
こんばんは。青鬼です。
今日はPCの写真ホルダーを整理しながら見てたのですが、この写真の時から10年経が経ってます。
写真は長男が3歳のころなんですが、車はS14後期K’sでした。
もちろんドリフト仕様だったのですが、グリップをちょこちょこ走り始めたのもこの頃です。
なぜグリップか?
最初は単純にどこかの走行会のお付き合いで参加だったと思います。
それまではドリフト一筋。
グリップなんてハイグリ履いて、ブレーキを我慢すればそこそこタイムなんて出ちゃうでしょ~
Sタイヤ?いらないいらない。山があれば大体大丈夫でしょ~(笑)
ブレーキ?ドリフトので十分でしょ~(リアパッド残り2mm)
っと舐めまくって参加したグリップの走行会
結果は46秒中盤。
これね、遅くないんだけど、速くない。
走り方を変えたり、ラインを変えたりしたら最初の1ヒート目の49秒台から46秒中頃まできました。
ただ、ここからが何をやっても詰まらない・・・
グリップの人のラインを真似したり、イメージよりも奥までブレーキを我慢したり・・・
そうするとタイヤ、ブレーキが限界を超える。
タイヤはズルズル、ブレーキはモクモク・・・
自分の集中力も1周持たなくなったり・・・
ドリフトでは起こらないことがたくさん起きるんですよね。
そして、タイムが出るから自分の走りが良かったか悪かったか一目瞭然。
楽しい!! っと思うでしょ?
実際は
悔しい!
で終わりました。
今までタイムの出るラインなんて考えずにドリフトしてたので、自分の不甲斐なさを実感したんですね~
それからと言うもの、ドリフトでもかなりラインを意識して走るようになりました。
タイムの出るラインでドリフトしているの?っと言われるとちょっと違うんですが、なるべくスムーズに過重変化ができるラインで走るようになりました。
意外とグリップのラインとドリフトのラインって共通なところが多くて、意外と使えます。
ドリフトしかしない人で、いつもラインがバラバラで走ってる人・・・よくいますよね。
これって意外と行き当たりバッタリなドリフトだったりします。
あ、オシリ出た→カウンターだ→あ、スピンしそう→もっとカウンターだ→あ~スピンしちゃった~
ってのに心当たりないですか?(笑)
それがラインを考えて走ると、そこに行くにはどこでオシリを出して、どのくらい角度をつけて、どのくらい減速してってのがわかるようになるんです(多分)
なので、ドリフト一筋な人にもグリップを体験して貰いたいのはその辺に気づいてもらいたいから。
他にも得るものはたくさんあるんですけどね(笑)
そして、グリップの人にドリフトをやって貰いたいのは、ズバリ!スライドコントロールと危険回避です。
グリップをまじめにやってる人には、
「ドリフトなんて遅いしやっても無駄じゃん!」
って人がいます。
いやいや、グリップでギリギリのタイムを出すのだからこそドリフトも習得した方がいいんですよ。
タイヤのグリップってある限界点を超えると一気に下がります。
ウエットだとわかりやすいんですが、そこそこのグリップで走っていたのに、一旦リアが流れるとかなりアクセルを抜かないとグリップを回復しませんよね?
これドライでも一緒なんです。
ウエットに比べてタイヤが頑張ってくれるので気がつかないですが、コーナー中とか進入でフロントタイヤがブブブブブというかドドドドドというかダダダダダというか、変な振動を伴ってする時があるでしょ?
これ、もうアンダーなんです。
しかし最近のお利口さんなハイテクマシンたちはこの状態でも曲がります(笑)
特にランエボとかインプとかね。
だから気がつかない。
ABSがついてるから限界まで突っ込んでブレーキをドーン!
ハンドル切って限界超えてるのにアクセルON!
電子制御が車の向きをコントロール
アクセル開度をコントロールで安定加速!
そしてタイムが出る。
いや、悪くないんですよ?
実際速いんだし、文句はないです。
でもね・・・
電子制御って100%じゃないんですよね。
やっぱり急にリアが出ちゃうこともあるし、そもそも限界を大きく超えてのコーナーリングなんて不可能なんです。
そんな車が裏切ったときにグリップオンリーの人は何もできなくなってしまう人が多いんです。
そして壁にドーン・・・
コース外にガシャーン
こんな時の車って結構重症なんですよね。
でも急にリアが出たときも、必ず前兆はあるんです。
そこがドリフトをやってるとわかるようになる。
限界付近をキープするのが上手になればタイムは上がるんです。
タイヤのグリップを100とすると、100の近くをできるけ多く使うのがグリップ。
80~120くらいを上手に使うのがドリフトってイメージですかね。
車のセットアップもそうですが、タイヤの使い方、ラインだけでもドリフト、グリップ共に得るものが大きいと思います。
実際、自分は2回目のグリップの走行会で2秒短縮の44.6秒を出しました。
車は同じ、タイヤはネオバ、ブレーキパッドも前後グリップ用
ラインは自己流でも攻めてて恐怖心はなかったです。
なにしろ、タイムラインをくぐって、電光掲示板で自分のタイムを確認しながら走ってましたから(笑)
そうしたらドリフトも走り方が違う!
クリッピングポイントも意識してるし、コース幅も使えるようになった。
これってグリップ走行効果ですよね?
そんなわけでドリフト一筋な人にはぜひグリップ走行を、グリップ走行一筋な人にはぜひドリフトを(できれば電子制御のないFR車で)してもらいたいな~っと思う青鬼でした。
青鬼も10年で色々乗りました。
S14ターボ・NA
R33ターボ・NA
JZA80ターボ
AE86
C34
WGC34
R32ターボ
R34NA
所有しただけでもざっとこのくらい。(多分何台か忘れてる)
走り方も10年前とは結構違う。
これから10年で進化するかはわかりませんが、走るときには考えながら走ろうと思ってます。
でもまぁ・・・
楽しむのが一番!
これがモットーなので、レーシングスーツを着たグリッパーやD1選手には絶対なれませんが・・・(爆
これからもドリフト・グリップ、分け隔てなく楽しむつもりですので、絡んで頂ける方はゆる~~くお付き合い頂ければ幸いです(笑)
ついつい秋の夜長に長文を書いちまった・・・