“ 足周りの防錆塗装及び部品の交換・追加整備 “ 後編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
APIO 銀八SAの2インチUpに交換して年数が経過し、足周り付近から異音が発生する時が有り、原因を探るべく部品追加・交換と防錆塗装をする整備をしました。
[ リア ]
①フロントの時と同じ様にアクスルハウジングの左右バランスが取れる傾か無い部分にジャッキを掛け、少し負荷を掛けてからタイヤ・ホイールのナットを緩め、ジャッキで車体を高く上げリーディングアームのシャーシ取付部直ぐ側にジャッキスタンドを掛け、シャーシフレームをジャッキスタンドに載せてからタイヤ・ホイールを取り外します。
※ジャッキスタンドの高さは、フロント作業の時と同じです。
②ジャッキでアクスルハウジングを持ち上げたままの状態で、左右のショックアブソーバー下部のアクスルハウジング側のボルトを外します。
※フロントと同じ様に、リアもショックアブソーバーはぶら下がった状態で作業します。
※リアのコイルスプリングを取り出すまでの作業では、これら以外に外す部品は有りません。
③ジャッキを調整しアクスルハウジングを下げ、コイルスプリングを外します。
※リアの場合はドラムブレーキの為、ブレーキホースを外す作業が必要かと思っていましたが、ブレーキホースが伸びきる手前の状態までアクスルハウジングを下げると、リアのコイルスプリングを外す事が出来ました。
2
④コイルスプリングが取り付けてあった、上部( ボディー部分 )に嵌めてあるゴム製のシートを外します。
※今回はシートを、交換するので外します。
※23乗りの方なら「 あぁこの部品ね! 」とおっしゃると思いますが、例の何の対策もされないまま放置されている部品です。
※今のJB64・74の場合は対策品の穴の空いたシートが取付けてある様ですが、シート取付け部分のボディーに何故か最初から穴が空いており、そこから水や土が入る構造になっているのにも関わらず、JB23には排出口が無い状態のシートが取付けて有ります。
※片方のシートは簡単に外れましたが、乾いた黒い土と砂や細かな木の葉の切れ端が中から出てきました。
3
※もう片方は固着して外れずカッターで切ると汚れた土混じりの黒い水が出てきて、ペンチで挟んでグリグリと無理やり捩りやっと外す事ができました。
※もし未だ対策されてない様でしたら、直ぐに下からからドリルで大きな穴を開けて下さい!
4
⑤この上部と下の受け皿の、錆を落とします。
※左右共に上部の錆が酷く、ワイヤーブラシでゴシゴシゴシゴシと錆を落としました。
※錆が酷いので完全に落してしまうと、金属部分が減ってしまいそうなので途中で作業を止めました。
5
⑥錆びを落とした部分とアクスルハウジング全体を脱脂して、錆転換剤をタップリと塗り乾いたら防錆塗料を塗ります。
※今回使用した塗料はスプレータイプのため、上向きに塗装すると塗料が顔に飛び散るケースがあり、防塵マスクやメガネを着用して作業します。
※同時に外したコイルスプリングの錆を落とし、脱脂して錆転換剤を塗り乾いたら防錆塗料を塗ります。
※リヤもフロントと同じく確実に乾く様に、塗装してから一晩乾燥させました。
6
⑦JB64・74用の穴の空いた対策品を流用して、JB23の上部に取り付けます。
※スズキの販売店には穴を開けるか対策品に交換するか、何方かを選択して整備する様に助言しても、整備項目に無いことは出来ないとの返答でした。
※自分で交換する分には何ら問題は無いのだが、これもまた自己責任で取り付けると言う事になります。
※スズキ純正部品・品番41211-82CB0
7
⑧下部受け皿部分にも、JB64・74用の樹脂パーツを流用して、JB23に取り付けをします。
※異音防止の樹脂パーツの様で、パーツの裏に外れ防止の突起が有りましたが、23には穴が無く取り付けの際にはカッターで切り取り取付ました。
※再塗装した為か嵌めるのに窮屈でしたが、段差部分に位置を合わせてゴムハンマーと棒を使用し、ピッタリと取り付ける事が出来ました。
※これもまた取り付ける場合は、自己責任となりますので注意が必要です。
※スズキ純正部品・品番41312-64P00
8
⑨コイルスプリングを下部の段差に先端を合わせ元の様に取り付け、フロントの作業と同じ要領でショックアブソーバ下部のボルトを締め付け元に戻します。
※フロントの作業でも言いましたが、ショックアブソーバーのボルトに外れ防止のために緩み留めの液剤を必ず塗布して下さい。
9
⑩タイヤを取り付け更にジャッキアップしスタンドを外して、タイヤホイールのナットを本締めしたら作業は完了です。
※フロント編でも整備を終えた時に言ったかもしれませんが、今回初めてコイルスプリングを外す作業をしましたが、先人の教えの通りに行えば然程手間も時間も掛からず必要工具さえ有れば素人でも出来ると言う事を知りました。
※今回の整備は部品の追加・交換作業だけでは無く、錆対策の塗装もあり乾燥に多くの時間を使いましたが、固く締め付けられた大きなサイズのボルトやナットを、少ない力で外す事が出来る工具( ロングスパナや電動工具 )が有れば、もっと少ない時間で簡単に出来るのかも知れません。
※自分が怪我をした状態で整備をしましたので、心配して手伝ってくれた息子にも言われてしまいましたが、真夏にこの作業は過酷で有り涼しい時期にやるべき整備なのかも知れません。
※参考にされる場合は呉々もジャッキの調整は慎重に行ない、破断や落下させない様に十二分に注意して、自己責任で怪我のない様に作業して下さい。
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