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2015年04月15日

タイヤと燃費(総まとめ)

タイヤと燃費(総まとめ) 昨年4月にMUKE三世号のタイヤを純正(DUNLOP SP-SPORT 2050)からREGNO GR-XTに履き替えました。
そこで、この一年のREGNO GR-XTによる燃費をまとめてみました。

BRIDGESTONE REGNO GR-XT (235/45R18)
  2014年4月~2015年3月
  走行距離 15780 km (ODO19713 km~35493 km)
  給油回数 23回

毎回満タン法で燃費を計算する時に、走行距離に占める高速道路の割合を記録しておき、グラフ化したのが上の図です。横軸は高速道路(自動車専用道路を含む)を走行した距離の全体に対する割合(%)、縦軸は満タン法による燃費測定値です。
データは、SPORTモードでの燃費に限りました。また、著しく条件が悪い時(サーキット走行や雪道走行など)の燃費は除外しました。

23回の給油時のデータ(○)はバラツキはあるものの、指数関数(赤い実線)で良く近似でき、高速道路の走行が多いほど燃費が良くなることがわかります。緑線で示すように、高速道路の走行が39%の時、JC08モード燃費(11.8 km/L)が達成できます。

今までに、MUKE二世号(GRX130前期型)と三世号(GRX130後期型)で、タイヤを変えて燃費を測定してきました。

MUKE二世号(GRX130前期型)
  純正YOKOHAMA DNA dB E70A (215/60R16)
    2010年6月~2011年4月
    走行距離 12505 km (ODO 3711 km~16216 km)
    給油回数 18回

  BRIDGESTONE REGNO GR-XT (215/60R16)
    2011年5月~2012年3月
    走行距離 11611 km (ODO 16908 km~28519 km)
    給油回数 24回

MUKE三世号(GRX130後期型)
  純正DUNLOP SP SPORT 2050 (235/45R18)
    2013年4月~2014年3月
    走行距離 14293 km (ODO 5000 km~19293 km)
    給油回数 21回

すべて、タイヤを新品で購入して慣らし運転後、およそ1年間の燃費です。
それぞれのタイヤで、上の図と同じように指数関数で近似して、燃費を比較してみました。わかりやすくするために、近似曲線のみを示します。

比較1:純正タイヤ(SP SPORT 2050)とREGNO GR-XTの比較です(サイズはどちらも235/45R18で同じ)。

18インチのタイヤどうしで比べてみると、純正タイヤに比べて、REGNO GR-XTで燃費が向上しているのがわかりました。高速道路の走行の多少にかかわらず、約4%の向上がみられます。GR-XTは一応転がり抵抗Aのエコタイヤですので、転がり抵抗低下の効果が表れたものと思われます。

比較2:同じREGNO GR-XTで、215/60R16と235/45R18の比較です。

扁平幅広タイヤ(235/45R18)による燃費の低下は、高速道路の走行が多くなるほど顕著になり、高速道路のみの走行では約7%低下していました。
やはり道路との接地面が大きいことで、転がり抵抗が大きくなっているのでしょうか。
それにしても、なぜ高速道路の走行で影響が大きいのか?
ううむ、MUKEにはわかりません。

比較3:純正タイヤ(DNA dB E70A)とREGNO GR-XTの比較です(サイズはどちらも215/60R16で同じ)。

過去のブログより再掲)
16インチタイヤどうしで比べてみると、純正タイヤに比べて、REGNO GR-XTで燃費が改善されているのがわかりました。改善幅は5%~7%で、18インチどうしの時(上記比較1)より大きいです。やはり転がり抵抗の低下が効いているのだと思います。

比較4:純正タイヤどうしで、215/60R16と235/45R18の比較です。

過去のブログより再掲)
16インチタイヤ(YOKOHAMA DNA Db E70a)と18インチタイヤ(DUNLOP SP SPORT 2050)でブランドが違うので、タイヤの個性による差も含まれると思いますが、一応純正どうし比較してみました。高速道路の走行が多い時には扁平幅広タイヤ(235/45R18)による燃費の低下がみられます(高速道路のみの走行では約7%低下)が、それ以外では差がほとんどなくなります。

結論
1.16インチ、18インチのどちらの場合でも、REGNO GR-XTでは純正タイヤに比べて、燃費が数%向上するようです。

2.扁平幅広タイヤによる燃費の低下が高速道路の走行で顕著になる、という点は比較2と比較4で共通していて、どうも本当らしく思われます。興味深いですが、なぜだかはわかりません。


