
御前崎市にある和食処の「もちづき」
親戚のお祝いの食事会を行いました。
食事もよかったが、店内に展示されていた
オーディオ機器も素晴らしかったです。
このお店の料理は、素材にこだわった店で、料理も素材の良さを生かした調理
がされている。わっぱに盛られた料理は、お弁当のような雰囲気です。
ひとつひとつの食材の味を味わえるような料理で、他のお店とは違う、食の愉
しみを味わえる店でした。
塩で味わう天ぷらも、サクッとした揚げ具合、お造りも旨みの濃い味わい。
添え物のトマトも甘味の強い、フルーツトマトのようでした。
ご飯、味噌汁、お新香、デザート、どれもおいしくいただきました。
最後は洒落たカップを使用したコーヒーです。全てにおいてオーナーのこだわ
りがつまったお食事でした。この店、完全予約制ですが、価格は意外とリーズ
ナブルです。
こだわっているのは料理だけでなく、店内に展示されているオーディオ機器も
こだわりを感じるものがたくさん展示されていました。
左のスピーカーはスタジオモニターとして幅広く活躍したJBLのModel 4301
のコンセプトを継承し、2001年に開発された Model 4302。
ブルーバッフル,ホワイトコーン,ウォールナットなど、一目でJBLとわかる
典型的なスタイルは、今も昔も変わらぬデザイン。いいものは、変える必要が
ないことの示すお手本のようなデザインだと思います。
右のスピーカーは、1982年にリリースされた、38cmコーン型ウーファーを
搭載したJBLのModel 4344。サイズもデカいが価格も65万円/本と高価です。
また、店内には、シャガールの絵画もたくさん展示されていました。
JBLの横に置かれている真空管アンプは「VP-mini88 MarkII」。
このアンプは、キット販売されているアンプで、半田ごて使って、抵抗やコ
ンデンサを半田付けし、シャーシへの組み付けなど全て自作するキットのよ
うです。
真空管アンプというと、角の取れた優しい音をイメージしますが、このアン
プは、どんな音を奏でるんでしょう?
その横にあるのは1973年に発売された、通称、スカイセンサーと呼ばれる
SONY製のAM/FMに加え短波受信可能なラジオ。当時の販売価格は約2万円。
当時は、国際放送のBCLを聞くのが流行ったみたいですね。
私はFMレコパルを愛読していたFM派なのでわかりませんが…
別の棚にはオープンリールデッキなど存在感のある機器が展示されていました。
中学の頃からオーディオに興味を持ち、高校の頃、オープンリールデッキに憧
れがありました。詳しいことは理解していませんでしたが、カッコいいオープ
ンリールデッキを一度は使ってみたいと思っていたことを、思い出します。
結局、購入することは無かったけど、昔懐かしく眺めていました。
このオーディオタイマーは、ナショナルのTE61という型番のもの。
年代は1975年ごろじゃないかと思いますが、当時のオーディオタイマーとし
てはメジャーな存在で、このデザインは記憶に残っています。私はソニー製
のオーディオタイマーを購入しFMのサウンドストリートなどをエアチェック
していました。※今ではエアチェックという言葉は通じないかもしれませんね
オープンリールデッキの下に置いてあるプリアンプはマッキントッシュ。
とても高価(\478,000)なプリアンプで雲の上のような存在です。
MC2255あたりのパワーアンプと組み合わせると130万円を越える金額になる
でしょう。
この辺りになると、さっぱりわかりません。こんなレアな機器もあります。
店の入り口には、LPレコードがぎっしりと詰まった棚がありました。
JAZZ/ROCK/POPS/歌謡曲などジャンルにとらわれないさまざまなLPが置い
てありました。お店の方の話では、このコレクションはほんの一部で、オーナ
ーさんは、この10倍以上のLPを保有しているそうです。
LPは古いものだけでなく、比較的新しいダイアナ・クラールのアナログ盤も
置いてありました。
LPレコードの横の棚には、ナショナルのBL-700が置いてありました。
発売時期は、昭和29年ごろの真空管ラジオです。
旧車と同じように、古いラジオも個性あるデザインがいいですよね。
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古いオーディオ機器を見ていたら、自分が過去購入したオーディオ機器を思い
出していました。最近のリスニングルームは、専らクルマの中で、家で音楽を
ちゃんと聞くことは、ほとんど無くなりました。
私が高校に入学して、初めてオーディオ機器を購入した時のカセットデッキ。
オープンリールデッキに憧れていたこともあり、メーカはTEACを選定。
3ヘッドのV-7を購入しました。当時としては、当たり前のアナログメータ。
今見ると、カッコイイですよね。
初めて購入したスピーカは、トリオのLS-202。25cmのウーファーを搭載した
3ウェイスピーカーです。スピーカーの下にブロックを敷き、1円硬貨を簡易
インシュレーターにしたり、身近なもので音の変化を楽しんでいました。
オーディオショップで、太い高級なスピーカーケーブルに変えた時の音の変
化には本当に驚いたことを今でも覚えています。
2台目に購入したアンプは、オンキョーのA-817XX。1986年に購入した。
当時、サンスイのアンプが人気だったが、当時、好きだった80年代ポップス
には爽やかで明瞭な音質のオンキョーのアンプがベストマッチでした。
予算がないため、低いグレードのアンプを選択しましたが、十分満足でした。
カセットデッキはヘッドや駆動系が消耗するため、買い替えをしたが1990年
ごろに購入した3台目となるソニーのTC-K222ESLは、今でも健在です。
このデッキはESシリーズの末っ子ですが、いい音を再生してくれます。
ヘッド周りを2回ほど修理しましたが、短期間で修理完了し、修理費用も安く
アフターサービスもさすがソニーという感じで気に入っていました。
カセットテープは音が劣化するが、MDの登場によって劣化の無いデジタル録
音が可能になったことは、個人的にはとても大きな変革でした。
購入したのはソニーのMDS-JE700 (\69,000)を2台購入し、光ケーブルで繋
ぎデジタルダビングなどやっていたことを思い出します。購入1996年頃でした
が、今ではパソコンで何でもできる時代となりMDは完全に衰退しました。
でも、今では、デジタルサウンドにはない、アナログレコードの柔らかな音質
が再び脚光を浴びているようですね。
私は矢沢永吉が好きで、矢沢のLPを集めたりしています。
今現在、レコードプレーヤーを持っていませんが、いつか購入して、CDとの
音質を違いを楽しみたいと思っています。
LPを集め出したのは、3年ぐらい前に会社の近くの本屋で中古レコードフェア
をやっており、500円~800円で販売していたため、8枚ぐらい購入したのが
きっかけでした。
CDより大きいLPジャケットは壁に飾るだけでも絵になるので、飾って楽しん
でいます。レコードの帯のコメントも当時を偲ばせる内容が書かれており、
楽しいですよ。