デッドニング

オールインワンのキット。手袋や内張り剥がしツールなども入っていて便利だ。先ずはドアのビニールシートを剥がしてブチルを取り除く。ヘラについたブチルで残りのブチルを叩くと、残りのブチルはヘラに移り、どんどんドアから剥がれて行く。最後にクリーナーで軽く清掃、思ったより簡単にブチル除去が完了。

まず最初は、アウターパネル裏面に貼り付けるヒートレジスタンス制振シートと、その上から貼り付ける吸音シートを、数種類の長方形に裁断。ドアパネルの形状に応じて大中小のサイズを貼って行く。ヒートレジスタンス制振シートは500x550mmが1枚しか入っていないが、実際に貼ってみると必要充分な量と思われた。外からドアパネルを叩くと既に効果が確認出来た。インパクトビームには専用の制振シートが用意されているので、これを貼り付け。スピーカー裏側に吸音スポンジをインパクトビーム上下に切断し貼り付け、準備完了。

続いてインナーパネル用制振シートを、ドアパネルから写した型紙通りに切り取り、いよいよドアパネルの穴を塞ぐ。アルミホイルやコルゲートチューブで稼動部を保護し、ドアパネルの中にグリススプレーを噴射。

制振シートを付属のヘラで圧着し、インナーバッフルとスピーカーを装着。チェックCDをSDカードから再生し、低音によるドアのビビリを確認し、ポイント制振板でチューニング。この後、ドアパネル上部の内張りと干渉する場所に防音テープを貼り、スピーカー用防音テープでコーンの外側を一巻き。

インナーパネル制振シートの余りを、ドアパネル内側に貼り付け。これだけの量でも結構重くなる。

折角なので、ドアトリムを戻す前に吸音材を追加購入し、出来る限りの音質向上に向け最後の仕上げ。

付属の両面テープで内張り裏面に接着し準備完了。

内張りを戻してツイーターを両面テープで圧着。脱脂をすれば充分な接着力だ。アルミ仕上げのツイーターも、予定どおりインテリアの質感向上に貢献した。音の完成度は素晴らしく満足。しばし音に酔いしれた。それなりに手軽に自分でデッドニングが出来た。これからセンターユニットで、スピーカーのバランスや音場調整をするのが楽しみだ。