
久しぶりにサークルKの1/64スケールF1を
ディテールアップして遊んでみた。
5年ぐらい前に2台、ディテールアップしたが
その後、手を付けていなかった。
マルボロロゴを付けると、マクラーレンのF1
は、とてもカッコよくなります。
今回はマクラーレンのMP4/6をディテールアップした。
マクラーレンコレクションは2009年1月9日に650円で発売された。
すでに7年以上経っており、思った以上に時間が経過していることに驚く。
京商1/64スケールのF1は、値段の割に出来栄えがよく、好きなミニカーだ。
でも、マルボロカラーのマクラーレンのF1にロゴがないのは、とても寂しい。
そこで登場するのが、エッフェアルテフィーチェのデカールキット。
1/64サイズだから、1台分のデカールは、この程度の大きさになる。
今回使用しているのは、マクラーレン デカール デラックス版 Type1 で
(MP4/2~MP4/12 press)の8台分がセットになっている。1296円 (税込)
ディテールアップは、カウルも塗装するから、バラバラにする必要がある。
でも、カウルはカシメ固定されているので、まずは、これを外します。
カシメを外す場合、電動ドリルでカシメ部を削って取り外します。
今回は、3.4mmのドリルで削ってみたが、ちょうどよかった。
電動ドリルを押し付けて削るため、リヤウィングなどを破損させないように
使い古しのTシャツを下に敷き、押さえ付けてもウィングが破損しないよう
な形を作って台にします。
さて、ドリルでカシメを削っていきます。外れるまで、ちょっと時間が掛かる
けど、しばらくすると、と黒いベース部分が「パカッ」と浮き上がります。
これがカシメの外れた合図。Tシャツの上で削ったので、削りカスがTシャツ
の目に入って取りにくかった。
だから、もう片方のカシメを削るときは、下にティッシュを敷いた。削りカス
は、ティッシュといっしょに丸めて捨てることができるので楽でした。
カシメ部を削り取れば、カウルを外すことが出来ます。
削り取ったカシメ部は、こんな感じ。これをネジ止めできるように加工します。
ネジは、「M2×4」の皿ネジを使用できるように加工します。
最初にカシメ部の支柱に0.5mmのドリルで小さな穴を開けます。
まずは、支柱のど真ん中に穴を開けるのが目的です。
小さい穴の方がど真ん中に穴を開けれると思います。
とにかく、ど真ん中に穴を開けることだけ考えて、ドリルを回します。
あと、穴の方向は、垂直方向に開けることも注意しないといけないです。
穴の深さは、ネジの長さを考えて開けます。
0.5mmで中心に穴が開いたら、次は0.8mm、1.1mmのように徐々に穴径を
大きくしていきます。
1.6mmの穴を開けたのは、M2のタップを切るためです。
M2のタップの下穴径は1.6mmに指定されています。
M2程度の小さいタップであれば、ピンバイスでも開けることが出来ます。
M2×4のネジがこんな感じで差し込めるようになりました。
これで、何回でも組んだり、外したりすることが出来ます。
最初はマルボロレッド部分の形状を変更するデカールを貼りました。
デカールは厚めに出来ていますが、マルボロレッドの上ではやはり透けて
しまいました。特に下地が白の部分との差がはっきり出てしまった。
でも、この透けた部分にはマルボロのロゴを貼るために、目立たなくなります。
次にカウル横の大きなマルボロのロゴを貼ります。
デカールのマルボロロゴはホンダマークが一体化されています。
バランスよく貼るためでしょうかね?
だから、元々貼ってあるホンダマークが邪魔なので消し取ります。
除光液を綿棒に浸し、擦ると簡単にマークが溶けます。下地を浸食することは
ありませんが、他のマークに当たると簡単に消えてしまうので注意が必要です。
消し取りが完了したので、ここにマルボロのロゴを貼ります。
デカールの貼り付けが完了。やっぱりマルボロのロゴが付くとカッコイイです。
カウルだけでなく、リヤウィングにもデカールを貼ります。
このように貼りつける場所にうねりがあると、デカールが密着しない可能性が
あるので、マークセッターやマークソフターを使用して密着させます。
エッフェのデカールの糊は粘着力が弱いため、基本的には貼る箇所にマーク
セッターを塗ってからデカールを貼りました。また、エッフェのデカールは、
マークセッターやマークソフターを塗っても、簡単には軟化しません。結構、
硬いです。
カウルとリアウィングのデカールを貼り終え、完全に換装したら、クリア塗装
します。夏だったら4時間程度で完全に乾きました。
クリアを吹くと艶が出てきれいになるし、デカールの経年劣化も防げます。
使用するクリアはガイアカラーのクリアー。
いろいろ使ったけど、個人的には、このクリアーが一番使いやすくかった。
左がクリア塗装品、右が未塗装品。クリア塗装した方がマルボロレッドの発色
が鮮やかになります。
インダクションポッドの開口部の下の部分。(シートの上は台形の部分)
この部分に貼りつけるデカールがあるが、デカールは少し透けるので、下地も
白く塗装します。
白塗装の後は、シートをジャーマングレーで塗装します。塗装してみるともう
少し明るいグレーの方がよかったけど、目立つ場所ではないので、よしとしま
す。
インダクションポッド開口部下とシートベルトのデカールを貼ります。
モールドで整形されたシートベルトの上にシートベルトデカールを密着させる
ため、マークセッターとマークソフターを多めに使いました。
空気が入っていると塗装した際、デカールがひび割れを起こすため、密着する
必要があります。
シートの部分は「スーパークリア半光沢」でオーバーコートしました。
本当はつや消しがいいんだけど、以前「スーパークリアつや消し」でオーバー
コートしたら、表面が白濁したため、使うのをやめました。
テールランプはクリアレッドを縁取りの内側に溜まるように垂らし込みます。
テールランプに使用するのは、ガイアカラーのクリアレッド。
このクリアレッドが一番テールランプらしい赤だと思います。
その後は、フロント、リアウィングの翼端板の内側を、エナメル塗料のセミグ
ロスブラックを吹き付けます。エナメル塗料は、薄め液で簡単に消し取れるの
で便利です。
リアウィングの翼端板の内側を塗装することで、リアリティが格段にアップ
します。マルボロレッドの発色も鮮やかになります。
ベース部分やサスペンションアームは、ミスターカラーのセミグロスブラック
で塗装しします。塗装済み部分は、しっかりマスキングして塗装します。
これで、塗装は全て終了です。
組み立てて完成です。後半は作ることに夢中になり、写真を撮るのを忘れてし
まった。製作過程のブログをよく見るけど、大変なことだなとつくづく感じた。
手のひらサイズの1/64スケールのF1マシン。
特にマルボロカラーのマクラーレンは、ロゴを付けるだけで格段にカッコよく
なるのでやりがいのあるF1マシンです。手を加えると愛着も湧きます。