話題のぶどう沢

滝つぼ転落死、救助ヘリ墜落、テレビ取材クルーの遭難死という三重遭難で話題の武道沢。
武道沢自体は遡行価値が少ないといわれています。
多分、滝川本流から遡行し上流の水晶谷か古礼沢を遡行する予定で通りかかった武道沢出合の悪場で惨事は発生したのではないかと想像します。
また、武道沢と報道されていますが、ブドウ沢という説もあります。
山葡萄でもおおかったからかな?
私は二回ほどここを通りかかっています。



写真は昨年のもので、武道沢出合の悪場入り口です。

最初の滝は右側をノーザイルで登りました。
登っているのは相棒H氏夫妻とminorun-R君です。
人気ルートなので、後続パーティーも下に写っています。

二番めの滝です。

ここは、滝を登った後が被った岩の下をトラバースするところが難しく、ハーケンべた打ち+フィックスロープが手摺のように付いています。
フィックスロープ伝いに簡単に通過できましたが、後続パーティーはぶる下がっていますね～
フィックスロープが無い頃は、アブミの架け替えでした。
残地ハーケンが無い頃はさぞ困難だったことだと想像します。
写真では判りにくいですが、滝の落ち口なのでここで落ちると10m以上はダイブする羽目になります。
ここで落ちたのでしょうか?

その上の滝です。
何処で落ちたかは判りませんが、ドンドン流されて一番下まで行っちゃったのでしょうか?

釣竿を持ったまま泳いで突破出来ないかとminorun-R君がチャレンジするも流れが急で敗退です。

釣竿をしまってへつりで突破です。
ここも残地ハーケンとリュリンゲが沢山有りました。