
今回はHistoric GPマシンの予選と決勝の様子
気になるのはロータス47GT/26RやアルピーヌM63
歴史的なレーシングマシンの全開走行は迫力があります
エントリー台数は12台
予選はピットロードのフェンスの間からストレートを疾走する様子を観戦
スマホで動画を撮る人もたくさんいます。さて、1台こちらに向かって来ました
やって来たマシンはV8の7リッターエンジンを搭載したコルベット
コルベットの予選タイムは総合3位。タイムは2分03秒424
予選1位のタイムを叩きだしたのはロータス47GTで2分02秒669
コルベットの4分の1以下の排気量ながら最速タイムのロータス47GT
予選2番手はジネッタG12で2分02秒978。決勝で47GTと競り合いました
気になっていたレーシングエランのロータス26Rは予選8番手の2分16秒121
1963年にルマンに出場したアルピーヌM63は予選9番手の2分18秒837
さて、Historic GPの予選は終了、午後の決勝は11:35開始予定である
(写真は予選終了2分前のもの。最後の追い込みで順位も変動しました)
12時50分から始まる決勝レースに向けてピット内は慌ただしくなってきます
ロータス23Bのドライバーも手を上げピットロードに向かいます
アルピーヌM63もエキゾーストノートを響かせて出発
最終確認を終えたロータス26Rもピットロードへ
スターティンググリッドに最後に到着したのは予選トップのロータス47GT
スタート3分前までグリッドに入れたことを後で知った。う~ん、残念!
決勝レースは「レクサスコーナー」で見ようかなと思い向かっていると
桜をバックにフェアレディ432Zが絵になる雰囲気で佇んでいました
今年はソメイヨシノの花見に行く機会を逸してしまったが
富士スピードウェイで桜見物ができるなんていい気分でした
「レクサスコーナー」に到着するとコース脇でお昼寝タイムの方々が…
暖かい春のぽかぽか陽気。寝そべって昼寝したくなる気持ちもわかります
決勝レースの1周目、先頭でやって来た予選2位のジネッタを47GTが猛追!
コーナーでインを突いた47GTに対して畳み掛けるように脇を閉めるジネッタ
ありゃ!ジネッタの横っ腹にロータス47GTがヒットしちゃったかな?
ジネッタが慌ててカウンターステアを当て必死に体制を立て直しています
47GTのドライバーさんが手を上げて「スマン、スマン」というポーズ
ロータス23Bの背後から迫る大きな口を開けたコルベットが怪物のように見えます
予選は振るわなかった23Bですが決勝レースは追い上げを見せていました
このロータス23B、かなりカッコよかったです
予選8位の26Rも予選5位のマーリンよりも前に出て追い上げを見せています
レーシングエランがサーキットを走っている姿はカッコいいですね
予選9番手のアルピーヌと10番手のマクランサは順当に争っていました
美しい流線型のアルピーヌM63。デザインの美しさは秀逸だ
ロータス23B同士の戦いも見応えのあるシーンです
最終的にはジネッタG12が逆転しトップでチェッカー、47GTは2番手
決勝レースも終わりロータス26RとアルピーヌM63が静かに佇んでいました
この日は何度も見たアルピーヌM63ですが名車は何度見ても飽きません
美しいヒストリックカーは眺めているだけでも十分気分が癒されます
隣のピットのロータス23BはBMWのエンジンを搭載した珍しい23Bでした
眺めているとメカニックの方「カウル開けましょうか」と言ってくれました
ボンネットにリアカウル、ドアに至るまで、全て開けていただきました
このクルマは2018年のAUTOMOBILE COUNCIL にも出展されていたと思われます
カウルの中シャーシは鋼管スペースフレームで構成され、見るからに軽そうです
メカニックの話では1960年代前半に数台だけBMWエンジンを搭載した
ロータス23Bが製造され、このマシンはとても貴重な1台と言うことでした
搭載されているエンジンはBMW2002と同じユニットだそうです
ちなみにこのロータス23Bにはナンバープレートが付いていました
「マフラーを戻せば公道を走れますよ」とメカニックの方が言っていました