいと思います。この方が採用されたのは間違いなく経験者だからでしょう。それも「同工場」の。
ここまで、私などでも容易に想像出来ますが、採用される以前の経歴について、「殺人未遂で逮捕」の記事には書かれていません。
それに4月1日に配属、そして同月14日に退職しています。そして退職届けは「法律上」退職日の2週間前に出さなければいけないと規定されています。
1回でも退職した事のある方はピンときたかもしれません。「実質8日しか仕事をしていないのに退職した」事を避難する方が多数いらっしゃいますが、違和感を覚えないのでしょうかね。話を戻すと、14日に退職しているって事は、1日に退職届を出さないと法律に違反する事になります。つまり、
配属初日に本人が「一身上の都合」として退職届を書き、即日受理されているって事です。
通常の採用では絶~対に有り得ません!
ここまで説明すると、何となく解る方もいると思いますが。この採用->退職の流れはマツダの工作でしょう。経験者でもあり、なんとか直接採用されたのに、
現場配属当日に退職届など書くわけがありません。「首になってむしゃくしゃしてやった」「4月にマツダの工場を解雇された。会社に恨みがあった」と発言していた事からも解りますが、自分から辞めたのであれば、「首になった」とは間違っても言いませんよね。
マツダ擁護報道をするなら、うまくやらないと突っ込んじゃいますよ。(笑)
もし、14日に退職届を出して直後に出社しなかったとしても、法律上は14日に退職とはならず、28日に退職と表現されるはずですから。記事も14日に「一身上の都合」届出、28日に退職していたor以後出勤していなかったと書くはずですが、どの記事を見ても
14日に退職と書かれています。マツダの発表が14日退職なのでしょう。
退職日は、健康保険の切り替えや年金の切り替え手続きがあるので、国にデータとして残り、後日誤魔化す事が出来ません。退職後の動向は詳しく書かれていませんが、派遣労働者として同じ部署で事件直前まで働いていたのではないでしょうか。
マツダは過去に、直接雇用義務が生じる法定期間(連続3年)を超えないよう
派遣労働者を期間社員として一時的に直接雇用し、再び派遣として受け入れる方法を繰り返していたそうです。
もし、引寺利明さんが同様の待遇を受けていたのだとすると、期間社員として採用直後「一身上の都合」を会社から出すように圧力があり、その後退職、以前の派遣会社に再登録していたのではないかと推察できます。
今のご時世、リストラで退職届を書くように圧力を受けるのはよくある話で、クグッてみると山ほどヒットします。私自身受けた事がありますし、人事ではなかったりします。(哀)
何故、人を殺したかは理解できませんが、何が彼をそこまで追い詰めたのでしょうか。
ともすると、彼はそれを法廷で語るために、殺人を犯したのかもしれません。遺族の方のご冥福をお祈りしますが、死傷された方々も加害者であった可能性があるのです。見て見ぬ振りも広義では加害者ですからね。
このような解釈だと、
いまも日本全国で「明日はわが身」と感じながら、働いている方が沢山いる事でしょうね。派遣社員の派遣期間延長工作をするのは、マツダだけではないでしょうから。数ヶ月ごとに再契約を義務付けている派遣会社もありますしね。勿論断るとその場で「肩たたき」です。
話は変わりますが、民主党は衆議院選挙前に、
労働者派遣法を廃止する方向で動いていたはずですが、今国会での採決は「参議院選挙の為」「菅内閣の支持率を下げない為」に郵政関連法案と共に
見送りました。
今国会で早期に最優先で「派遣労働者の偽装延長問題」が解決出来ていれば、このような事件は起きなかったかもしれません。法案の内容を詳しくは知らないので、断言は出来ませんが、民主党が派遣労働者の味方ならば、人が殺されるような事態にはならなかったかもしれません。
労働者の視点で詳しく報じるメディアが少ないのは、情報が交錯しているからでしょうか、それとも官房機密費の影響でしょうか。隠蔽しているとするなら、民主党にとって都合の悪い事件との自覚があるようですね。いつもながら解り易いです。
引用
マツダ「期間社員」最長3年契約 1年半で2200→260人に減
2010.6.22 13:22
マツダ宇品工場(広島市南区)で22日、自称派遣社員運転の車に従業員らが次々とはねられ、1人が死亡、10人が負傷した事件。マツダによると、同社の国内工場に勤務する非正規従業員は「期間社員」として、昨年7月以降、6カ月契約で直接雇用。その後は会社の業績や本人の能力に合わせ、半年ごとに契約を見直し、最長3年間働くことができるという。
非正規従業員は、4月時点で約260人。平成20年11月には約2200人いたが、業績悪化に伴い21年7月には90人に激減。その後、業績の持ち直しなどから採用数を増やしていた。
一方、元派遣社員らが地位確認訴訟を起こすなど、労使関係をめぐるトラブルが相次いでいた。昨年6月には、
同社が直接雇用義務が生じる法定期間(連続3年)を超えないよう派遣労働者を期間社員として一時的に直接雇用し、再び派遣として受け入れる方法を繰り返したとして、広島労働局が労働者派遣法違反の疑いがあるとして文書指導したことも明らかになった。
20年秋のリーマン・ショックに端を発した世界的な自動車不況の影響により、マツダの業績は競合他社以上に厳しい状況に置かれている。宇品工場の看板車種である「RX-8」は、売れ行きが伸びず、欧州での販売終了が決まっている。
マツダのひき逃げ容疑者、実質勤務は8日間、一身上の都合で退職
2010年6月22日(火)
マツダは22日、本社・宇品工場(広島市南区)の構内で起きたひき逃げ事故に関し同日昼、広島市内で記者会見し、加害者の男は一身上の都合で退職していたことを明らかにした。
会見内容によると、加害者の男(42歳)は3月25日に期間従業員としてマツダに採用され、4月1日からプラスチック課に配属された。14日には「一身上の都合で退職したい」との本人からの申し入れがあり退職していた。休日を除くと実質の勤務日数はわずか8日間だった。会見で記者の質問に答えた黒沢幸治常務執行役員は「就業中にトラブルや特異な点はなかった」と話した。
引地容疑者は22日7時35分頃、警備員の制止を振り切り無断で工場構内に車で侵入。社員11人を次々にはね、1人が死亡した。逮捕された男は警察に「
首になってむしゃくしゃしてやった」と話しているという。
レスポンス 編集部
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Posted at
2010/06/22 23:29:47