ブレーキローターとパッド交換(リア編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
続いてリアに取り掛かります。
リアは下側の赤○にあるスライドピン1本(10mm)でキャリパーがキャリパーベースに固定されています。
黒いプラスチックのフタがしてあるので、ペンチか何かで摘んで外す。
2
続いてキャリパーを取り除く前に、キャリパー裏側にあるキャリパーとサイドブレーキをつなげている赤○の固定ボルト(14mm)を外しておきます。
ここを外しておくと後の作業が楽になりますよ。
ボルトを外したらサイドブレーキの先端にオペレーティングレバーと呼ばれるキャリパーに引っかかっている部分があるのでそれをひねりながら切り欠きから外します。
※この時、後述するアジャストスクリューのボルトも緩めておくと楽ですね。
3
キャリパーは上部分はキャリパーベースから伸びる棒がハマっているだけなので、下のスライドピンを抜いたら上にずらし奥に押し込むと抜けますよ。
フロントと同じように、ブレーキホースに負担がかからないように台に置く。
ローター部に残っているキャリパーベース裏側(赤→)にフロントと同じように14mmのボルトで上下2カ所固定されているので外します。
うちのはかなり固着していて、緩める時に勢い余って手の甲と鼻を車体に強打してあまりの痛さに途中で作業を投げ出したくなる^^;
4
取り外したキャリパーベース。
上についている長い棒がキャリパーにスポッとハマるようになってます。
フロントとはパッドを押さえる金具の形が違いますね。
特にリターンスプリングの方向を間違えないように気をつけましょう(あ、間違えませんか?)。
何故かリアは何度かスプリングを吹っ飛ばして手こずる。
5
リアにきて遂にローター固着に遭遇!
でも左リアだけ。
※写真は右リア
ローターのサービスホールにM8ボルトをねじ込めば外れるのですが、生憎持ち合わせがなく、スペアタイヤを固定するボルトをねじ込むも手回しでは外れず。
ウォーターポンププライヤーで挟んで回しても外れず。
仕方ないのでハブ部をラスペネ攻めし、ゴムハンマーで叩く叩く叩くッッ!!
外れた〜
ご近所の皆さんごめんなさいm(_ _)m
6
さて、新しいローターを装着して、あとは元に戻すだけ。
フロントと同じようにキャリパーベースのボルトとキャリパーのスライドピンには耐熱性シリコングリスをヌリヌリしておきましょ。
それじゃあリアもSSTでピストンを、といきたいところですがロードスターのリアキャリパーはサイドブレーキ機能を備えているので、フロントと同じ方法キャリパーピストンを戻すことはできません。
それではピストン調整に取り掛かります。
まずは先程外したサイドブレーキの固定ボルトの隣にもうひとつボルト(14mm)があるので外す。
7
すると中にピストン調整用の六角穴(4mm)のあるアジャストスクリューが入っているので、反時計回りに回してピストンを引っ込めます。
ローターにキャリパーを挟み込めるくらい引っ込めたら、元に戻す。
この状態ではサイドブレーキが効かないので
①サイドブレーキをおろす
②アジャストスクリューを時計回りに回せなくなるまで回す。
③そこから1/3戻して、ローターが手で回ることを確認。
④サイドブレーキをひいて、ローターが手で回らないことを確認。
これがなかなか一発で決まらず、未熟さを痛感。
※その前に、中のアジャストスクリューが抜け落ちているのに気づかずひたすら回らない回らないと時間をロスしていたのは内緒だ(簡単に抜け落ちるので注意!)
写真赤○はアジャストスクリューがポロリと落ちて、すでに無くなっている内部の様子。
写真まで撮っているのに何故気づかない・・・
8
あーやっと完成した。
パッドのフィッティング金具上下、リターンスプリング上下、ウェアインジケーター(どうやらリアの純正パッドには付属していないようです)、キャリパーベースのボルト2本、キャリパーのスライドピン1本、サイドブレーキの固定ボルト1本、ピストン調整用のアジャストスクリューとそのフタのボルト1本、しっかり固定できてますか?
フロントでも述べましたが、ブレーキは命に関わる非常に重要な部分です。
ローター、パッドの取付不良やボルトの緩みは即事故につながる恐れがあります。
自信がない場合は、素直にお店にお願いしましょう。
それにしても久しぶりに体全体を使う整備をしたので、明日以降の筋肉痛が恐い・・・
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