
色々と思うところもありーの、おすすめされたのもありーので、カーズを観に行ってみたまっぴです。
どうもどうも。
いやぁ…、映画って本当に良いものですね(CV:水野晴男)
あ、先に断っておきますが、ネタバレを大いに含みます。
なので、観たいなって思ってる人は、回れ右です。
私は親切(?)なのでカーズのHPのリンクを貼っておきます。
そっちへ行って下さい。
http://www.disney.co.jp/movie/cars-crossroad.html
あ、それと、久々にぐだぐだ書いてます。めっちゃ長いです。
時間に余裕のある時に、PCから観ることを推奨します。
書きましたよ、ちゃんと書きましたからね?
さて、ここまで親切な対応をしたのにもかかわらずネタバレを含む感想を見たい人は、下へ。
もちろん、一度観た人の素直な意見も聞きたいところはあります。
事の発端は…。と言うか、映画観に行くきっかけになったのは、いつもお世話になってる足回りのスペシャリスト…、いや、マイスターのうえしまさんのブログを読みに行った事で…。
「オヤジのワカモノ離れ」を読んだ後…、素直に、自分の気持ちをちょっと述べてみたら…。
と…なり、たまたま仕事も軽く、仕事帰りにちょっと寄り道したら、観れる所に映画館があり、しかも、レイトショーやってるやん。よし、いこう。と…w
こういうのは、進められたら、すぐ行く、すぐやる。をしないと、だいたい、うだうだになって行かない。ってなってしまうしね。
…さぁ、ここまで、経緯を書きましたよ。
ネタバレ避けるのに、ここまで引っ張ったんですよ???
もう、ここからは、容赦なく行きますよ!?
カーズクロスロード。
まず、私、カーズの1,2を観てないです。
あぁー、それがまず大きな失敗。
しかしです。
事前に昼休みに、ざっとあらすじだけ読んで、概ねの話は理解。
ライトニングマックイーンって言う赤いマシンが、主人公で、ラジエータースプリングスって街の仲間と共にレースで戦っていく。って事ね、ほーん、完全に理解した。(全然分かっていない)
肝は、マックイーンに走りを教えたり、レースのチーフをやってくれた故ドックハドソンね。わかる。
走りにおける師匠ってのは、ほんと何年経っても大事なものですわ。。。
まずは、作品のあらすじを…。
カーズ1の時は、新進気鋭のレースカーマックイーンだったけど、3(クロスロード)では、もうベテランレースカーになってて、新しいレースカー達が徐々に結果を出し始めてる。
それに伴って、ベテランレースカーが、引退を表明したり、来季の契約を結べなかったりで…。
マックイーンも、ベテランの中の一台で、シーズンの最終戦、ストームとやり合うも、バーストからのクラッシュで、レースリタイヤと言う結果に終わる。
修理を終えたマックイーンは、ラジエータースプリングスで、来季をどうするか悶々としてる。
でも、サリー達の説得により、チームに戻って、レースをすることを決意。
この時も、ドッグの映像を見てて、引退の時期は、自分で決めたいんだ。って言うのが、印象的だったな…。
チームオーナーのラスティとダスティに連絡をとると、新しいトレーニング施設を用意したから、すぐこい!ってなって…。
行ってみると、そこは、最新設備の揃ったトレーニング施設で、ラスティとダスティは、スターリングにチームを売却してまでも、マックイーンに最新の環境を与える事にしたと言うのを知る。
感謝しつつも、そこで待ってたのは、デジタルなトレーニングと、クルーズというトレーナーだった。
退屈なトレーニングが続き、シミュレーターも使えない日々が続いたマックイーンは、ある時、勝手にシミュレーターを使い、壊してしまう。
開幕戦まで時間の無くなった状態で、仕上がらないマックイーンをみたスターリングは、引退を示唆。
マックイーンは、それを拒み、初戦で勝つことを約束として、レースに出させて貰う。
いつものように外でトレーニングするマックイーンに、付いてくるトレーナークルーズ。
クルーズは、機械でのトレーニングしか知らず、マックイーンのトレーニングに付き合うも、何かをうまくいかない。
そんな中、実戦を少しでもこなしたいマックイーンは、草レースに参加することにする。
…トレーナーのクルーズと共に。
しかしそのレースは、速さを競うより、最後まで走り抜いたものが勝ち。と言うデスマッチで、色々あって、クルーズが勝ってしまうし、変装して参加してたマックイーンは正体がばれてしまう。
その事や、トレーニングがうまくいかない事をクルーズに八つ当たりするマックイーン。
でも、そこも色々あって、クルーズと共に、ドックのいた街を訪れ、何かのヒントを掴もうとする。
そこには、ドックと一緒にレースをやってきた歴戦のレースカー達や、レースチーフのスモーキーがいて、マックイーンに、これからの走り方のコツと、ドックが、マックイーンを見つけた時、どんな気持ちだったかの説明がある。
走り込みや、走り方、パワーやスピードで勝てない時の走り方などなど…。
マックイーンはドックも同じように、若い、新しいレースカー達と戦ってきた経緯を知る。
そんなトレーニングが続く中の仕上げのクルーズに対してハンデキャップレースで一度前に出るも、また抜き返されて最後のトレーニングを終えるマックイーン。
イマイチ気持ちとして仕上がらないまま、初戦のサーキットへ。
そこで待ち受けるのは、昨シーズン、やられているストームや、新しいマシン達。
マックイーンは、予選を走れなかった為、最後尾からのスタート。
