大台ケ原 東ノ川 本流

今日は、いよいよ東ノ川本流の遡行です。
ガイドブックによれば、このコースは一泊二日でも抜けられるという事になっていますが、遠隔地でもありますし釣りをしながらノンビリ遡行したかったので、二泊三日の予定で入っています。
一日目が予定通りに行かず、手前で打ち切ったのですが、日程に余裕が有るので心配ありません。
なので、朝から焚火をし朝食をとって余裕のスタートです。

白崩沢の下降を続行すると直ぐに暗く深い淵が出て来ましたが、泳ぐ必要もなく左岸をへつって下れました。


東ノ川本流に出ると、意外に明るい谷です。
そして・・
巨岩・・・(@_@)
谷が狭まってゴルジュになるかと思うと・・・
巨岩・・・(*_*)

とにかく、岩がデカい・・
岩を乗越たり、通過不能の巨岩を巻いたり・・・
ちょっとイメージが違うな～と思いながら遡行していくと、大蛇嵓が見えてきました～


次は、地獄釜滝です。
後で思い返すと、東ノ川本流で、この滝位が滝らしい大きな滝でした。
直登はできませんが、左右の壁が立っていないので、左岸から簡単に巻けます。

そしてまたまた巨岩・・
巨岩の合間には、美しく深い瀞。
魚影は豊富ですが、巨岩乗越が大変なので、竿を片手にという分けには行かず・・・


巨岩の乗越はボルダリングの連続の様で・・・

隙間の潜り抜けたり～
その先で行き詰ったり・・・
遡行図には滝となっていますが、巨岩ばかりで、どれがどの滝だかさっぱり分かりません。

ルートの取り方、ピッチ自体も結構難しく、登ったり降りたりで体力も使う・・・
しかし、達成感は今一つで余り楽しくない～(*_*)

この大岩通過には、大きなミスをを犯してしまいました。
遡行図を読み誤り、三つの大岩は既に通過したと思っていた為、右岸巻きと信じ込んでしまい、右岸のリッヂに下がっていたフィックスロープを登り、更に上にクライムしていってしまった(*_*)
垂壁に突き当たり右トラバース・・
バンドは細く外傾して駄目。
引き返して、左にトラバース・・・
脆いルンゼに阻まれ駄目。
結局、懸垂下降での敗退です。
ここで、一時間も費やしてしまいました。

正解は、フィックスロープを登って直ぐに下降し、左岸のルンゼから高巻きでした。
巨岩に上って懸垂下降したと思われる残置ハーケンが見えます。
ルートファインディングに結構苦労するポイントの様です。
しかし、巨岩帯はどれも同じように見えて遡行図の判別が難しいです。
支流も水かなく現在地の特定が旨くできなかった・・
水量が少ないので、遡行自体の困難度は低いはずなのに～(+_+)

という事で、ぶつぶつ言いながら中の滝が見える大ヌケ谷の絶好の天場に到着、宿泊です。

やっと、アマゴの刺身にありつけました～(#^.^#)