久しぶりの備忘録です。
悩みどころはコロナ禍明けたら、海外勤務の可能性が出ていて、ヴァンキッシュを欲しい方に譲るか
保管して置いておくのか、悩みどころです。
さて、
新車発売から、10年近く経過したアストンマーティンを購入して、10年間保有したいと考えた場合。
どの様な部品を交換しなければならないのか、不安かと思います。
今回のblogは、会社の経費で購入している方や請求を幾らされても気にならない富裕層の方には合わない内容ですので、skip下さい。
アストンマーティン好きな方の為に共有しています。
さて、今年が2022年ですから、2012年式以前の登録年のアストンマーティンを購入したオーナーに当てはめて頂ければと思います。
実際に交換した部品を備忘録としつつ、公開したいと思います。
2年ぶりの更新です。
まずは10年以上、ヴァンキッシュ オーナーをしている中で、これは厳しいという故障で交換したのは、道路上にて信号待ちのニュートラルからミッション入らずのASMポンプと2021年にラジエターはアルミ製ですがサブタンクが樹脂製で劣化して漏れてしまい、高速道路上にて路肩に停めなければならなくなりました。
全てアルミ製のラジエターに交換しました。
あとは事前で故障する前の整備となります。外装部品は除きます。
■購入時、15000km
油脂関連 フィルター関係は交換して、当時のディラーでAMDSテスターをかけて確認しました。
汎用テスターでエラーを消去していたのが判り、直ぐにダイレクトイグニションコイルを二本交換。
購入時はAMDS専用テスターにかけて、ログを印刷してもらうと良いかと思います。
AMDSというアストンマーティン 専用テスターは
基本的にはディラーが保有。
ディラー契約終了も販売車両対応があるという事で返却は不要の様です。
ディラー以外では、足立区の元ディラーと多摩のアストン整備するショップと港区のショップとなります。
足立区に個人で営んでます整備ショップ←追加
いずれも、整備をWEBで紹介しています。
その後、2年間は無故障、油脂、フィルターのみ交換です。
あまり、お金がかかりませんでした。
客観的に感じるのは、新車から、10年経過すると足回りのブッシュは破れていたりと大体機能を果たしていません。
※ブログに状態は掲載しています。みん友にならないと閲覧は出来ません。
ショックアブソーバーも10年間経過していると、性能は劣化しています。
交換が望ましいです。
中古車で距離走っていない場合も同じで基本交換です。
私はSタイプのダンパーとサスペンションダンパーに交換しましたが足回り全てでパーツ費用3桁は行きます。
最近、判ったのはビルシュタインにOHサービスでリフレッシュに出すとシャフト研磨、リング交換、オイル注入、ブッシュ交換をして頂ける様です。
新品購入より、安価に上がります。保証付きです。
ヴァンキッシュはアストンマーティンの中でも、エンジン熱が高く、エンジンルーム内は火あぶりの刑で、大体 部品が加速的に寿命を迎えます。
夏場には115度がスロットルボディあたりの温度になります。
17年でスロットルボディは分解しましたが、電子部品が劣化、モータも油切れの様です。
寿命です。
点火タイミングエラーは新品と古いダイレクトイグニションコイルの混在ではV12エンジンにはよくありません。
結局 バランス崩れて、コイルの絶縁不良が次から次に不具合が発生して、全12本を後に交換する事になります。
知識がその時にあれば、最低個数交換をショップに勧められたとしても、全て交換すれば良かったと思います。
皆様もダイレクトイグニションコイルは不具合のみ交換一本駄目であれば、全て交換した方が良いです。
勿論、プラグも交換です。
私は 結構、ヴァンキッシュを通勤で使ったり普通に走ります。
アストンマーティンのV12 は2万5千km位で交換部品が加速度的に増えるというのが、私の実感。
2万5千キロ位から、気になるところが見えてきて、これは本調子にならないと感じ、事前で部品交換をしました。
足回りは2万5千キロ位からブッシュは死んでしまいます。
車高も購入事から、下がってきていますからショックアブソーバーやスプリング含めて、足回りは全て交換しました。
クラッチ関係はよく持って、3万5千キロです。
私は、昨年に全て新たにしました。
ヴァンキッシュのクラッチはAP社製ですが、価格に驚きます。
ヴァンキッシュの場合はエンジンルーム内の樹脂関係やホース、センサーは3万キロ走行していたら、熱による劣化でクーラント漏れやエアー漏れ、接触不良などで
故障で路上にて動かないまではいきませんが、不具合症状が少し少し出始めます。
高温にされされる時間軸が合わさるので、劣化し故障が間違い無しです。
コンピュータ関係は、
17年過ぎた位から、BCM基盤故障で交換。
18年目にエンジンECUが故障と思われる状況です。
ヴァンキッシュはフォードベースを基盤回路を変更したECUです。
これは、アストンに限らずで、2010年頃までの車両は85度対応の電子部品を多用していますから、経年劣化は致し方無いですが。
アストンマーティンは残念ながら、DB11まではプラットフォームを変えていませんから、リスクがありそうです。
ロータスエスプリは30年間でもコンピュータ壊れない様です。
流石、ロータスチョイスのGM開発のECUです。
ミッドシップでエンジンルーム側にECUを設置するので、耐久性の高い105度対応の電子部品をチョイスしていると思います。
