昨年4月にMUKE三世号のタイヤを純正(DUNLOP SP-SPORT 2050)からREGNO GR-XTに履き替えました。
そこで、この一年のREGNO GR-XTによる燃費をまとめてみました。
BRIDGESTONE REGNO GR-XT (235/45R18)
2014年4月~2015年3月
走行距離 15780 km (ODO19713 km~35493 km)
給油回数 23回
毎回満タン法で燃費を計算する時に、走行距離に占める高速道路の割合を記録しておき、グラフ化したのが上の図です。横軸は高速道路(自動車専用道路を含む)を走行した距離の全体に対する割合(%)、縦軸は満タン法による燃費測定値です。
データは、SPORTモードでの燃費に限りました。また、著しく条件が悪い時(サーキット走行や雪道走行など)の燃費は除外しました。
23回の給油時のデータ(○)はバラツキはあるものの、指数関数(赤い実線)で良く近似でき、高速道路の走行が多いほど燃費が良くなることがわかります。緑線で示すように、高速道路の走行が39%の時、JC08モード燃費(11.8 km/L)が達成できます。
今までに、MUKE二世号(GRX130前期型)と三世号(GRX130後期型)で、タイヤを変えて燃費を測定してきました。
MUKE二世号(GRX130前期型)
純正YOKOHAMA DNA dB E70A (215/60R16)
2010年6月~2011年4月
走行距離 12505 km (ODO 3711 km~16216 km)
給油回数 18回
BRIDGESTONE REGNO GR-XT (215/60R16)
2011年5月~2012年3月
走行距離 11611 km (ODO 16908 km~28519 km)
給油回数 24回
MUKE三世号(GRX130後期型)
純正DUNLOP SP SPORT 2050 (235/45R18)
2013年4月~2014年3月
走行距離 14293 km (ODO 5000 km~19293 km)
給油回数 21回
すべて、タイヤを新品で購入して慣らし運転後、およそ1年間の燃費です。
それぞれのタイヤで、上の図と同じように指数関数で近似して、燃費を比較してみました。わかりやすくするために、近似曲線のみを示します。
比較1:純正タイヤ(SP SPORT 2050)とREGNO GR-XTの比較です(サイズはどちらも235/45R18で同じ)。
18インチのタイヤどうしで比べてみると、純正タイヤに比べて、REGNO GR-XTで燃費が向上しているのがわかりました。高速道路の走行の多少にかかわらず、約4%の向上がみられます。GR-XTは一応転がり抵抗Aのエコタイヤですので、転がり抵抗低下の効果が表れたものと思われます。
比較2:同じREGNO GR-XTで、215/60R16と235/45R18の比較です。
扁平幅広タイヤ(235/45R18)による燃費の低下は、高速道路の走行が多くなるほど顕著になり、高速道路のみの走行では約7%低下していました。
やはり道路との接地面が大きいことで、転がり抵抗が大きくなっているのでしょうか。
それにしても、なぜ高速道路の走行で影響が大きいのか?
ううむ、MUKEにはわかりません。
比較3:純正タイヤ(DNA dB E70A)とREGNO GR-XTの比較です(サイズはどちらも215/60R16で同じ)。
(
過去のブログより再掲)
16インチタイヤどうしで比べてみると、純正タイヤに比べて、REGNO GR-XTで燃費が改善されているのがわかりました。改善幅は5%~7%で、18インチどうしの時(上記比較1)より大きいです。やはり転がり抵抗の低下が効いているのだと思います。
比較4:純正タイヤどうしで、215/60R16と235/45R18の比較です。
(
過去のブログより再掲)
16インチタイヤ(YOKOHAMA DNA Db E70a)と18インチタイヤ(DUNLOP SP SPORT 2050)でブランドが違うので、タイヤの個性による差も含まれると思いますが、一応純正どうし比較してみました。高速道路の走行が多い時には扁平幅広タイヤ(235/45R18)による燃費の低下がみられます(高速道路のみの走行では約7%低下)が、それ以外では差がほとんどなくなります。
結論
1.16インチ、18インチのどちらの場合でも、REGNO GR-XTでは純正タイヤに比べて、燃費が数%向上するようです。
2.扁平幅広タイヤによる燃費の低下が高速道路の走行で顕著になる、という点は比較2と比較4で共通していて、どうも本当らしく思われます。興味深いですが、なぜだかはわかりません。
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Posted at
2015/04/15 07:00:16