ヴィッツ特別仕様車「B"S Edition"」登場

トヨタ自動車は4月5日、ヴィッツの特別仕様車「B“S Edition”」を発売しました。
価格は106万円で、ベースとなるBグレードより、16,000円安。
プレスリリースによれば、「「B」をベースに、ワイヤレスドアロックリモートコントロール(アンサーバック機能付)、電動格納式リモコンカラードドアミラー(サイドターンランプ付)を採用し利便性を向上させるとともに、一部装備を厳選することにより、求めやすい価格としている。」
とあります。

問題はここから。
プレスリリースによる「一部装備の厳選」とは、サイド＆カーテンエアバッグのオプション化なのです。
ちなみに、エアバッグのオプション価格は63,000円。
つまり、エアバッグを注文すると、トータルでは、ベース車から47,000円高い計算。
乱暴な計算ではありますが、ワイヤレスキーと、電動格納式カラードドアミラー分が47,000円ということに。

そして「厳選」を辞書で調べたところ、「きびしい基準のもとにえらぶこと」とありました。
つまり、トヨタの厳しい基準では、エアバッグは、余分な装備の一番手ということに。

「エアバッグのオプション化」とはっきり言わずに、「一部装備の厳選」として、お茶を濁すあたりに、トヨタのあざとさが感じられます。

前回のパッソに続き、怒りをおぼえるトヨタの姿勢です。

こんな車造りをしているのが、世界一を争うメーカーであってはいけないと思いますが…。