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以前より予定していたステアリング交換を行いました。ステアリングとボスの加工、ステアリング取り付け穴変換スペーサーの作成が必要となりました。
加工もの、作成ものがあり、いつもお世話になっている小山スピードさんに色々と作業をお願いすることとなりました。


ステアリングはモモ製モデル26を使用します。S3純正ステアリングと同径の28cmサイズです。50.8ピッチの3点取付穴をセンターに開けてもらいました。MOMOのロゴが欠けないようにと、こだわって穴を開けてもらってます。


モモピッチ6つ穴を50.8ピッチ3つ穴に変換するアダプターです。汎用の3つ穴ステアリングを使えるようにアダプターを作ってもらいました。
当初は画像右側の黒いワークスベル製ラフィックスレーシングクイックリリースボス用変換アダプターを加工して、3つ穴ステアリングを取り付けるつもりでした。しかし、実物の変換アダプターをみてみると、これを加工して使うのは難しそうだったので、これをベースに新しい変換アダプターを作ってもらうこととなりました。


作成してもらった変換アダプターの材質は硬質アルミを使用し、ボルトを締めこんでもねじ山が飛ばない十分な強度があります。厚みは5mmで、3つ穴のねじ穴部分は6mm厚にして、ねじ山を多く確保してあります。


クイックリリースは、FETのクイックリリーススペーサージェネレーション2を使用します。前の車で使っていたラフィックスⅡがありますが、これは厚みがありすぎて使えません。ジェネレーション2の厚みは25mmで、ラフィックスⅡの厚みは61mmあります。
ちなみに、FETのジェネレーション2の製造元は、ラフィックスと同じワークスベルとなります。


加工前のボスです。大恵産業製BMW用ボスを短く加工して使用します。そのままクイックリリーススペーサーと合わせて使うと、ステアリングが体に近づきすぎてステア操作が辛くなるので、25mm以上短くなるよう加工します。


加工中のボスです。なるべく短くなるよう、切れる部分を切り落とします。


加工後のボスです。加工前よりもだいぶ短くなっています。


この加工ボスとクイックリリーススペーサージェネレーション2を合わせると、バーキンノーマルボスよりも10mm短くなります。


ボス、クイックリリース、変換アダプター、ステアリングを合わせて完成です。


加工ボス+クイックリリース+アダプターの状態で、ノーマルボスよりも5mm短い計算になります。さらに、ステアリングがフラットスポーク形状なので、多少オフセットされているノーマルステアリングと比べると、体からステアリングが離れます。


乗降性、作業性を考えると、ステアリングが取れると楽になります。


最後の加工がまだ残っています。ステアリングシャフトのスプラインに合わせるため、ボスのスプライン山を削ります。ボスのスプラインは山がありすぎて、そのままではステアリングシャフトに入りません。スプライン山をある程度ならして取り付けます。
後日、ステアリングのセンター出しにタイロッドの調整をしてもらって、ステアリング交換作業は完了となります。

ステアリング交換がこんなに面倒な車は初めてです。加工、加工と手間がかかっていました。今回のステアリング交換工賃は24,150円（ステアリング、ボス、クイックリリーススペーサー代は別）でした。ステアリング穴あけ、ボスショート加工、変換アダプター作成、ステアリング取付まで考えると、お安いかと思います。

ふと気が付いたら、右リアホイール内にデフオイルが漏れていました。


最初は数滴漏れている程度でしたが、日が経つにつれてどんどん漏れてくるようになりました。


バーキン純正品のアクスルシャフトオイルシールが手に入りにくそうだったので、同等サイズの国産オイルシールを使うことにしました。このオイルシールは、長野県にあるカードリームで販売しているものです。


バーキンは年式によりアクスルシャフトオイルシールのサイズが2種類あるそうです。S3モデルだと、内径32mm、外径52mm、厚み11mmが適合する国産オイルシールとなります。内径32mmは純正品と同径ですが、外径52mmは少し小さいようで、周りにシリコンシールを塗って使ってくれとの事でした。


オイルシール交換前です。結構漏れていました。


取り外した純正オイルシールです。少し変形しているのが気になります。


国産のオイルシールとは表記が違い、サイズが読めません。


念入りにシリコンシールを塗って漏れ防止にします。


ドライブシャフトを組み付けて完了です。
アクスルシャフトオイルシール交換工賃は7,350円でした。


今回の作業でお世話になったのは、いつもバーキンの整備をお願いしている小山スピードさんです。


現在作成中のバーキンF6A仕様。当初は現行の軽規格で登録する予定でしたが、色々あってF6Aエンジン搭載の普通車として製作されています。


こちらは現在テスト中のバーキン用小山スピードオリジナルダンパーです。試作品が社長のバーキンに取り付けらています。当初の予定から少し仕様変更されていますが、概ね予定通りになっています。
自分の車の鈴商オリジナルAVOダンパーがオイル漏れしてきたので、早くオリジナルダンパーが出来上がって欲しいところです。

前の車で使用してまずまず効果のあったレデューサーを、今回の車でも効果があるのかどうか数日間テストしてみました。
最初は取り付け角度が悪くてエマルジョンが内部にたっぷりたまってしまいました。色々な位置、角度で取り付けてみて、良さそうな位置が決まったので、内部を清掃してから取り付けることとしました。


内部の汚れ具合を確認するのにばらしてみると・・・。


リード弁が密着するゴムが剥がれていました。ゴムを元の位置に戻そうとしてみましたが、変形しているので元の位置には収まりませんでした。ゴムの付け根はリード弁で押さえれられているので、ゴムが外れてエンジンに吸われることは無さそうです。
この状態でも逆止弁としての機能は問題なく、きちんとワンウェイバルブとして動作しています。現状機能的な問題はないので、この状態のまま様子をみながら使ってみます。


負圧が強すぎてゴムが外れたと思うので、負圧でいつかリード弁が壊れないか心配になってきました。セーフティーネットの取り付けを検討したほうがよさそうです。
なお、ゴムが取れたり、リード弁が破損しても、製造元の前川エンジニアリングで修理ができます。

操作性向上、整備作業性向上、乗降性向上に不可欠なセットです。

クイックリリーススペーサー以外は加工しないと取り付けられません。

たいそうなタイトルですが、起こった事は大したことではありません。


自然の恵み「銀杏」にやられました。銀杏がごろごろ落ちている道路を走ってしまい、リアフェンダーに銀杏の果肉が・・・。
気が遠くなる素敵な香りに包まれて家まで帰りました。


ストーンガードにへばりつき、マフラーの排気熱で焼けてなかなか取れんとです。遠火のフライパンで焼いた銀杏果肉といったとこでしょうか。

まったく、面倒で臭い事態になったもんです。