赤岩尾根を、一人でハイキングしてきました(#^.^#)
と言っても・・・
登山やハイキングが趣味の人でも
「それ・・どこや???」
という、マイナーな所です。
場所はここ・・
林道ドライブ好きにはピンと来る
中津川林道と
国道299号線志賀坂峠の間に位置する、県界尾根です。
隣接する
両神山は日本百名山の一つです。
赤岩尾根は、
ハイキング地図に道の記載があり、
ガイドブックにも紹介されています。
しかし、ハイキング地図の
コースタイムだと、赤岩峠まで1時間10分、縦走に6時間10分、下山1時間20分、それに林道を車まで35分と、総計
9時間もかかる事になっている~!
なので、早朝自宅を出発し、頑張って支度して・・・
でも、やっぱりスタートしたのは、
8時半(+_+)
天気は上々で赤岩岳に日が当たって暖かそうだし、そんなに時間かからんでしょう~(#^.^#)
スタート地点は、江戸時代からの鉱山で、昔は金、そして鉄鉱石を産出していた様です。
中津川から秩父までの道は、林道が出来るまでは、高い側壁を巻く登り下りが多い悪路だった様です。その為、戦前は
索道で鉱石を運んでいた。その前は鉱石を
担いで赤岩峠を超えていたとの事。
大変だったろうな~( ゚Д゚)
今は、ずいぶん縮小され宿舎や公民館は廃墟となっています。
登り口には
石碑が有ります。
谷あいの暗い樹林帯から左手の尾根に上がると、視界が開け平行して落ちる岩稜が見えてきます。

尾根は、針岩峰に突き当たり右に巻いて
赤岩峠到着。
丁度1時間、道は良く踏まれていて迷うことはないと思います。
赤岩峠からは藪ごしに赤岩山が岩壁を伴って見えます。
ルートは岩壁の基部を左に
トラバースします。
道は、ハッキリしていました。
山頂から左に延びる北稜上のピークとのギャップまでガレルンゼを登ります。
北稜は少し岩稜となります。
ロープも鎖も有りませんが、難しくは有りません。
9時50分、
赤岩岳山頂到着~(#^.^#)
八ヶ岳が綺麗に見えます。

間近に
大ナゲシの岩峰です。
この岩峰には、2005年に中学生の息子と裏側の悪沢から登ったことがあります。
登り口の廃村が・・
早々に、赤岩岳を出発し赤岩尾根の縦走開始です。
藪、樹木が多いですが、道ははっきりしています。
樹木の合間から、次のピーク1583m峰の
前衛岩峰が見えてきました。
稜線上の岩壁も登れそうでしたが、
日陰の北側を覗くと凹角にフィックスロープが有りました。

古い
フィックスロープはカサカサでしたが、新しいフィックスロープは二本のボルトにしっかり固定され、信用出来そうです。
フィックスを使わなくてもⅢ級程度です。使わないなら日当たりが良い岩稜の方が登って気持ち良いかも・・
いよいよ今日のハイライト
1583m峰の岩峰が見えてきました。
ルートは主岩稜
南側のフェースです。
南側にトラバースすると
フィックスロープが有りました。
しかし、3m位しかありません。
この3m、難しくはありませんが、どこでも登れそうなので
取り付き点の目印としては、最高です。
取り付いてみると、岩は固く乾いていて
斜度も弱くサクサク登れます。
概ねやや右上する様に登っていくと、何か所かに赤テープの目印が有ります。
ザイルを使用していないので、ハッキリしませんが
高差は30m位でしょうか。
主岩稜も斜度が弱そうなので登れそうですが、プロテクションをとれる灌木はなさそうです。
ルートを上から見るとこんな感じです。
10時50分、
1583m峰到着。
順調です(#^.^#)
次の明瞭なピーク、
P4とP3の双耳峰。
稜線の道は結構しっかりしていました。
何か所か道が北側を巻きだすところでピークを踏んてしまうと、南側の支稜に引き込まれそうになるかもしれません。
道は、小岩峰を上手く巻いていますが、忠実に辿っても降りられない程のギャップは無さそうでした。
P4には赤テープに記載がありました。
P4とP3のギャップは可愛いもので障害にはなりません。
P2には古い木製プレートに記載があります。
国道299号のビューポイント
志賀坂峠から見える
二子山が下に見えます。
最後のピークP1が見えてきました。
近寄ってみると、岩壁は斜度が弱く稜線伝い登れそうですが、非常に
明瞭な道が南側に有ります。
「南側に巻き込んでから登るのかな~??」と、辿っていくとドンドン巻いていきます。
結局、P1を巻いてしまいました。
反対側の稜線からP1に登り返しました。
登路は一か所木製梯子が落ちていますが、明瞭でした。
12時半、
P1到着です。
P1からは、縦走してきた
赤岩尾根が見渡せます。
謎の
東福寺川の岩壁地帯・・
1時20分
八丁峠到着。
2012年8月19日にキギの沢を大人数で遡行した時は、両神山から八丁尾根の下りで暗くなり、ここに着いた時は
真っ暗だった・・
八丁峠からの道は、結婚する前にママさんを連れて
金山沢を遡行し両神山から下山して以来なので、27年ぶりです。
2時20分にはスタート地点に下山できました。
休憩入れて丁度6時間で済みました~(#^.^#)
赤岩尾根は、退屈なアプローチは短いし、楽しく良いハイキングルートでした。
今回、単独だったのでザイルは使用しませんでした。
道は、比較的しっかりしていましたが、ところどころ外しやすい支稜も有りました。
踏み跡が薄いと思ったら、早めに引き返したほうが良いかと思います。
鎖、フィックスが無い岩場が有りますが、あってもⅢ-程度と感じました。
但し、藪だけでなく、岩場のルートファインディングも必要です。
岩は固いく斜度も弱い岩壁が稜線上にあるので、ザイルで確保出来れば、ちょっとルートを外して簡単な岩登りを楽しめそうです。
Posted at 2016/11/17 17:10:13 | |
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