
いや、別に誰に頼まれたわけでもないですし、マツダからお金貰ってるワケでもないですし、むしろ、自腹で、レンタカー借りて乗ったので、感想でもまとめてみようと思ったまっぴです。
こんにちは。
GW、ちょっと用事で荷物をたくさん運ばないとならなくなったので、レンタカーを借りました。
コンパクトクラスなら、なんでもいいや。と思ってたのですが、ラッキーな事に、デミオですよ。
これはラッキー。
いやぁ、デミオは、色々と思い入れのある車で…。
2台目のヴィヴィオの時も、3台目のヴィヴィオの時も、乗り換え候補にはあがってたんですよね。
しかも、画像の通り(画像は、マツダのHPから)現行のデミオです。
これがですね…。
ガソリン車(1.3L)の6AT車、しかも、マニュアルモード付き。
グレードは、13Cと言う基本グレードにナビを付けたぐらいのものみたいです。
ステアリング廻りもすっきり。
あれこれスイッチも付いてないので、ポンコツおじさんの私でも、すんなり馴染めます()
そして、これ。
ATっぽくない雰囲気のシフトノブで、マニュアルモードの操作をする時も、すごく自然で良い感じ。
ヴィヴィオは、奥へ押してシフトアップなのに、デミオは、初めから手前へ引いてシフトアップ。
あと、これは賢いのかどうか賛否両論あるでしょうけど、一定回転数まで回してもシフトアップせず、レブに当たります。なんだこのマニュアルモード。
これは、オルガン式のアクセルペダル。
これが良い感じで、高速走ったりで、アクセル一定で長い時間固定になる時、疲れにくいです。
あと、ペダルのレイアウトがいいのか、ブレーキへの踏み直しが、すごくスムーズ。
ドライビングポジションで言えば…。
シートの調整機能が充実してて、(座面の上下が出来る)純正にしては、ホールド性もなかなか良いし、クッション性も結構高い。さくっと120kmぐらいドライブしてみましたが、ポジションの気持ち悪さは、あまりありませんでした。
私はどれに乗っても、シートめっちゃ前になるんですけど(足も短かけりゃ、腕も短い)もう少しステアリングが手前に来てくれたら、十分だったなー。と言う感想。
実際の走りですが…。
名古屋市内、高速、田舎の街中、田舎の山道と色々走ってみました。
まず、エンジンのトルク感、特に低回転域がとてもいい。
発進時、すっとアクセルを踏めば、流れにスムーズに乗れます。
マニュアルモードを中心に遊んでいたので、スイスイ加速して、どんどんシフトアップ出来る。
操作してて、楽しいと感じられるエンジンとミッションの組み合わせと感じました。
あとは、意外とレブ6500rpmまで素直に回る事です。
レンタカーなので、高回転を多用する人は乗らないと思いますが、それでも、すっと回ってしまう。
最大パワーが6000rpm、レブ6500rpmなので、回して行ってもかなり楽しいです。
混雑の多い、市内をスイスイと加速して走らせ、意のままにレーンを変えられる。
そのトルクの良さは、市街地や高速でも発揮し、高速で、追い越しを掛ける時、すっと踏み込めば、ラグも少なく、前に出られる気持ちよさ。あとは、山坂の上りで、回転が落ちてきた時、ギアを1段落として踏めば、すいっと加速していく。
ATのギアレシオに関して言えば…。
正直、6速であるメリットが少ないように感じました。
高速の巡航で6速を使うぐらいで、実際、5速と6速のギアレシオが、常用域(2000-3000rpm)では、少ししか回転数が下がらず、大体5速まであれば、なんの不満もなく走らせる事が出来てしまいます。
それでも、多段化は、ロマンですよ(笑)
走らせると、1-3速までは、割と近めで小気味良く加速。
4-6速は、巡航用。
4速は、丁度良いギア比で、街乗りでは多用します。
変速ショックは、かなり少なめ。発進時は、1速のギア比の軽さが相まって、少しドンッと感じますが、首ががくん。となるほどではありません。
エンジンも実用エンジンの割に、ちゃんと回る。ミッションは、多段化されていて楽しい。
しかし、デミオの本当の面白さは、フットワークにあると思いました。
コンパクトカーで、お買い物カーなイメージのデミオなのに、妙にしっかりしてる。
交差点を一つ曲がる。高速でレーンチェンジをする。山坂をスムーズに走る。
これだけで、楽しい。
ステアリング操作に対して、すーっとノーズが入る事と、リアのロールの納まりが、とてもスムーズ。
しっかり感が強化品のダンパーみたいです。
減衰がしっかり効いてて、バネが弱めのセッティング。
なので、低速域での脚の動きは、少し固い感じです。
とは言っても、乗ってて苦痛なレベルではないです。メーカーが初期のセッティングとして組んでくる割に、えらくしっかりしてて、なんだこれ、面白いぞ。。。と、ドライバーをワクワクさせてくれます。
姿勢を作りやすいのに、いつまでも振り子のようにゆらゆらしてない。
減衰の伸び方向がしっかりしてて、すっと姿勢が納まる。
これが、とても気持ちよく、ぐいぐい曲げて走らせられる。
かといって、リアのスタビリティが低いワケではない。
手荒くステアを切ったり、強めのブレーキからぐいっと曲げる操作をしても、破綻しそうな危険な挙動はでない。
もちろん、DSC&TCSの効果もあるでしょうが、それらが作動する所へ持って行くのは、大変です。
程よいパワー&幅広いトルクバンドに、マニュアルモード付き6AT。
そこに、踏ん張りもいい足回り。
走りの基本性能をきちんと満たしてくるのがマツダの言う「人馬一体の喜び」なんだろうな。と感じれる良い機会でした。
もちろん、これだけ褒めても、正直、デミオどうなん?それ。と思う不満点もいくつかあります。
まず、ドアミラーの見える範囲の狭さ。特に上下。
左右の視界の広さは、苦にならないレベルの物でしたが…。
車庫入れする時に、後ろは見えても、後ろの低い部分が全く見えず、助手席のドアミラーは、車庫入れの度に角度を下げました。
あと、ドア開けてバック駐車ですね。
あとは、純正ナビの操作性の悪さ。
取説も読まずに操作しようとする私にも問題はあると思いますが、ぱっと見で操作出来る物ではなかったですね。
ちょっと癖があるというか、操作するために、どこをタッチして良いか分かりにくい。
慣れれば、特に問題はなさそうですが。
それでも、外装デザインのシャープさは、他のコンパクトに比べて高いレベルにあると思います。
まずこの見た目に惚れて、デミオいいな。と思った個人的贔屓もありますが…。
あと、惜しいのは、13C、13Sの純正メーターのタコメーターが、デジタルメーターで少し見にくい事。
メーカーHPを見てると、13Sツーリングからは、センターがタコメーターになるみたいですね。
これが全車標準装備だったら、嬉しいな。と言うぐらいです。
…普通にお買い物カーとして使う人なら、センターがスピードメーターの方が、使い勝手はいいと思いますけどね(笑)
13Cと言う一番安いグレードが140万で買えるとか、コストパフォーマンス高いなぁ。と思いました。
…いやぁ、ほんとコレ欲しいなぁ(笑)
こういう車だと、ほんと何もせず、このままだらだら乗れそうでw