昨年末(2020.12)に発注、コロナの影響で納車が延びに延びて先日やっと納車(2021.04.26)
早速、シェイクダウンに行ってきました。
まずは走り慣れた大阪市内~清滝峠~TOJ京田辺周回というコースで走行してきました。
今まで乗ってきたどのロードバイクよりも速く、楽しく、快適。
休憩が必須だった私が、TOJ京田辺のコースを休憩なしでそこそこ良いペースで走行できました。
それだけでも驚きです。
また、あまりの加速の伸びが凄まじく、乗ってる私の想像を超える車速まで加速します。
その為、ロードバイクで初めてディスクブレーキが必須だよな…と、ディスクブレーキの必要性を強く感じました。
ISO Speedがもたらすのは快適性だけでなく、確実な速さ。
通常のロードバイクが、タイヤの空気圧などを工夫してもどうしても跳ねてしまう場面でISO Speedが撓って減衰する事でサドルに乗っているお尻が浮かない=後輪も車体も跳ねない。
その為、インピーダンス損失を極限まで抑えます。
身体への負担を抑えながら、安定性と確実な速さを提供するという体験してみないとわからない凄さは試乗でその乗り味を垣間見たとは言え、走り慣れたコースで速度を上げて経験すると目からウロコでした。
乗り味自体はかなりソリッド。
乾いた軽く堅い(いい意味で)剛性の高い乗り味です。
OCLV700時代のフレームからOCLV800へ進化した事でそういった乗り味にさらに磨きが掛かっていると思います。
この辺は、OCLV700時代の乗り味の方が好み…という方もいらっしゃると思いますが、個人的にはOCLV800の現Verの方が好みです。
車重はペダル+ボトルゲージ+テールランプ+サイコン+フロントライト込みで8.0kgでした。
全て外せば恐らく7.3~7.4kgくらいだろうと思われます。
また、今回発注していた新型エモンダSLR用のエアロハンドルはまだ装着していません。
とりあえずマドン専用ハンドルで納車していただきました。
その為、ハンドルだけで160g軽量に仕上がるので、その状態で空車重量は7.14~7.24kgとなり、エアロロードとして+ISO Speedという複雑な機構も備えたロードバイクとしてはかなり軽量ではないだろうかと思います。
TREKがこの度のマイナーチェンジで売りにしていた最も軽量に仕上がる塗装を選ぶと売り文句通りYoutubeで実測重量7.0kg(フレームサイズ52)と謳っていた内容に偽りはないと思います。
(私の乗るサイズは56の為、2サイズ大きいのです)
その実測重量から想像する以上に、異常に軽く軽快に走ります。
これは、実際に乗れる機会のある人には乗ってみて確かめていただきたいと思います。
新型のAeolus RSL37というホイールも素晴らしく、こういった印象の大きな手助けとなっていると思います。
今回選んだSRAM RED eTAP AXSというコンポも、変速速度などだけを取り上げてみると、やっぱシマノの方が…となるでしょう。
ですが、大きな違いはギア比です。
12速化されるのに伴って、トップギアが10Tという従来ではなかったハイギアが追加された事で実現した、フロントチェーンリングを小さくしても最高速は担保されるという事実から、リアスプロケットをワイド化しても、フロントチェーンリングを小さく出来る事から各ギアがショート化し、ワイドレンジでありながら各ギアがクロスする事で、長らく愛用していた11速時代の52-36、11-28という走りやすいギア比でも疲れてくると感じる一枚落とすと脚が回り過ぎる…しかし、キープすると重く感じる…という時に「中間に一枚ギアがあれば…」という場面で、ちょうどぴったりくるギアが選択できるというのが12速化の最大のメリットですね。
一気に多岐に渡って機材が進化したので、どれがどうとはっきりとした判断は難しいですが、本格的なエアロロードを初めて入手でき、感動しかありません。
世間的にはSpecializedがエアロロードのVenge廃版を決定し、代わりにセミエアロ化されたTarmac SL7がデビューし、新たなスピード領域へ…という流れがある中、購入を決める際に少し躊躇はしましたが一時代を築いたゴリッゴリの本格エアロロードを廃版になる前に購入できて本当に良かったなと思います。
空気抵抗の少なさは、リムハイト37㎜というセミディープなホイールを履いていても素晴らしいです。
これでリムハイト50㎜以上のホイールを履いたらどうなるんだろう…と、そちらの方面も今後試していきたいなと思います。