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ステップワゴンのマイナーチェンジ後の試乗車を運転した感想 - ステップワゴンスパーダ
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sabo3
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ホンダ / ステップワゴンスパーダ
スパーダ ホンダセンシング_4WD(CVT_1.5) (2017年) -
- レビュー日:2017年11月10日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 4
- 満足している点
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ステップワゴンスパーダ(ガソリン、4WD)に試乗した感想。フリードスパイク(ガソリン、FF)と比べてみる(当然クラスは違うが)。
マイナーチェンジ前にも試乗しているし、ガソリン4WDなので「中身」は全く変わっていないハズだが、今回はHondaSENSINGと山道のハンドリングについて判ったことを少しだけ。やはり試乗は絶対2回以上は必要である。
まずはHondaSENSING。ACCは、ステアリングのボタンを押してアクセルを離すと一呼吸おいて作動する。その間わずかに速度が落ちるが、勾配がなければほとんど気にならないレベル。ボタンで設定速度を10km上げると、結構アクセルを踏んでる感じで普段自分がやるより強めに加速する。前車がいるときの減速も不安感はないが、一般道のちょっとしたカーブでは、前車に結構近づくので少し焦る。まあ高速道路の曲率ではおそらくそういうことはあまりないのだろう。
上り坂では反応がやや遅く思ったより速度が落ちてから再度加速する感じ。逆に下り坂では全く制御がないのでフツーに重力で加速する。この点はシステムとしてはちょっと納得いかない。ただ初めはそもそも必要性が疑問だったACCも、やっぱりあればラクかもしれない。となると全車速対応の方が当然いいが、ガソリン車はマイナーチェンジ後も30km以下で解除される。
LKAS(車線維持支援と路外逸脱抑制機能の違いがよく解らないが)は、反応するのを感じたときは確かに「すごい」と思ったが、現状ではあまり頼る気にはなれない。となるといちいち警告されるのもちょっとウザいかもしれない。現実的にどのくらい意味があるかは、しばらく使ってみないとなんとも言えないところだろう。
標識認識機能は、地味だが相当有効だと思う。規制解除標識に対応していないが、設置間隔の基準なども考慮していると思われ、実際はそれほど支障は感じない。あまり注目されていないようだが、密かに競合他車より優れている点だと思う。 - 不満な点
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次に山道のハンドリング。スパイクと比べると、荷重移動でリヤタイヤの感覚がきちんと伝わってくる(それがフツーだとは思うが、ネットによるとミニバンとしてはいい方らしい)。フロントタイヤも特に反応が遅いということはなく、クルマ全体の挙動として自然に自分の感覚どおり曲がってくれる。電動パワステも、街中と高速道路では軽すぎると感じていたがコーナーではそれなりに手応えがありタイヤの感覚を掴むことはできる(スパイクとの比較でそう感じるだけかもしれないが)。
加速については、アクセルを踏み込むとやはりターボのおかげかトルク感がある。アクセルの反応も思った以上に鋭く、ミニバンとしてみれば想像以上だろう。
ダウンサイジングターボは、パワーを基準に従来のエンジンと比較した場合、ハイブリッドより燃費では不利だが、室内空間、重さ、価格、税金で有利だ。個人的には燃費=支出であり、「モーターで走る感覚が新鮮」「環境にやさしい」という価値は不要なので、現状ハイブリッドは対象外。メンテナンス費用の比較も問題だが、情報が少ないので今後の課題である(それほど差がないのかもしれない)。
もう一つ、今回密かに「いいかも」と感じたのは、実は「わくわくゲート」である。これだけでいろいろ言われるほどユニークなものだが、少なくとも「便利さ」は絶対的である。ただやはり実際の場面で使ってみないとその便利さは判らないだろう。
と、運転支援技術と走りだけで言えば、悪いところはまず見当たらないということになるが、超不人気なのには当然それなりの理由があるだろう。そしてその最大の原因と言われたのが、マイナーチェンジのもうひとつの目玉である外見のデザインだ。
実物を見てふと気づいたが、マイナーチェンジ前のフロントのデザインは、丸みを帯びた感じと、横から見た時の切れ長のヘッドライトが、どこか「エリシオン」に似ている(エリシオンは高級車だからオーナーからは怒られるかもしれない)。
そういえばエリシオンも、デザインについてはRPと同じようなことが言われ続け、マイナーチェンジで「いかにも」な大型グリルの「プレステージ」が追加された。
プレステージが3.5リッターV6という圧倒的なエンジンを搭載したことも、RPが単にハイブリッドというだけでなくパワーでライバルに相当の差を付けてきたことと重なる。
エリシオンはプレステージだけでなくノーマルも、先代である「ラグレイト」同様、乗り心地と走りの評価は高い(その代わり燃費が悪い、ミッションが壊れるとしても有名だが)。ただ当時はその地位を確たるものにできなかったというか、やはりただただ人気がなかった。
そういえば、RGステップワゴンも同じだ。ノーマルは当時から、そして未だにブサイク車として名高い。そしてやはりマイナーチェンジでスパーダが登場することになる。10年後の今、見れば見るほどデザインが素晴らしいと感じる。塊感、低床低重心低全高、走りは高評価。もし今買うのなら、RPよりもむしろRGの方が興味がある(当時はミニバンに興味がなかったので見てもいなかったが)。 - 総評
- よくよく過去を振り返れば、このパターンこそがいつもの、本来の姿なのかもしれない。だとすると、順番的にRPはその担当であり、これが正解なのだろう。そう考えれば、開発陣の姿勢は感じ取ることができる。諸先輩車同様、10年後クルマとしては評価されると思う。そして市場の言うことは、10年前と変わっていない。市場とはそういうものだ。そんな中、クルマとしての「中身」を一定以上犠牲にせず常に新しい何かを提供してきた「ステップワゴン」という商品を、クルマ好きの人間はちゃんと評価しているということを、せめてこういうクルマが完全になくなる前にきちんと言っておきたい。
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