徐々に順位を上げていくが、クラッシュが起こり、その間のタイヤ交換ピットインで、トレーナーのクルーズを走らせることに。
クルーズも、元々レースカー志望だったが、初戦でびびってレースを辞めてしまった。
そんな経緯を知ったマックイーンは、もう一度チャンスを与えたのであった。
マックイーンは、レースチーフとして、クルーズに的確に指示を与え続け、あと10周も無い時に、ついにトップ3まで追い上げる。
そこで、ストームが、ペースを落とし、並んで、言葉巧みにプレッシャーを掛けてくる。
怯んでしまうクルーズだったが、マックイーンの励ましでやる気を取り戻し、最終ラップ、ストームにテールトゥノーズとなり、最終コーナーを、アウトから立ち上がったクルーズに、インから体当たりで壁へ押しつけて行くストーム。
最後の最後、ドックと同じように、ストームを交わし、開幕戦優勝。
スターリングは、その経緯を褒めるが…。
マックイーンには、引退して、チームに残るように説得…。
しかし、ライバルチーム、ダイナコのオーナーに、クルーズ共々引き抜かれて、マックイーンは、チーフ兼トレーナー、クルーズはレースカーとして新しくレースを始める。
って、まぁ、ざっくり、こんな感じ。
色々とはしょってるけど、2時間映画だから、そりゃ内容はもっと濃いよ。
ともかくね、マックイーンに感情移入してしまってどうしようもない。
理由は、2つ。
一つ目に、旧式のレースカーは、新型のレースカーと走って勝てない。って所。
そう、めっちゃ当たり前の事なんだ。
新しいものは、いい。クルマなんだから。極当たり前の事。
でもね、ポンコツのヴィヴィオを相棒として、各地のミニサーキット走ったり、ジムカーナに参加してた私には、これがほんと刺さった。
実際に、新規格NAの方がタイムがいい。ってのは、何度も経験してる。
新しいものがいいのは、本当に分かってる。
でも、認めたくない自分がいる。
マックイーンは、まさにそれで、ストームが出てきて負けてから、何度も何度も負けて、最後はクラッシュをしてしまう。
もうね、思い出すだけでも、胸が苦しくなるし、泣けてくる。
開始15分もしない内に涙腺死んだ。
共感しすぎる所から始まるクロスロードは、そりゃもうたまらない。
もう一つは、過去の栄光を持つものが自身の未来の方向性に悩むところ。
最終戦のクラッシュの後、修理を終わらせ、自分の進退を考えるマックイーン。
仲間の励ましも、チームオーナーの根回しもあって、レースの世界に復帰するも…。
違いを痛感する。
従来のやり方と、新しい未知のやり方。
従来のやり方に拘るマックイーンは、やっぱり、次世代のレースカーにはなれない。
いくら最新のエアロやコーティングであっても、旧式。
その現実からの焦り。
そこで、新しいチームオーナー、スターリングから、レースから引退して、そのネームバリューで宣伝をしてほしい。と言われる。
「マックイーン」の商品価値に目を付けるスターリングと、まだ現役で走りたいマックイーン。
おいおい…、なんだよ、この「リアル」は…。
自分で引退を決めたい。このセリフが、重くのしかかってくる。
そこから、あらすじ通り、1戦だけレースに出して貰えることになり、レースカー志望だったトレーナー、クルーズと各地を回りトレーニングを重ねていく中で、かつての師匠、ドッグが、自分にしてくれたことを考えるようになる。
…レースの世界に身を置きながら、新しいレースカーを育成する。かつでドックは、自分にしてくれたように…。
スモーキーは、そういう道もあって、ドックは幸せそうだったよ。としか言わない。
しかも、トレーニングには、きっちり付き合ってくれて、マックイーンを最後まで速く走らせようとする。
このスモーキーのポジションもなかなか胸に刺さる。
そして、最終戦。
マックイーンは、ファンから応援を受ける。
小さい子供の車にも人気だった。
でも、レース終了後、「まっくいーーいん!」って声を上げてた子供が、「くるーず!!」って言うんだよ。
あれも、また、ね。 うっ…。ってなる。
私自身、ヴィヴィオを乗り継ぎかれこれ、10年。
街乗りから、ドレスアップイベント、山坂のドライブ、ミニサーキットのタイムアタック、そしてジムカーナ。
色んな形でヴィヴィオと一緒に経験を積ませて貰った。
その中の経験は、いつか、若いヴィヴィオ乗りへ伝えて行く時が近いんじゃないか…。と思ってた。
でも、まだそうじゃない。まだ、走れる。現役のドライバーなんだ。って気兼ねもある。
その葛藤が、見事にこのクロスロードで描かれてる。
心理描写を文字に起こすと嘘になりそうな事も多々あるが、映像表現で描写することで、それは、CGアニメでありながら、「リアルさ」を帯びる。
クルマで真剣に遊び、走り込んできた人ほど心に刺さる映画、カーズクロスロード。
オススメしたい。って気持ちと、これを観てしまったら、何か先のことが固まってしまいそうで、怖いな…って気持ちでオススメ出来ない気持ちとの葛藤はある。
何か、どうしたらいいものか…。って迷ってる時にみると、自分の過去を見直し、そして、先にどういう道があるのかと言う「ヒント」をつかめるような…気もする。
そして、今から5年後、10年後に見直した時、また違った気持ちで観れるような気がする映画だった。
…思い出すだけでも、結構ぐっと来る。でも、すぐにもう一回観たいか?って言われると、辛くて観れない。
なんともこう、不思議な気持ち。
アニメに、夢も希望も無いとか、久々だよ!まどマギ以来だよ!!って感じ←
てなわけで、オススメできるような出来ないようなカーズクロスロードのあらすじと感想でした。