目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
昨年の10月に12ヵ月点検へ出したところ、整備記録簿の備考欄に『左リアスタビリンクブーツ破れ』と書かれていたので、タイヤローテーションのついでに交換することにしました。
部品代込みでディーラーだと8〜10万コースなので、部品番号調べてネットで取り寄せました。
(パーツレビュー参照)
1万円でお釣りがきます。
2
早速ジャッキアップして行くのですが、そもそも『スタビライザーという部品の役割』を知らないと途中で詰んでしまいます。
『左右のサスペンション間にねじれが生じる場合に機能する』のがスタビライザーですので、片輪だけジャッキアップしてもスタビライザーが効いてしまい、スタビリンクを交換することはできません。
したがって左右同時にジャッキアップしていく必要があります。
まず左右前輪の坂下側に輪止めを掛けます。
(XFはFR車なので、この作業を怠って左右の後輪をジャッキアップすると『ギアもパーキングブレーキもかかっていない』前輪が車重によって転がり出してしまいます)
平地の場合は輪止めを4つ用意して、前輪を前後から挟み込むように掛けておきましょう。
輪止めを掛けたら左右後輪のホイールナットを少し緩めてからジャッキアップします。
『左右同時に』と書きましたが、サスペンションアームに荷重がかかっていなければスタビライザーは無負荷状態なので、両方のリアタイヤが地面から離れる程度で大丈夫です。
3
タイヤを外し終えたらスタビリンクを外していきます。
ロアアーム側のナットは簡単に外せますが、スタビライザー側のナットはゴムブッシュに覆われているのでそのままでは難しいです。
(一応スパナの入る窓は空いていますが)
右写真のようにブッシュを捲ってあげると作業がしやすいかと思います。
4
ゴムブッシュ(緑囲み)を捲ったら、ナット(青丸)にスパナを掛けて緩めていくのですが、緩み防止ナットが使われているのでそのままではボールジョイントのボルトも一緒に共回りしてしまいます。
ボルトの先端(赤丸)が六角形の断面をしているので、レンチやプライヤー等で先端を保持しつつ、ナットを緩めていきます。
(ボールジョイントのボルト先端は6mm、ナットのサイズは15mmでした)
5
スタビリンクの新旧比較。
一見ただ汚れているだけのように見えますが、裏返してみるとロアアーム側のブーツが破れているのがわかります。
このままでは車検に通らないので交換です。
6
新しいスタビリンクを組み付け、外した時と逆の手順で元に戻していくだけなのでそう難しくはありませんが、ナットの本締めはメガネレンチを使用したほうが良いと思います。
(コンビネーションレンチがあると便利)
ついでに交換したスタビリンクを含め、各所のゴムパーツにラバープロテクタントを吹いておくと良いでしょう。
交換費用は以下の通りです。
メーカー不明 リアスタビライザーリンク ¥8,980
CRC ラバープロテクタント ¥693
ショーワグローブ 組立グリップ クラスター ¥272
交換部品・消耗品小計 ¥9,945
ジャガー純正 パンタグラフジャッキ ¥0(車載工具)
Meltec ガレージジャッキ ¥7,405
Meltec リジッドラック ¥3,055
AP トルクレンチ ¥4,290
AP ウォーターポンププライヤー ¥1,210
AP コンビネーションレンチ(15mm)¥915
工具小計 16,875
合計 ¥26,820
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