2017/3/25
札幌国際スキー場で行われた試乗会でNEWモデルを試乗してきました。
覚えている範囲で、印象を書き留めておこうと思います。
興味の無い方はスルーしてください。^^;
本日の雪質は粉雪。気温は-7度。
前日にたっぷり積もった雪を圧雪した状態で柔らかい雪のため、足場が作れないような雪質。
思い切り踏むと足場が崩れる。板の返りは感じにくい状況。
これを踏まえまして、Let's go
あ、写真の撮り方が適当なのはご容赦ください^^;
1本目
「K2 IKONIC 84Ti」
3サイズが133 84 112 170cm R=16と少し幅広のオールラウンドモデル
この日はゲレンデの雪質が柔らかく、思い切り踏めない状況でしたが、センター幅84mmだけあって、足場は作りやすい印象。
その分切り替えではその幅があだとなり、ブーツの更に外側にエッジがある感覚があり、「よいしょ」という感じ。まぁ、慣れでしょうけど
幅広のグリップ力を、もう少し締まったバーンで試してみたかった。
2本目
「BLIZZARD QUATTRO 8.0TI」
3サイズ「125 80 108」 174cm R=16
長さもあってか、とても安定している板。エッジグリップは今日の雪質では計り知れないが、センター80mmなので、十分ではないかと予想。
前の板のセンター84mmから80mmになっただけなのに、切り替えもスムーズにできる。ということはこの板の素性が良いということか。
板はしなやかな印象で、ロングクルージングに最高かも。長さがあっても小回りがしやすかった。
3本目
「HEAD supershape Magnum」

3サイズ「132 72 110」 163cm R12.2
見た目強烈なくびれ。
このサイドカーブから間違いなく小回り専用マシンかと思いきや、柔らかめの雪質のせいか、思ったよりも回り込んでこない。サイドカーブに任せると中回りくらいになる感じ。
しかし、板は周りたがっているのに、柔らかい雪のためトップがグリップを逃がしているような印象。緩斜面だったのも良くないのかも。
後半、少し締まったバーンに行くと、その小回り性能の片鱗を見たような気がするが、短すぎてよくわからず。もう少し急斜面の締まったバーンで滑りたかった。
この板、よく考えたら今履いているサロモンX-kartに近いサイドカーブを持っている。
X-kartが、3サイズ122 71 106 長さが164cm R=12.1
ん?トップとテールはHEADの方が広いのに、サイドカーブはサロモンが小さいという不思議。
サイドカーブは3サイズと長さだけで決まるわけではないんですね^^;
余談でした。
4本目
「K2 Wayback 96」

3サイズ「128 96 118」 177cm R21
乗ってみたかったファット系のスキー
その幅広シルエットを生かすべく深雪へ。
今まで自分が履いていた板と比べると、かなりの浮力。しかし、期待をし過ぎたのか、想像を超えるほどではなかったという印象。
一方で整地性能もそれほど悪くないが、幅が広いので切り替えはもっさり。サイドカーブも大きいので大回りは割と快適。
試乗では乗りこなせず、もうちょっと長い時間滑ると印象がまた違うかも。
5本目
ATOMIC VANTGE X 75CTI
3サイズ「120.5 75 103.5」 163cm R=13.8
第一印象は、滑りやすいカービングスキーだなということ。
板が短いのとサイドカーブがきつめなので、基本的には小回りが快適。
大回りもできるが、小回り系オールラウンドの板。
6本目
「K2 Pinnacle 95]

3サイズ「132 95 115」 177cm R=不明
用意されていたK2のもう一つのファット系スキー
深雪性能は先ほどのK2と似たような印象。幅と長さがほぼ同じなので当然と言えば当然か。
サイドカーブは不明だけど、数値からこっちの方がきついんだろうなと予想。
整地はこっちの方が滑りやすい印象。もしかしたら慣れたのかな。
ナチュラルバーンでもグリップ力は十分。大回りカービングは快適。
7本目
「STOCKLI Stormrider88」

3サイズ「127 88 113」 177cm R=19
今回試乗した中で一番気に入った板
その印象は、とにかくエッジグリップがすごい。一度グリップするとズラすことを許さない感じ。
太めの板なので、深雪も当然OK。センターが広いので、切り替え時は普通のカービングスキーよりスムーズさはないけど、気にならないくらい。
ただ一つ難点は、超高級な板であること。とっても手が出ませーん。
8本目
「SALOMON XDR80 Ti」

3サイズ「126 80 109」 169cm R=14
好印象だった1台。大回りから小回りまで、カービングからズラしまで何でもできる感じ。この辺りはさすがサロモンといった感じ。ただ、特徴もないかな。
「1本でなんでも」というのであれば選択肢に入るかな。長さとRがちょうどよかったのかもなぁ。
9本目
「VOLKL PLATINUM SRC」

3サイズ「122 73 103」 168cm R=15.3
今回試乗した中で3番目に気に入った板。一言でいうと、オールラウンドモデル。
この板もカービングからズラしまでなんでもOK。操作性が軽いのでコブ斜面でも乗りやすい。
これまた特徴がないけど、滑りやすさが光った板。
ラスト10本目
「K2 Super Charger」

3サイズ「126 76 105」 175cm R=17
第一印象は重たい板。しかし、滑ってみるとその重量感がいい方向に働き、安定感が高い。
名前もアメ車を思わせるよう。そしてもう一つの小回り用板は「ターボチャージャー」(こっちは時間なく試乗できず)
スキーには似つかわしくないネーミングですが、自分はその名前も気に入った。
実際に滑ってみても、安定して突き進む感じは、きっと急斜面や固いバーンでもしっかりグリップしてくれそう。
基本的には大~中回りが気持ちいいですが、ズラして小回りも難なくできる懐の広さも。
今回の試乗で2番目に気に入りました。
自分の中では、今回の試乗でファットスキーに乗れたのが最大の収穫でした。
シルエットを選べば整地でも楽しめそう。
しかし、ゲレンデ用のスキーには敵わないので、やはり用途に合わせた板を持つことが理想。
自分の場合、ニューモデルでそろえることは経済的に厳しいので、やはり中古を探すことになりそう^^;
何本か板を持てるのであれば、用途に特化したものを持つのがいいのか、それともある程度のオールラウンド性がある板にするのがいいか・・・。この辺りは非常に悩ましい。まぁ、中古で探すとなると選択肢は少ないのですが^^;
とりあえず、来シーズンに向けて、ファットスキーを購入することが目標です。