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7月11日に予定されていたヒルクライムが延期になり、天気が悪いこともあって少し車を動かしていなかったら、至る所にカビが生えてしまいました。

手の油が栄養になってカビが生えたみたいで、良く手を触れているシフトノブに産毛が生えたような状態になってしまいました。シフトノブ以外にもシフトブーツにも少しカビが発生してます。

しつこいカビではないのでサッとふき取ります。

シフトノブよりも手を触れているステアリングは、もっと悲惨な状態でした。皮に油と栄養は十分すぎるようです。これもウエスでふき取りました。

シフトノブ、ステアリング以外にセンターコンソール、メーターパネルなどの手が触れる内装にもカビが生えていました。手形のようなカビを見るのは軽いホラーです。

こうなると、分かりにくいシートにもカビが生えている可能性があるので、シートも軽く水拭きした後に乾拭きしておきます。

延期になっていたヒルクライムが明日開催されるので準備をしようとしたのですが、カビ処理に時間を取られるとは思いもしませんでした。

ミッションオイルは1年に1回、3月に交換するのがいつものタイミングなのですが、今回は高回転でシフトチェンジするとギアが入りにくくなったので、少し粘度を上げたギアオイルに交換することにしました。

交換するのはいつもギアオイルの交換をしているコクピット厚木湘南店です。生憎の天気ですが、雨装備をつけて交換に伺いました。

いつもはミッドランドのPro AK-6 75W-95を使用していますが、今回は同じ銘柄で少し粘度を上げた80W-90にしてみました。これでどうにかなる問題でもない気はしていますが、まずは簡単なギアオイルの粘度を上げて様子を見てみます。

今年も3月にギアオイルを交換していますが、その時も高回転でシフトアップすると少し引っかかるのが気になっていました。ギアオイルの劣化が原因かと思い新しいオイルに交換し、その時からしばらく様子見をしていました。

今のところミッションはそんなに傷んでいる気はしませんが、クラッチのレーリーズベアリングは傷んでいる気がします。部品が調達しにくい、交換がしにくい所なので、交換になかなか踏み切れないでいます。いずれは交換が必要になるので、早めに交換することを検討することにします。

左ロアアームの亀裂修理を頼んでいた小山スピードさんから修理が終わったと連絡があったので車を引き取りに行きました。

開いた合わせ目を塞ぎ、亀裂の出来たダンパーブラケットの板厚を厚くして補強してあります。これで同じところに亀裂はできにくくなりますが、周りの補強していないところに負担がかかり亀裂ができてしまうかもしれません。これについてはイタチごっこになるので、また損傷ができたらその時にどうするか考えることにします。

心配事はなくなったわけではありませんが、これで安心して走れます。

右側には損傷はありませんが、いずれ左側と同じことになるだろうということで、左側と同じ補強を右側にもしてもらいました。予想できるトラブルは未然に防ぐ方針です。

今回ロアアームを外すときに、右側のキングピンが少しやせて僅かなガタツキがあるのが分かったので、新しいキングピンを作り交換してもらいました。

キングピンのトラブルは昔にありました。まだノーマルのキングピンを使っているときで、ロアアーム下側のM8キャップボルトが緩んでなくなり、車が動き出した瞬間にロアアームが外れるということが起きました。それから、焼き入れステン材を使用し、ノーマルよりも大きいナットで固定して、さらに割ピンがつけられるキングピン作ってもらい使っていました。

修理、予防、交換と一通り作業は終わり、これでまたヒルクライムに挑めます。ヒルクライムをやらなければこんなトラブルも起きないのかもしれませんが、楽しいのでしばらくはやめれそうにありません。