2007年02月23日
海上保険料も決まり、船は12/8出港と連絡が来た。ただ船のルートの都合で着港が豊橋に変更、それでお願いするつもりだった通関がこの船会社では対応できなくなり、通関のみ豊橋の別の業者にお願いすることにした。
しかし、翻訳料がバカにならない。メール出すにも、来た返事を読むにも翻訳が要る。最初の内は1~2週間に1通くらいだったのでよかったが、お金を払う払わない、船に乗せる乗せないの頃になると一週間に2~3通行き来する。翻訳屋さんも心得た物で、ここが稼ぎ時とばかりに、スピード翻訳!(実際早くで助かりましたが)チリも積もれば・・で、かなりの額になる。
峠も越えたことだし、と販売店に「翻訳料が負担になってる、簡単な内容で短い文章の時は英語でお願いできないだろうか?」と言ってみた。すると担当者(クラウスさんと言います)が「了解した、翻訳料が高額なのは知っている。little school(と言う表現だった)で習ったきりだが、tryして見る」と英語で返事が来た。
確かにネイティブじゃないことは分かる英文だったが、私の「主語はどこ?」英語より格段にうまい。これ以降、彼はずっと英語で通してくれた。不思議な物で翻訳なしで片言英語でやり取りし出してから、妙に親近感が増してきた。面白いのは彼が自宅からメールをくれる時は「Hello! Mr.・・・」なのだが、あくる日会社からくれる時は「Dear Mr.・・・」に戻っていること(笑)、どこまで律儀な国民なのだろうと思う。
言葉は大事だ、「鉄と鉄とに良いオイル、人と人とに良い言葉」フリクションロスの低減と言う奴ですか?(笑)
Posted at 2007/02/23 21:42:41 | |
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ニーバ個人輸入記 | クルマ
2007年02月22日
さて、貿易条件も決まって、後は海上保険料の金額が決まればと思っていた時、
販売店からメールが来た。日付やコード番号見たいのが書いてある。何だろうと思い、翻訳してもらって読んでみると・・
「まことに残念なお知らせをしなければいけません。当店はこの車両を2006年○月○日までに販売しなければいけません。と言いますのも、事前の金融政策の取り決めにより(翻訳文でイマイチ判らない)期日までにこの車両を販売しないと莫大な維持管理費を支払わなくてはいけません。つきましては、もしご購入を決断されましたら○月○日までにご送金いただけませんでしょうか?」みたいな内容だった。
「ビックリしたー!近所のおじさんが買ってったというのかと思った。」
まあ、諸元表の空欄もほぼ埋まったし、どの道買うんだし、何かよくわからないけど困ってる様子だから送金しよう。でもカレンダーを見ると、その期日は土日をはさんだ六日後、あくる日、銀行に行って送金した。(ちなみに振込み手数料は¥7,000-!)。間に合うのかなーと思っていたが、その日の夜、それはそれは丁寧な受け取りのメールが来た。
数日後、今度は船会社から連絡があって、「何かアクションをしました?」「お金払いました。」「それでかー、先方がもう送ろうとしてるんですよ。保険料が決まってないので止めてますけど。じゃあ決まり次第送ってもらうようにしますね」
私の勝手な想像ですが、店頭に並べるのは貸し出し車両、ある期日までに売ってしまわないと店の買い取りになるのではと思った。そんなことを思いながら、ドイツのe-bayを見てると、一つの出品者から大量のニーバが売りに出る、しばらくするとパタッと消える、を繰り返してる。単に出品期日がきてるだけかもしれないが、ひょっとしたら先の買い取り期日がせまってるからじゃないかとも思った。
この時期を見計らって「5台買うから安くならない?」とか言ったらひょっとしたらと思ってしまう。
Posted at 2007/02/22 21:19:59 | |
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ニーバ個人輸入記 | クルマ
2007年02月21日
さて、ニーバは無事輸入可能品目とわかり(ホンマカイナ)話は海上輸送に戻って。
「まず、貿易条件を決めていただかなければいけません」「(私)???」(担当者も大変だったと思う、輸送のいろはから教えなければいけない。よほど頼りなく見えたのだろう、勤務時間外に電話を下さったりした。船会社のコーディネート料は1万5千円だったが、それ以上のことをしていただいた気がする。)
