“ 足周りの防錆塗装及び部品の交換・追加整備 “ 前編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
APIO銀八SA 2インチUpの足周りからの異音発生に伴い、原因を探るべく擦れ防止部品の追加と防錆塗装整備をしました。
[ フロント ]
※ギヤを1速又はパーキングに入れ、サイドブレーキは外して作業します。
①ジャッキをアクスルハウジングのデフの所に当て、少し上げ負荷を掛けた状態でホイールナットを緩めます。
②ジャッキで車体を上げ、ジャッキスタンドにシャーシフレームに掛け載せます。
※ジャッキスタンドは、リーディングアームの後部取付部の直ぐ後ろに掛けます。
※ジャッキスタンドの五段ある内の上から3番目の穴にストッパーの鉄棒を差し込み、ある程度の高さを確保して使用しました。
③タイヤ・ホイールを外してから、スタビライザ・ジョイントボールのアクスルハウジング取付側ナットを緩め外します。
※タイヤ・ホイールをジャッキスタンドを掛けてから外す理由は、ジャッキで車体を高く上げ危険性が増すので落下した場合の安全を確保する為です。
※スタビ・ジョイントボールのナットを外す際は、薄口スパナレンチを使用しボルトを固定すると上手く速く外れます。
④ブレーキ・キャリパを、ブレーキホースが付いたまま外します。
※キャリパは内側のボルト2本を外し、滑らす様にそっと上に上げれば、ブレーキパットはそのままに外せます。
※ボルトやナットの締まりがキツく外れない場合は、ゴムハンマーで叩くと上手く外れます。
※キャリパはタイヤハウス内の穴を利用し、作業の邪魔にならない場所に吊り下げます。
※吊るす針金は洋服の針金ハンガーを利用して、ペンチで切ってS字に曲げて作り使用すると便利です。
2
⑤運転席側のABSセンサーの配線を固定してある、ナットと直ぐ側の樹脂クリップを外します。
※このナットと樹脂クリップを外す事により、コイルスプリングを外すスペースが確保出来ます。
3
⑥ショックアブソーバ下側の、アクスルハウジングに固定されたボルト・ナットを外します。
※ショックアブソーバのボルトに負荷の無い高さに、ジャッキで調整すると外し易くなります。
※ショックアブソーバを外すと、ジャッキだけでアクスルハウジングを支えている状態になりますので、ジャッキによる上下の調整は慎重に行なって下さい。
⑦ジャッキでアクスルハウジングを下げ、コイルスプリングを外します。
※⑤のABSセンサーの配線が十分に伸びたギリギリの状態まで、ジャッキを調整して下げないとコイルスプリングを外す事が出来ません。
※一気に下げるのでは無く、配線の張りを目と指で確認して、ジャッキで調整しながら下げないと断線する可能性があります。
4
⑧コイルスプリングの受け皿の錆を落とし錆転換剤を塗り、乾いたらアクスルハウジング全体に防錆塗料を塗ります。
※錆はワイヤーブラシで、ゴシゴシ落とします。
※塗料の弾きをを無くす目的で、錆を落としたらアクスルハウジング全体を、必ずブレーキクリーナー等で脱脂します。
※仕上げを重視し、乾燥に一晩放置しました。
5
⑨外したコイルスプリングの錆を落とし、錆転換剤を塗り乾いたら防錆塗料を塗ります。
※今回はスタビライザに追加部品取り付けの為、車体から外して全体に防錆塗料を塗りました。
※当然ですがこれらの部品も、今回は一晩置いて乾燥させましたが、通常の場合は塗料が乾燥したら取り付ければ良いと思います。
6
⑩コイルスプリングに、64・74用の樹脂パーツを取り付けます。
※今回偶々息子の74から外した純正コイルスプリングが手元にあったので、樹脂パーツを外して強力な両面テープで貼り付け取り付け流用しましたが、このパーツは今現在は未だ部品設定が無く取り寄せる事が出来ません。
※この部品の効果は定かではありませんが、メーカーが新たに付け加えた部品だけに期待したい所です。
※スズキの販売店にプッシュして、部品としてズズキ部品販売から出して貰えるようにしましょう!( 多分後々部品設定される気がしますが… )
7
⑪左右のコイルスプリングを取付た後に、外した部品を元に戻し取り付けます。
※コイルスプリングの取り付けの際は、受け皿の凹んだ部分にコイルの先を合わせて、位置がズレないようにゆっくりとジャッキを調整し着地させます。
※コイルスプリングの取り付けの際にアクスル皿の部分に、摩擦を減らし滑りを良くする為にシリコンを塗ります。
※ショックアブソーバ・ABSセンサー配線( 2箇所 )・ブレーキキャリパ・スタビライザボール・スタビライザ本体の順番で取り付け元に戻します。
※トルク管理をされる場合は、ネットで検索するとJB23の場合で確認出来ます。
https://tightening-torque.com/jimny-jb23w/
※ショックアブソーバとブレーキキャリパ取付時には、ボルトにネジの緩み防止剤を必ず塗布します。
8
⑫最後にジャッキーアップしたままタイヤ・ホイールを装着してホイールナットを緩く締め、更にジャッキーアップしてスタンドを外し、ホイールナットをトルクレンチで締めてフロント側は完了です。
※フロント足周りの今回の整備で、特に注意すべき5点‼️
ジャッキスタンドの掛ける位置・ジャッキの調整方法・外す部品を必ず外す・外した部品を取り付ける際は順番を守る・全て付けたか最後に必ず確認する。
参考にされる場合は自己責任となりますので、配線の破断や部品の着け忘れが無いようにして下さい。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク