最新のTPMS(タイヤ空気圧監視システム)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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今回の新しいのが上で、従来のは下です。
これまで付けてた記事は以下です。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6294830/note.aspx
縦方向の表示幅が気持ち大きくなり、輝度が上がってるのがわかります。
タイヤに取り付けたセンサーから無線で情報を受信します。
タイヤの空気圧と温度をリアルタイムで表示し、設定の範囲を超えると点滅してアラームが鳴ります。
表示の輝度は周囲の明るさで2段階に変わります。
基本的な機能、性能は変わらないと思うのですが、この新しい方にはいろいろ問題もあり、完成度としてはイマイチです。
見た目は電池の残量表示(右上)が小さいこと。旧タイプは4目盛りでしたが、新タイプは3目盛りになってます。
その電池残量の1つ目が点灯で、もう1つが点滅する状態にもなりましたが、外して窓際に午前9時~午後3時ころまで放置すると、3つ点灯の満タン状態になったので、ソーラーパネルは機能してるようです。
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この新しいTPMSの最大の問題は、画像のとおり上下の角度調整の範囲にあります。
ボールジョイントで自在に動くのですが、これ以上、傾けようとすると、軸が受けの縁に当って動かないのです。
これは愛車のようなフロントガラスの傾斜角度が小さい車種だと致命的です。
つまり、フロントガラスに取り付けた場合、表示部を起こしきれず、下向き加減になってしまうのです。
これは旧タイプでは問題無かった事です。
なお、側面に見えるのはmicroUSBの端子で、直接充電する時に使います。ケーブルも付属してます。
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それで、当たる受けの部分を画像のように加工しました。
固定用のリングを緩めて外し、表示部を下へ向けるようにして押すと、ボールジョイントが比較的簡単に抜けます。
ただ、ソーラーパネルとの細い配線があるので、完全に外す事は出来ませんし、無理な力を加えると断線する可能性もあります。
この状態で、詰め襟のようになってる部分をニッパーで切って広げてやりました。
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さらに固定用のリングも、しっかり締めた状態で当たる位置に印を付けておいて、そこを中心に安価なリューターで削って広げました。
https://amzn.asia/d/fIiCL95
こういう事をする前に、液晶画面の保護シールを剥がしてしまっていて、案の定、少し傷が付いてしまい、それをまた手持ちの透明プラ研磨用のセラミック・コンパウンドで磨いたりしました。
https://amzn.asia/d/5bALaev
すると、コンパウンドカスが画面の枠の隅に残ったりして。
それで本体のケースを開けようと、裏の4つの極小のネジを緩めるも、1箇所の+ネジ穴が潰れてしまい、なんとしても外れません。
しまいに短気を起こして、ケースを力任せに引き剥がすと、ネジ穴の受け側ごと取れてしまい、写真には撮ってませんが、ようやく基盤上の液晶画面が完全に現れたので、表面を綺麗に研磨出来て傷を除去出来ました。
外したケースを元に戻して、潰れたネジは、取れた受け側にも届くよう、元より少し長いM2のタッピングスクリューのネジで止めておきました。
https://amzn.asia/d/aKbpJRm 6
加工の結果、旧タイプのTPMSと同じくらいの角度が付けられるようになりました。
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この製品は枠の部分をフロントガラスに取り付けて、そこに本体をハメ込むようにします。
これで脱着が出来るのですが、最初の画像のとおり、フロントガラスの上端だと、上に内張りの出っ張りがあるので、上には抜く事が出来ません。
それで下へ抜くように枠を取り付けます。
枠は横から見ると、画像のように隙間があるほど、すこし歪んでいて、ペラペラに薄いものです。
左右の隙間に本体を差し込むと、カチッと固定されればいいのですが、その為には小さなプラの凸と凹があればいいのですが、そのような加工は無くて、本来は上から差し込んで重力で受けてるだけのような作りになってます。
ただ、下から差し込んでも、落ちて来ないのでよしとします。
問題は付属の両面テープです。
この画像しか撮ってないのですが、赤い剥離紙のついたテープが別の台紙に貼ってあり、それを画像のように貼り付けるのです。
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付属の両面テープを枠側に貼り付けて、フロントガラスに取り付けるとどうなるかというと、わかりにくい写真ですが、赤丸のように両面テープが密着せずに浮いてしまい、外から見て、みっともないのです。
これでも必死に押さえ付けた結果です。
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枠を内側から見ると、こんな感じで、赤丸部分が中空になった両面テープが見えていて、この部分はただテープをガラスに貼っただけになりますので、密着しないのです。しかもグレー色です。
この隙間から、マイナスドライバーなどで粘着テープを押し付けたのですが。
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ガラスに取り付ける枠はこんな感じで、本体をハメる部分が「穴」になっていて、この上に付属の両面テープを貼ると、裏の無い、中空な部分にテープを貼る事になるのです。
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「穴」を避けて、両面テープはこのような形状でなければなりません。
こんなふうに両面テープを加工するのが、またやっかいで、型抜きするわけでは無く、ハサミで切ったりすると綺麗になりません。
何度か作っては失敗し、直線部分はロータリーカッターを使い、
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カッターマットも必要です。
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曲線部分は手持ちの丸ノミで押し切りました。
使った両面テープも手持ちの中から、ポリプロピレン対応のエーモン3903を使いましたが、
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これもグレー色で、やはり黒色が外から見て目立たなくていいようです。
それでガラス面に貼るドライブレコーダー用の耐熱タイプのエーモン3933にしました。(これは商品ページが無くなってます)
が、使用可能温度範囲は-20℃~150℃になっていて、先の3903のほうが-30℃~200℃でどっちが耐熱なんだか。
しかも、3903は1.2mm厚で、
3933は1mm厚。
枠は貼る部分が少し凹んでいて、1mm厚でうまく留まるのかどうか。
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グレー色のエーモン3903ではやはり目立ちました。
なお、この画像はABでの車検直後で、車検証と検査標章は後から取りに行くので、仮のものを貼っていて、正規の検査標章はありません。
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黒色のエーモン3933だとこんな感じに。
3933は商品ページが無くなってるので、代わりに以下のエーモン3983が黒で耐熱、ドラレコ、ETC用で使えると思います。
75mm×60mm×1.14mmの2枚入り
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ガラスに貼り付けるだけの簡単な作業のはずが、えらく手間を取られました。
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以前のTPMSは画像のような透明な厚めの両面テープが本体側に貼ってあり、今回、旧タイプを取り外すと、このようにガラスにテープが残ってしまいます。
これも端から指の腹で丸めるようにすると取れます。跡が少し残ったので、イソプロピルアルコールで拭き取りました。
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外から見えるソーラーパネルは新しいのがテカってます。
これまで使ってたTPMSは艶消しで、これも旧タイプのほうがよかったような気がします。
なお、脱着が必要なければ、枠は使わずに、この本体に付属の両面テープを貼って、取り付けてもいいのです。
その為に、付属の両面テープは別の台紙に貼ってあるのかと思います。
脱着の主な目的は、本体を室内で充電する事かと思います。ソーラー発電で内蔵バッテリーに充電するのですが、また振動が無ければ自動的に画面もOFFになるのですが、地下駐車場などに長く止めてると充電切れになる可能性もあります。
取り外しの出来ない旧タイプはモバイルバッテリーで充電した事があります。
今回の新しいタイプも週一くらいで乗るのと、カーポートの屋根には遮光ネットを貼ってるので、
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/7316888/note.aspx
何度か充電が必要になってます。2~3ヶ月に一度位でしょうか。
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タイヤに取り付けるセンサーも、新旧で少し形状が異なります。
横からみると、旧タイプのほうがより台形なのです。
つまり、見える正面側の直径が新しい方が大きくなってます。
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下(裏)から見ると、こんな感じです。
中心部が新タイプは金属、旧タイプはプラです。
今回、なぜ新しいTPMSに変えたかと言うと、
11月25日の車検の時に外しておいたのですが、車検後に電池を交換してから取り付けると、前輪2本とも一夜にして、ほぼ完全に空気(実際は窒素ガス)が抜けてしまったのです。
このセンサーを取り付けると、一瞬、シューとガスが抜ける音がするのですが、締め込んで行くとすぐに止まります。
それが前輪のは少し長く抜けていた印象があります。
いずれもレンチなどで締め付けるのでは無く、手で締めるだけです。なんせネジを受ける側はゴム製のバルブなのですから、強く締めたら、一緒に捻じれるだけです。
取り付けた後は、石鹸水などをスプレーして、漏れが無いか確認する事になってますが、もし気泡が出て、漏れてれば、どうすればいいのかは書かれてません。
取り付けてガス漏れするのは、もうセンサー自体の気密性が無くなってのではないかと思うのです。
それで、交換する事にしたのです。
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センサーは大き目で目立ちます。
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しかも、なんか表面に全て傷が付いてました。輸送中にこうなったのか。
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空気圧センサーとしての精度は全く問題無いと言えます。
現在のタイヤは昨年2021年9月ネットで買って、ガススタで交換していて、
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6540240/note.aspx
その後、オートバックスへ行って窒素ガスを入れてもらってます。そのすぐ後、やはり低めに感じて、補充してもらってます。
先月の11月25日の車検時にはTPMSは外しておいて、全輪を2.2で窒素ガスの補充、調整してもらってます。
車検後、TPMSを取り付けると、前述のように前輪2本が抜けてしまいました。
電池交換や脱着により、何んらかトラブルが発生する機会になるような気もします。
愛車は20年前から窒素ガスしか入れておらず、空気入れが無くて、amazonで発注するも、ブラックフライデーの売り出し期間中の為か、配達まで4日かかるので、仕方なく、JAF(愛車と同じ27年間会員)を呼び、2.3で空気を入れてもらいました。
画像はそれから1週間ほど経過した値ですが、前輪はJAFで2.3、後輪はABで2.2に入れてもらった値そのままでバッチリ合ってます。
ただ、走行して温度が上がると変わってきます。ですから、静止した状態で入れた圧は正しいのですが、走って行って入れてもらうと、冷えた時に違って来たりします。
常に圧が表示されてると、その違いが気になってしまうのです。
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前輪にはJAFが空気を入れましたので、後にABへ行って窒素ガスを再充填してもらおうとすると、リフトアップしないといけないと言われました。
確かにそうしてましたか。上げないで抜くと「タイヤが潰れますよ」と言われました。
でも、今回、前輪は2本とも完全に抜けてしまって、潰れていたんですが。
ところが、前のジャッキアップポイントには車検時に外していたウィング(天使の羽)
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6274540/note.aspx
を取り付けたばかりでした。
なんとかこのまま上げられないか、ピットに入れてみたものの、「レンズを傷付けるかもしれないので出来ない」となり、出直しです。
またウィングを取り外して、格納し、ABへ出向いて窒素ガスを充填してもらいました。
走って行っての充填なので、多めに2.3にしてもらいました。
550円✕2です。
ところが、駐車場でTPMSを取り付けてからの帰路、前輪が1.9~2.0を表示するではないですか。なぜだ。これでは低過ぎる。
このTPMSがなければ気にしないというか、わからないのですが。
その時の画像はありません。
前回のタイヤ交換後の充填でも低くて、持ち上げて入れるのが悪いのか、タイヤの中の空気を抜いてから入れるのが原因なのか、あるいはここの窒素ガスの充填器のゲージがおかしいのか。
先月の車検時に全輪を2.2の窒素ガスで補充調整してもらったのは別のK店なんですね。
車検は近いT店でしてたんですが、光量を計測する機械が変わり、低い位置の光量が計れないので、ずっと前から付けてるHIDフォグ
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/1593691/note.aspx
を「外せ」と言い出したのです。
周辺のAB店に問い合わせると、K店では「そんなのは目視でいい」と言われて、以降、自宅から30kmのK店で車検を受けるようになってます。
今は冬タイヤへの交換ですごく混んでます。そんな人混みには行きたくは無いのですが、年内に補充しておきたい。
またABへ出向いて、受付で事情を話すと、すぐに対応してもらえました。
駐車場にコマの付いたタンクを持って来て入れるわけです。
今度も多めに2.4を指定しました。
その場でTPMSを取り付け直し、帰りは
バッチリ2.4を表示してました。
以前はこの値にしてたのですが、夏は走行中に2.6とか2.7になるので、今回は低めにしたかったのですが。
帰りにスーパーの駐車場では、画像のとおり左が2.3になりましたが、許容範囲です。
なんか走ると前輪の温度が上がるように思います。ブレーキとの関係でしょうか。
下側のはスマートミラーとかデジタルミラーとか呼ばれるミラー型のドラレコです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6271426/note.aspx
ところが、帰宅してからふと、ABの駐車場へ小さなタンクを運んで入れたのは、本当に窒素ガスか?と不安になりました。
受付ではちゃんと「先週、窒素ガスを充填してもらったけど、どうも圧が指定より低いので、補充して欲しい」と言ってるのです。
電話でABに確認すると、やっぱりあれは空気だというのです。窒素ガスはピットで入れると言うわけです。
電話の向こうで謝罪し、優先で再充填します(全て抜いて入れ直す)と言うのです。
なんで、こうなるのか。
でも、雨や雪が降りそうな日は行けません。縦縞の冬型の気圧配置の日が続き、そんな時は若狭湾から雲が入り込み、晴れの予報でもパラ付きます。
愛車を絶対に雨には合わせたくないのです。かつて、月に2000キロ走って通勤に使ってた頃は、そんな事も言ってられませんでしたが、今は雨や雪の日には車は出しません。
その為に20数年前のガラケー時代から有料契約してる4つの天気予報会社で天気図などを比較検討して日を決めます。
それと再充填ではリフトアップする為に、またウィングを取り外さないと。
付けたり外したり、何度同じ事を繰り返さなければならないのでしょうか。
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またウィングを取り外して、格納し、
天気のいい、冬型の気圧配置がゆるんだ、風の無い日に、事前に連絡しておいて、開店の10時前からABへ行って、直接ピットで話してリフトアップして、前輪2本に窒素ガスの再充填をしてもらいました。
その場でゲージを私も確認して、2.3に入れてもらいました。
念の為、車を下ろしてから、再度ゲージで2.3を確認。
すぐにTPMSを取り付けて、ピットを出たのですが、今度は表示が左右とも2.5になってしまいました!
空気圧のゲージは窒素ガスと空気では異なる値になるような話も聞いた事があるのですが。
それとこの日は比較的、暖かく、ボンベの中の圧縮された窒素ガスが減圧されてタイヤに入ると、温度が変わって、圧も変わるのでしょうか?
その日は帰宅しても2.5のままでした。
まぁ、高い分には自分で減らす事も出来るし、様子を見る事に。
翌日、カーポート内で前輪は2.3~2.4になってました。
ともかく、常に圧が表示されると、気になってしまいます。
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