細線をギボシ端子に圧着する方法

細線(0.2sq等)を加工する際は、
細線専用のコネクターが各種ありますが、
電装系を多く弄る方は、
ギボシ端子を大量に所持していると思います。

ギボシ端子は0.5～2.0sqに対応ですので、
細線にはそのままでは使用出来ませんが、
ギボシ端子が大量にあるのに、
専用コネクターを購入するのは勿体ない！

と感じている方にオススメな、
昔ながらの圧着方法を紹介します。

まずは、
0.5～1sq程度の線を用意します。
私はこの作業の際に0.75sqをよく利用しますので、
0.75sq線で紹介します。

LED等によく使用されている、
0.2sqと、0.75sqの線の被覆を剥きます。
通常圧着時より少し長めに剥きます。

0.75sqへ細線を巻き付けます。
両線を捻るのではなく、
0.75sqはそのままです。

巻き付けたらギボシ端子の圧着部に
合わせて芯線をカットします。

ギボシ端子の正しい作り方も参照下さい。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2520514/car/2063726/6503808/note.aspx

両線を縦に並べて芯線を圧着します。

横から見て、
0.75sqが上、細線が下にするのがポイント。

圧着前にスリーブを通す事を忘れずに。

続けて被覆部を圧着しますが、
上側になっている0.75sq線を
しっかり圧着します。

両線の間に隙間を作り、
0.75sq線をカットします。

合わせて1.0sq分の線を作った時と、
同様の圧着具合になります。

スリーブを被せて完成です。
スリーブからは細線だけが出ています。

通常線と同じ感覚で細線を扱えます。
ギボシ端子が手持ちに余裕あり、
の方にオススメな方法です。

かなり昔から使われる手法ですが、
もしかして知らない方の参考になれば。
配線箇所によっては、
スプライス端子を使う事はありますが、
この方法を使うと、
専用端子を買う気になれません。


みんカラ整備手帳 @Y@