こういう場合一般的なのはFOB(free on board)と言って、売主は積み地までの輸送と船に積み込むまでの費用を負担し、それ以降の輸送費、保険料などのリスクは買主が負担すると言うもの。これだと売主に負担がかからないので、これで行こうとメールの準備をしていたら、先に販売店の方から見積りが来てしまった。現地法人が販売店に連絡して作成した物を送ったらしい。見積りは2種類、コンテナと自動車専用船。コンテナはとてつもなく高く、70万位する。
ニーバには贅沢品、専用船でも似合わない、やっぱりニーバはロシア船が日本の中古車を持って帰る時みたいな野積み状態、あれが一番シックリくる。
内容が良くわからないので船会社に送って見てもらうと「見積りC&Fになってますね」C&Fと言うのは輸送費までを売主が負担すると言うもの。「え!負担してくれるの?」と喜んだら「いやいや、そんな丸損することはしません、必ず後で上乗せして請求してきます、でも普通見せませんけどネ、内容わかるから」。
この一件で、この販売店を信用出来るような気になった、少なくとも輸送費でも儲けようとは思ってないらしい。意外と素朴な人たちかもしれない。
Posted at 2007/02/21 21:16:08 | |
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ニーバ個人輸入記 | クルマ
2007年02月20日
さて、どこの税関に聞いてみようかと考たが、ひょっとして資料を持って出向かなければいけない事になるかもと、車で行ける範囲でワリと大きな税関に電話をしてみた。
「あのー、ドイツから車を個人輸入したいんですけど・・「ハイ、ハイ中古車ですか?」「いえ、新車です」「ドイツの車?」「いえ、ロシアのLAD・・・」と言ったとたん、相手が電話口でスーっと引く気配が分かった。さも「ロシア?ワカラナイ!それもなんでドイツから?」と思ってるよう。口調も急に歯切れが悪くなり、何を聞いてもちゃんとした答えが返ってこない。「モントリオール条約と言うエアコンガスの・・」「それは通産省に問合せて下さい、ここじゃちょっとわからないから・・」みたいな感じ。ラチがあかないので電話を切った。
「いかん!情報が入らない!」、考えた(マジに2~3日考えました)。
で、ひょっと思いついて「少し表現を変えてみよう!」と、今度は別の税関(前より大きい都市部の税関)に電話してみた。
「あのー、ドイツの販売店から新車のLADAと言う乗用車を個人使用のために1台輸入したいのですが、なにか制限のような物がありますか?」「いやー別にないけどねー」「エアコン付いてないんですけど、付いてないことの証明みたいのは・・」
「エアコン?組んであれば問題ないよ、付いてないならなお更だし、あ!消火器と救急薬品セットみたいなのが積んであるなら下ろしとくように手配してね、別の法律で引っ掛かるから、ハイハーイ」。何?この違い!。
なんか成長してしまった。これ以降、聞かれるまでは「ロシア製」と言うことを
言わないことにした。ニーバ? メード・イン・東ヨーロッパだー!!
Posted at 2007/02/20 21:21:33 | |
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ニーバ個人輸入記 | クルマ
2007年02月19日
正直言って、未だに船と船会社の関係がよく分からない。完全なプロの世界と言う感じで、専門用語、独特の業界用語があるので、最初はチンプンカンプン(古い!)だった。そのせいなのか代行業者さんもたくさんあるので、実際数社に問合せたし概算見積りもお願いしてみたが、やはり万単位で代行料が付くし、業者さん間でかなりの価格の開きがある。それで個人輸入の経験談を書かれたHPを読んだり、メールでお話を伺ったりしてみると、自動車専用船に乗せてもらうのがよいとのこと。PCCとかRO-RO船と呼ばれる船で、タラップで直接船に車を運転して載せるフェリーのような船らしい。
コンテナだと安全に運べるらしいが、輸送費は4~5倍になるらしい。ただ自動車専用船は安い代わりに多少のリスクが伴うらしく、輸送中のスリキズやタイヤ、トランスミッションへのダメージなどは免責になるとのこと。五体揃って届いてくれれば、後は何とかなると思って、それでさがすことにした。
四日市か名古屋に降ろしたいので、その近辺でドイツに代理店がある船会社を探して、ようやく一社見つけた。今までの経過を話すと、まず最初に言われたのは、
「当該車両が、排ガス規制や販売権などの一般項目以外の部分で輸入許可が下りる物なのか税関に問合せていただけないだろうか?」だった。
「やっぱりロシア製を警戒しているなー」と言う感じ、しかし一理あるなーと思い、まずは税関に聞いてみることにした。
Posted at 2007/02/19 23:43:22 | |
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ニーバ個人輸入記 | クルマ