【番外編】V36 CUSCO 前後スタビ&補強パーツ取り付け
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
…最近めっきり【番外編】が増えたような(笑)
自分の車には大改造ネタがなくなってきたからなのが正直なところです、うーむ。
さてさて、今回はRSS時代からのお友達、元V35乗りのなかちゃんのV36 370GTにCUSCO製スタビ前後とパワーブレース(補剛材)前後を取り付けましたよ。
まずはいつものごとく車両のジャッキアップ、フロントだけ持ち上げます。
ウマで固定して、エンジンアンダーカバーを取り外します。
簡単なんだけど、いつものようにねじが多い…
2
いつものように、上下2分割写真で紹介
写真上:
カバーをはずして下から見上げた写真です。
赤矢印が純正のフロントスタビです。
SP仕様なので純正でも結構太いですね
写真下:
スタビの端部をアップした写真です。
取り外しは赤丸の部分
・スタビブッシュ固定部(ナット2か所/片側)
・スタビコンロッド取り付け部(ナット1か所/片側)
を取り外すだけです。
エアインパクトを使いましたで、あっさりと作業ができました
3
写真上:
取り外した純正スタビと、今回取り付けるCUSCOのスタビを比較したところです。
実は、今回の心配事がひとつありました。
CUSCOのサイトを見てもらえるとわかるのですが、スカイラインセダン(V36/KV36)で検索してもフロントスタビの適用はありません。
CKV36(スカイラインクーペ)ならあるんです。
ちなみに、リアはセダン/クーペ共通で同じ分が設定されています。
…どうやらスタビの全長がセダン/クーペでほんのちょっと違うらしい。
クーペの方が長いのです。
ということで長さを比較してみたのです。
写真右側の端っこの位置を合わせて、左端の位置を比較しました。
写真下:
左端をアップで見たのがこれ。
あ!確かに位置が違う。
青いCKV36スカイラインクーペ用といわれるCUSCOスタビの方が長い。
大体20mmぐらいか、確かに違います。
でもまあ、これぐらいはスタビコンロッドの可動範疇内にある(実際には片側で10mmの差ですから)と判断、そのまま付けることにしました。
…まあ、付けないわけにはいきませんしね(笑)
4
写真上:
CUSCOのスタビにブッシュをつけます。
これ、スタビに同梱されているのです。これは珍しい。
普通は”ディーラーで購入ください”となります、グレードによってスタビ径が違うので、CKV36を購入しても純正を使いまわせない場合があるのです、おそらくCKV36TypeS/SPならそのまま付きそう。
とにかくCUSCOはこういうところ、好感が持てます♪
写真下:
ということであっさりとフロントスタビ交換しました!
エンジンカバー脱着が面倒なぐらいで、とっても簡単。
あれ?後ろの左右にある赤丸は??
5
これは、同じくCUSCOの補剛材、パワーブレース(だったか)です。
エンジンメンバ/コンプレッションロッドブッシュ固定部のメンバ(純正部品。右の銀色の部品です、アルミ製ですね)のサービスホールとボディ端のサービスホールを活用して補剛バー(青い部品)を取り付けるわけです。
これがメンバーの動きを抑えるのか、逆にボディのヨレを踏ん張らせるのか、どうも不明なのですが…
メンバーの入力からすれば車両前後方向に近い角度に動く向きとこのロッドの向きはかなりずれていますし…うーん。
正直これの効果は??です。
単品で取り付けて比較してもらえばよかったのですが。
しかし、通常の停車状態でもフロントタイヤの後ろの隙間からちらっと見えるブルーアルマイトの部品はカッコいいです。
6
さて、今度はリアです。
同じく、リア側をジャッキアップしウマで固定します。
写真上:
リアの場合はいきなりスタビをはずせません。
①まず、スタビの取り付けボルトナット(ブッシュ取り付け:片側2か所のボルト+コンロッド結合部:片側1か所のナット)をはずし、ブッシュ固定のブラケット片側1か所ずつのみボルトを軽く付けて落下防止させた状態にしておきます
②マフラー(!)をはずします
はずすといっても完全に取り去るのではなく、多少下げるというのが正解です。
左右振り分けられたマフラーの分離部から後ろについているブッシュ(全部で6か所)の車体側取り付けブラケットのねじをすべて取り去ると、マフラーがだらんと下がります。
安全のために別のウマでマフラー太鼓部を下から支えておきます
③①で仮止めしていたボルトを外し、知恵の輪状にサイド方向にスタビを抜けばOK
なぜこんなことをしなければならないかは後で写真説明します。
写真下:
フロント同じく、純正/CUSCO品の比較。
こちらはちゃんと全長がそろっています。問題なし!
リア側にもちゃんとブッシュが付属しています、CUSCO素晴らしい。
7
ということで、スタビ装着しました。
ジグザグ形状のロッドがスタビです。
もうひとつ、横一文字に近い青パーツはリアの補剛ブレースです。
これはリアサスのロアリンクフロントの車体側取り付け点左右をつなぐ部品で、これは確かに車両横方向の入力に対する補剛として役に立つことは理解できます。
この2つのパーツともマフラーを下げた状態で取り付けないといけません。
ここで注意。
マフラーを後で戻すとき、各ブッシュのブラケット取り付けナットを締める際にはあまり過大なトルクで締めないように。
部位によってはかなり柔らかい材質のスタッドボルト(溶接ボルト)が使われており、意外とあっさり折れる可能性があるからです。
…実際おっちゃいました、なかちゃんごめん。
あせらず騒がず、折れて残った溶接ボルトをドリルでもみだし、新たに別ボルトナットで締めることで解決しましたが…
注意しましょう。
8
もう少しアップで見せましょう
写真上:
御覧の通り、2つのパーツとも、デフ/プロペラシャフトより下、マフラーより上の位置を抜けています。
マフラーが普通に取り付けられていると、どうやっても抜けません。
(抜けるかもしれませんが、傷だらけになるでしょう多分)
V35もほぼ同じ感じですね
写真下:
ここでもう一つ注意。
この補剛ブレース、赤矢印のリンク(ロアリンクフロント)の車体側取り付け部のナットと共締めするように固定するのですが…
この部分はアライメント調整で使う部分なのです。
キャンバー調整を主に担当するのですが、何もせずにナットを緩めると調整が狂ってしまいます。
車体側と偏芯ワッシャ(車両前後両方とも)の合いをマーキングして、組み付けるときにずれないようにしましょう。
…分からない人は、作業しない方がいいかも
ということで、途中ハプニングがありましたが、3時間弱で取り付け完了。
なかちゃんいわく、ロールが減ってよりアクセルにリニアに車体の動きが反応するようになった!とのことです。
良かったよかった。
さあ、自分でやろうぜ!
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