ブログ一覧 | 燃費 | クルマ
Posted at 2015/04/15 07:00:16

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この記事へのコメント

2015年4月15日 11:28
こんにちは。

すばらしい分析ですね。やはりプレミアムタイヤはそれなりの性能が確保されているということですね。

16インチと18インチとで差が出るということは一本当たりの重量が関係しているのでしょうか。
コメントへの返答
2015年4月15日 19:15
こんにちは。

ありがとうございます。
GRーXTは、一応転がり抵抗Aのエコタイヤですので、その効果が出ているのだと思います。転がり抵抗AAAのエコピアだとどうなるのか、興味があります。

なるほど、16インチと18インチの差は重量によるのかもしれませんね。バネ下重量は高速道路の走行に効くのでしょうか。一般道の走行では、それ以外の要因が多すぎてバネ下重量の影響が少ないということでしょうか。
2015年4月16日 21:15
こんばんは。

やっぱりREGNOは乗り心地だけでなく燃費も良い万能タイヤということですよね。
235/45R18がまだラインナップされてないですけどGR-XIが発売されましたよ。
次の候補にいかかでしょうか(^_^;)
私はREGNOオタなのでサイズで出れば次も買います(^^ゞ
コメントへの返答
2015年4月17日 2:38
こんばんは。

GR-XTは、静粛性や乗り心地と共に燃費も多少向上するらしいので、値段だけのことはあると思っています。
GR-XIにはMUKEも注目していますが、235/45R18は発売されていないので、がっかり。
でも、そのうち出ますかね?
もし出れば、次回の有力候補です。

出してほしい・・・
2016年5月6日 13:56
こんにちは。
素晴らしいデータと、まとめですね!

「扁平幅広タイヤによる燃費の低下が高速道路の走行で顕著になる」のは空気抵抗の影響でしょう。
(空気抵抗は、速度の2乗に比例して増え、転がり抵抗は、速度に関わらずほぼ一定)
タイヤが太くなる分、前面投影面積が増えます。(⇒結果、空気抵抗が増える)
ですが、ざっと計算してみると、1%も違わないようです。
なので、空気抵抗係数の悪化が要因として考えられます。
タイヤが太いと、燃費が変わるほど、空気抵抗係数が悪化するというのは、興味深い結果です。

コメントへの返答
2016年5月7日 5:59
こんにちは。
ありがとうございます。

空気抵抗は速度の2乗に比例する、とのご指摘からすると、たしかに高速道路での走行が多くなるほど燃費に差がつくことの説明ができますね。

今までモヤモヤしていたことの説明がつきそうで、スッキリした気分です。

タイヤが太いと、路面との摩擦抵抗より、前面投影面積が増えることによる空気抵抗の増加が燃費に影響するとは、驚きです。

いや、コメントを改めて読み直してみたら、違いますね。前面投影面積はほとんど変わらないので、空気抵抗係数の増加が主な要因と考えられる、というわけですね?

なぜ扁平幅広タイヤで空気抵抗係数が増加するか...となると、やはり謎でしょうか。
2016年5月7日 8:42
こんにちは。
返答ありがとうございます。

タイヤの回転が、ボディ下面や側面の空気の流れを乱すことが、空気抵抗係数を悪化させていると考えられます。
分かりやすく極端な例で考えると、タイヤがボディからはみ出していたら、ボディ側面の空気の流れの邪魔になり、タイヤの回転は、その流れを大きく乱しますよね。(つまり、空気抵抗係数は悪化する)
タイヤが幅広だとボディ側面からの引っ込みが小さくなり、ボディ側面の空気の流れを乱す量が増えたのではないかと思います。
ボディ下面の流れに対する影響や、タイヤパターンの違いによる影響、ホイールの形状の違いによる影響なんかも有るのでしょうが、さほど大きくないと思われます。
空力の専門家ではないので、間違っていたらごめんなさい。

コメントへの返答
2016年5月7日 11:22
こんにちは。
再び回答いただき、ありがとうございます。

なるほど、空気の流れが乱れれば、抵抗係数が悪化するのは、わかるような気がします。

そうだとすると、ツライチにすると燃費が悪化したりするかもしれませんね。だれか比較した人がいないか、検索してみましたが、よくわかりませんでした。機会があれば、自分で試してみたいですが、ツライチにする予定は今のところありません(汗)。



プロフィール

「@arawnさん そうですね、今のマークXが維持できなくなったら、GR86に乗り換えるかもてす。」
何シテル?   04/24 22:28
とにかく、どこまでも走るのが好きです。 特に東西南北の端っこに到達すると、わけもなく嬉しくなります。 (あまり理解してもらえません)
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