
11月12日(土) 富士スピードウェイで開催された「AUTOCAR JAPAN FESTIVAL 2016」に行ってきました。
今年もさまざまなプログラムが朝から晩まで組まれており、旧車、フェラーリ、ポルシェのレースや珍しいヒストリックカーの展示やパレードランを見て、一日楽しめるイベントになりました。
今回のイベントの中で最もカッコイイと思ったのは、このフォード GT40。
オーナーさんに聞くと、かなり忠実に再現されたレプリカだそうです。
パンフレットにはメーカ「GT Development」 (1985年)と書かれていました。
フォード GT40は「ヒストリック・スポーツラン」でスポーツ走行していま
した。サーキットを走るフォードGT40はとてもカッコよかったです。
こちらも「ヒストリック・スポーツラン」で走行したヨーロッパS2 (1969)
古いスポーツカーが、サーキットで全開で走行している姿は、格別です。
後ろのポルシェは1970年式の911。いい光景です。
ルノーのクラブミーティングの中に、見たことのないクルマを発見しました。
オーナーさんに車名を聞くと「フルニエ・マルカディア」ということでした。
フルニエ マルカディアは、元々とフランスで自転車のフレーム製造していた、
マルカディアさんが、フルニエさんと共同で製作したキットカーのようで、
ルノーのエンジンを搭載しているそうですが、とにかくカッコイイです。
駐車場を徘徊しているとカッコよくカスタマイズされたカニ目を発見しました。
レーサー風の雰囲気にカスタマイズされているのですが、とにかく、美しい
仕上がりのオースチン・ヒーレースプライトMK-1でした。
カニ目の後ろに停まっていたポルシェ356もカッコよかったです。
こちらもレーサー風の雰囲気と渋いカラーリングがとても素敵な1台でした。
北側の駐車場に行くと、きれいなジャガーEタイプが停まっていました。
ジャガーというか英国車の中でEタイプは、もっとも美しいモデルだと思います。
曲線美やメッキパーツの装飾の美しさから色気を感じる名車だと思います。
ジャガーと言えば、Fタイプの試乗会を行っていたので乗ってみました。
5リッターV8スーパーチャージャーのRクーペは1440万円。高~い!
色っぽいEタイプを見た後だと、素っ気ないデザインに感じてしまいます。
車重は1.9トンですが、太いトルクで鋭い加速感を体験できます。
硬すぎないしっかりとした足回りはスポーツカーらしい味付けでした。
まあ、試乗コースは狭い駐車場を1周しただけだったので、クルマの良さは
あまり、わかりませんでした。もうちょっと乗りたかったな~
ピットでは、レース形式に出場するクルマが停まっています。その中で綺麗な
外観が印象的なミジェットがありました。ボンネットの中を見ると…
ノーマルとは別格のチューニングされたエンジンが納まっていました。しかし、
このミジェットは「ヒストリックカー・カップ」決勝レースではマシントラブ
ルで、すぐにリタイヤしまてしまいました。カッコよかっただけに、その激走
ぶりを見たかったです。
このポルシェのワンメイクレースである「レンシュポルト・カップ 」に出場
するポルシェ930ターボ。このクルマは、実写版の「湾岸ミッドナイト」で
ブラックバードとして出演した車両です。
見た目からもレーシングカーのようなチューニングされていることがわかり
ます。この車両は「みんカラ ブラックバード」で検索するとヒットします。
「レンシュポルト・カップ 」では、こんな本格的なレーシングカーのような
ポルシェ997 GT3 Rも2台エントリーされていました。
決勝はポルシェ997 GT3 Rの一騎打ちでした。他のポルシェとはラップタイム
が全く異なり、格の違いを感じました。とにかく、速かったです。
997 GT3 Rの後を快走していたのは「ブラックバード号」でした。
「Ferrari Coppa Competizione」というフェラーリのワンメイクレースもあり
ます。半分以上がフェラーリ458でしたが「458 GT3」は別格の速さでした。
ベース車両としては、フェラーリ458チャレンジが一番多かったですね。
こんなフェラーリ328GTSもいました。個人的にはこっちの方が好きだな~
他のプログラムとして、フォーミュラマシンのデモ走行もありました。
このマシンは1989年にネルソンピケがドライブした「ロータス101T」
このキャメルカラーのF1マシンを見ると、中島悟を思い出します。
一度も表彰台に上ることはできなかったけど、日本人のF1パイロットの道を
切り開いた男の功績は大きかったですよね。日本人F1ドライバーの中で一番
好きなドライバーです。
レイトンハウスのグラチャンマシンの登場で、場内アナウンスでは、萩原光の
ことを語っていました。菅生で息を引き取ったのは、30年前になるんですね。
20歳の頃「萩原光俺だけの運転テクニック」を読んで、ドラテクを一生懸命
覚えたことを思い出します。この本はドラテクだけでなく萩原光のドライバー
になるまでの生い立ちも書かれており、楽しく読んだことを思い出しました。
もし、生きていればF1ドライバーとして活躍していたでしょうね。
1998年のフォーミュラ・ニッポンで野田英樹がドライブした、コスモカラー
のローラT98/51も走行しました。
AUTOCARフェスティバルは、最近毎年来ており今年で3回目となります。
毎年参加されているクルマが多いため、ちょっとマンネリ感もありますが
朝から晩まで様々なクルマやレースを見ることが出来るイベントです。
帰り、サーキットから国道246に出る途中、紅葉している銀杏並木がありま
した。とてもきれいだったので、思わずクルマを停めて、記念撮影しました。