
西国33巡礼で、西国28番 成相寺が、ぽつんと離れて残っていました。
で、どう攻めようかと調べていたら、伊根の舟屋を発見し、今回のプランを作ったのは今年の春。
距離があるのと、天候と気分で先延ばしにしていましたが、やっと行くことができました。
盛りだくさんなので、長文になりますが、よろしかったらおつきあいください。
全行程1,100Km越えのため、金曜の夜走り始めて仮眠を取って現地へ、土曜日観光して、帰りも仮眠を取りつつ日曜の朝に帰着というスケジュールです。
まずは、厚木ICから東名に乗り、足柄SA で腹ごしらえ。
御殿場から新東名へ、岡崎SAで仮眠を取って、伊勢湾岸道、新名神、京滋バイパスと順当に走って京都縦貫道に乗り丹後を目指します。(途中の休憩は省略)
この日は、給油しないと帰れそうもないので、亀岡市で高速を一旦降りて給油しました。
また、京都縦貫道に乗り、京丹波PAに立ち寄ったのが、朝6時すぎ。

もう売店が開いていましたので、朝食を物色してみました。
そこで見つけたのが、「ハーブへしこ鯖寿司」
焼きサバ棒寿司好きで、サバのへしこも好きなので、ゲットしないわけにはいきません。
車に戻って食すと、めっちゃおいしい。
ハーブの香りがへしこの臭みを消してくれているので、へしこの旨みをしっかり味わえます。
ここのPA限定品とありましたので、どこででも食べられるものではなさそうです。
走り出して最初に向うのは、「西国28番 成相寺」

本尊の聖観世音菩薩さまは、温かい気を感じさせてくれました。
歴史を感じる建物や仏像の風格もあり、お参りすると「ありがたいなぁ~」と御利益がある気持ちにさせてもらえます。
お寺の脇を車で登って行くと、「成相山パノラマ展望台」に行けます。
宮津湾から日本海へと見渡せるまさに大パノラマが広がっています。

特に、横一文字の天橋立が印象的でした。
成相寺を下って行くと、「丹後国分寺跡」があります。

草原に、金堂跡の礎石と五重塔跡の礎石、中門の礎石があるだけなのですが、
斜面に造られていたため回廊が無かったのか、広い金堂の跡が見られました。
そして、伊根に向います。
最初は、「伊根湾めぐり」の遊覧船に乗りました。

遊覧船で、丁寧な説明を聞きながら、海から舟屋を眺めると、舟屋群の規模も歴史も成り立ちもよく分かりました。
続いて「伊根浦公園」へ移動。

舟屋を間近に見ることができます。
これらの舟屋が、今も使われているのは、驚きです。

このような舟屋が成立するのは、3方が山に囲まれ出口には島があるという地形と、陸からすぐに水深が深くなる海と、日本海の少ない干満差という条件がそろっているからだそうです。
「伊根湾舟屋群展望台 道の駅 舟屋の里 伊根」に移動し
「油屋」さんで昼食を頂きました。

海鮮丼と青島定食と2つのメニューしかありませんが、地元の方もお勧めしているお店です。
「青島定食」を頂いたのですが、お値段以上のお仕事を感じることができるレベルの高い美味しいお料理でした。
道の駅の展望台から舟屋群を眺めて移動し、行ったのは「浦島神社」

全国各地にある浦島伝説の元になった伝説の発祥地です。

ご存知の浦島物語では、浦島太郎は、助けた亀に連れられて、竜宮城へ行きますよね?
元々のお話は、
「浦嶋子という漁師が、船に乗って釣りしたが3日3晩釣れず、遂に5色の大亀を捕まえた。舟にあげると大亀は女の人に化けた。女の人を妻にし、連れて行かれたのが、蓬莱国(とこよのくに)。。。。」
というお話で、亀を助けるとか、竜宮城とか、タイやヒラメの舞い踊りとか、後からついたお話だそうです。
丹後半島の北端「経ケ岬」へも行きましたが、蜂が出るという注意書きがあり、灯台へは行きませんでした。 (^_^;)
「道の駅 てんきてんき丹後」に寄って休憩し、
行ったのは、鳴き砂で有名な「琴引浜」。

日本各地に鳴き砂の浜がありますが、ここは天然記念物に指定されているそうです。
へーそうなんだ。 ってことで行ってみたのが、「琴引浜鳴き砂文化館」

いろいろな、鳴き砂体験ができます。
鳴く砂は、石英の粒が小さく揃った大きさで多量に含まれている砂だそうで、より粒子の細かい土砂やごみが混じると鳴かなくなるのだそうです。
なので、鳴き砂の保護に、相当努力されているそうです。
最後の目的地は、静御前ゆかりの地。
源義経のお妾さんで、舞の名手、悲恋の主人公として有名な静御前です。
「静御膳生誕の地」というのが丹後にあります。

静御前のお墓というのは、全国各地にあるのですが、生誕の地というのはここだけです。
近くには「静神社」があります。

外側の建物は、静神社のお社を保護している建物です。
そこから遠くない、ばらずしで有名な「とり松」さんで夕食。

「名物ばらずし膳」を頂きました。

「鯖のおぼろ」をはじめ、いろいろな具材の絡み合あった、何とも味わい深いお寿司は大変美味しい。
さらに、小鉢、煮物、唐揚げ魚や椀物が、京風のお味で大変おいしかったです。
「ばらずし」だけを持ち帰りで買うこともできますが、お店で食事されることをお勧めします。
その後、宮津まで一般道を移動し、京都縦貫道から来た道を帰ってきました。
途中、2度仮眠したので、帰り着いたのは日曜の遅い朝でした。
給油後の 走行距離 約720km 燃費計 16.6km/L
丹後半島の一般路を走ったものの、帰路の高速の距離が長く、燃費は良好。
エアコン使用せず
全行程の走行距離は、 約1,180kmでした。