
仮想世界で悶々とした日々からリアルへ踏み出す。
お前は実際できるのか?
俺はやれるのか?
やれるだろ。

トヨタレンタカーより拝借。
貸し出された車はスターリングシルバーメタリックだった。
そうか。
ライトニングレッドやオレンジメタリックを思い描いていた。
94,186kmからのスタート。
そうか。
久々、左半身を呼び覚ます。
走り出して思い出した。
2台目に補強と足回りに手が入った頃、友人が手にしたNAロードスターRS Ltd.を運転させてもらい、こいつは自分が求めてきたものを既に備えていると羨ましく思ったことを。
その後M/TとE/Gを載せ換えた2台目の記憶から、86は自分が求めたものを既に備えていると、また羨ましくなった。もっとツルシなりのご愛嬌があるかと括っていたがいきなり充分楽しめる車である。

S13シルビア比+8.5cm、K12マーチ比+11.5cmの車幅は今日1日はあまり気にならなかった。気になったのは着座位置とドアとの関係での埋もれ感だった。そのためか運転席からの視認性は良いとは感じなかった。またCピラーが太く左後方の視界はかなり限られ、入出庫や合流の状況で身動きが取れなくなる瞬間があった。スポーツカーとはそういうものか。

1速はもう少し引っ張れる方がいい。
落ち着いて変速させてやれば問題ないが、5→4、3→2へのレバーはとてもスムーズというわけではない。
左ひじあたりのカップホルダーは、運転しながら取って飲むには厳しいポジションだ。

ヨコハマタイヤ BluEarth-A
嫁さんを助手席に、箱根へ向かってみる。

高速でのステアリングの初期反応はやや機敏と感じたものの、車体の安定感は文句がない。
凡そ一年振りのFR×MTのフィールと春の平和な陽気に、脳が溶けるような充足感。

ステアリングはワインディングで丁度いい。
重心が低いからか、過ぎたロールに見舞われない。
少しタイヤを使ってやろうとしたとき、メーター中央がチカチカと。SPORT VSCである。感覚がもう一つシンクロしない。
大観山を経て芦ノ湖畔へ。
以前TVで見たシチュエーションをなぞる。

レストラン「ブライト」で、

ハンバーグステーキと、

パンプキンプリンをいただく。
特に、パンプキンプリンを楽しみにまたやって来たい。
VSC&TRCのoffについてはソース元に惑わされた。

箱根から戻ってきて夕刻、試しに反対側を長押ししたら解除できた。真にドライビングを楽しめたのはその後からだった。かこつけてまた借りるのか!?借りようか。

神経がタイヤに伸びて行く。感覚がシンクロし出す。
タイヤのグリップを確かめ直す。せいぜい街中では過不足は感じられなかった。
特に燃費を意識したわけでもなく、どちらかというと回転数を有効に使ったドライブで、レギュラーガソリンでパワーがきちんとありながらも実燃費10.985km/Lは魅力である。
2度目の86はいずれ。
少なくとも、MTの機会を増やそう。マイカーがATとなったことで、左半身が怠け出した。
Posted at 2015/05/04 06:21:20 | |
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