それか、特性に余裕がある設定しているのか。
このあたりが、アストンマーティンの設計思想が弱いところです。
フォードも耐熱性はあまり考えていないので、フォード社の電子部品は同じですから、フォードの設計思想での考えなのか、アストンマーティンの考え方なのか、深堀したいところです。
マクラーレンは機関類と制御器はきちんと考えられている電気設計がきちんとしている開発とレイアウトの様に感じます。
まぁ、10年程度で故障をあまり聞きません。
下記が私のヴァンキッシュの交換部品の一覧です。
今回、2年ぶりにアップデートしました。
■アストンマーティン ヴァンキッシュ
MY2002
整備記録 自己名義からの交換部品
エンジン関係
1. ダイレクトイグニションコイル 12本
2. サーモスタット交換
3. サーモスタットハウジング本体交換
4. 冷却水パイプ リペア
5. 水温センサー 交換
6. ラジエターホース交換
7. ヒーターホース交換
8. ヒーターポンプ交換
9. エアマスセンサー交換
10. ストットルボディ交換
11. ドライブベルト交換
12. ベルトテンショナー交換
13. オルタネーター交換
14. O2センサー 全交換
15. バキュームハーネス全交換
16. センサー CID交換
17. オイルキャップ交換
18. ラジエターサブタンクキャップ交換
19. エアーダクト全交換
20. クランクシャフトセンサー交換
21. プラグ 12本交換
22. インジェクター交換
23.エアーフローガーゼ左右交換
24.ラジエター全交換 2021年
25.ウォーターポンプ交換 2021年
足回り
1. フロントダンパー 交換
2. リヤダンパー 交換
3. フロントスプリング 交換
4. リヤスプリング 交換
5. フロントアッパーアームウィッシュボーン交換
6. フロントアンダーアームウィッシュボーン交換
7. フロントロッドエンド交換
8. ギャザーダンプ フロント交換
9. マウンティングスプリング フロント交換
10. リヤアッパーアームウィッシュボーン交換
11. リヤアンダーアームウィッシュボーン交換
12. リヤロッドエンド交換
13. ギャザーダンプ リヤ交換
14. マウンティングスプリング リヤ交換
15. ハブベアリング 全交換
16. パンプラバー 全交換
17.リヤナックルアーム交換
ミッション関係
1. クラッチディスク交換
2. クラッチカバー交換
3. ビボットベアリング交換
4. スレーブシリンダー交換
5. マグネティックセンサー交換
6. クラッチポジションセンサー交換
7. ミッションインプットシャフトセンサー交換
8. ASMポンプ交換
9. ASMリレー交換
10. アキュームレータ交換
その他
1. ボディコントロールモジュール交換
2. エンジンECU リペア PTEC A B 2020年
3. ヒューズボックス18EMC 交換 2020年
4. エンジン ECU PTEC A新品交換 2021年
消耗品 オイル関係除く
1. エアークリーナー交換
2. 燃料フィルター交換
3. ブレーキパッド 前後交換
4. ワイパー交換
5. リレー交換
6. ヒューズ交換
7. タイヤ交換
8. タイヤバルブ交換
9. バッテリー交換
10. マニフェールド ガスケット交換
これから3年間で経年劣化により、整備必要と思われる項目です。
■これから交換しなければならないと予想する部品
1. 燃料ポンプ交換
2. ミッションギアボックスECU リペア
3. 燃料温度センサー交換
4. オイルポンプ交換
5. ブレーキディスク交換
6. パワステ高圧ホース交換
クラッチは交換したばかりですが、距離をあと3万キロから4万キロを走行するとなるとクラッチ交換です。
高速ばかり、乗る方は5万キロ持っていると伺いました。
価格が更に高騰していますから、在庫で持つかを考え中です。
車検はディラーで50万円程度、一年点検は25万円程度です。交換部品があると3桁は普通にあります。年間維持費を整備費用として50万円から100万円を積立てていればいざと言う時に対応可能かと思います。
交換部品と整備費用は記載しませんので、皆さんも点検や部品交換されて、費用捻出されておられるので、想像出来るかと思います。
本当に好きでなければ、続かない内容です。
というか、少し気になる箇所があっても、そのまま乗る人が多い様です。
また、その状態で買取や下取りされる。
ショップは早く売却益を得たいので、整備は油脂類交換だけで、現状渡しにて中古車販売されますから、知らないで買うと恐ろしいものがあります。
都内の高級外車販売はほぼ右から左です。
購入時の確認と例えば、1か月でも良いので故障条件合意が基本かと思います。
今、私のヴァンキッシュは、機関類含めて完調な仕上がりとなっています。
これだけ手を入れて、部品を新しくしているヴァンキッシュはなかなか居ないと個人的に思い、ただの自己満足をしています。
私のヴァンちゃんは、走行距離が2020年10月前回の備忘録の37000kmから40000km になろうとしています。
個人的にはリセールは距離だけでなく、本来なら車の性能を引き出す整備をしているかと思いますし、距離を気にしてクルマを乗らない様なアストンオーナーにはなりたくないので、これからも走ります。
お付き合いありがとうございました。