ホタルイカを掬いに遥々富山まで行って参りました。
大阪から440km、下道をひたすら走り6時間半。11時頃出て17時50分に到着。
いや遠かった。
夕マズメ近い時間帯だったので本当は釣りをしたかったんですが、疲れたため周囲を下見するだけで車に戻り一旦休憩。
車の中でウトウトしていると、しばらくして次々に車がやってきた。
あれよあれよという間に僕の車の停め位置が迷惑駐車になりつつ、泣く泣く流れに沿って移動させる。
この日の干潮時間20時半、満潮が2時過ぎ。天気も良くて新月周りの大潮。
情報ではホタルイカはこの時期の新月の満潮前後に入って来るらしいので絶好のチャンス。
前日まで悪天候続き&寒の戻りで取りに行くことすらままならなかった模様。
身投げ現象も無かったようだし、そう考えればこの日は運よくホタルイカ掬い日和に恵まれた恰好だ。
19時半頃から続々と海岸へ繰り広げる人達。
ホタルイカが入ってくるなら干潮時間を少し回った辺りかと高を括っていたので焦らずのんびりと構えていたが、あまりにも砂浜へ出ていく人が多く賑やかになりつつあったので、それにつられてそそくさと準備を始める。
この日のために安物のウェーダーと網を新調し(釣り用のウェーダーは古くなって今は無い)、発泡スチロール箱を腰に紐づけていざ海の中へ…
遠浅で波も穏やかなので探しやすいが、人が多くて水面を注視していると他の人にぶつかりそう。
それでもライトの光でなんとなく分かるんですが、人の間を縫うようにして右往左往探していきます。
股下まで浸かるとそこそこ抵抗もあるので、波にもまれて転倒しないよう注意が必要です。
しばらくして赤い小さなシルエットが波打ち際に向かって泳いでいる姿が…
居ました居ました、ライトを当てて網で掬おうとすると即座に逃げますが、海面直下の表層を泳いでいることが多くうまく追跡できれば簡単に掬えます。
初ホタルイカゲットです!
釣りで使用している強烈なLEDライトですが、それ以上に明るいライトでやっていらっしゃる方が大勢います。
初めて生きている姿を見ることが出来ました。小さな可愛らしいイカ。
水面から上げるとキュウキュゥ鳴いて、触手先の鮮やかな青色の光を放ちとても神秘的。
深海に住むダイオウイカとは似ても非なるものなのでしょうか…
それからポツポツと何十匹か掬い上げて歩き回っていたのですが、腰に巻いてあった発泡スチロールがいつの間にか横倒しになって蓋が半開きに。アララッ… 取ったほとんどが海の中へ。
気を取り直して再び採取。
たくさんの人がいる中で探すのは偶にしか見つけることが出来ず、続けて簡単に見つけることができません。
どうもこの一角だけたくさんの人たちが採取されているようなので(家族連れ・車から近い・トイレが比較的近い・集団心理・目印のベース灯を置いて待っている)、ならば少し歩いて遠方に行ってみると既に波打ち際にたくさんのホタルイカの残骸が。
まさに身投げ状態を目撃することが出来ました。
薄っすら青白く光る光景と水中にはたくさんのホタルイカが泳いでいて、今か今かと波打ち際目がけて投身してきます。
次から次へ網で掬うことが出来ますし、ここならウェーダー無くても十分掬えるポイントです。
まあ満潮時間まで十分に時間が経ってきたということもあってそこら中に湧いてきたのか。
結局LEDライトの充電量も大分減り薄明るくなってきて、小さなバケツ一杯位取ったところで引き上げ。
AM3時位だったかな。
長時間使用に耐えるLEDライトでないと使い物になりませんね。最後の方は細々とした光で探していましたから。
その後、近くの漁港へ様子を見に行くと、やはり何人かホタルイカを取りに来ている人達がタモ網片手に探していますが、目視する範囲ではあまり泳いでいる姿が確認できませんでした。数匹程度。
それから少し仮眠し早朝移動。
別の港で様子を見ていると結構な数の鳥山が…
カモメとトンビが海面目がけて宙を舞っています。
よくよく見るとダイブした口先に咥えているのはホタルイカ。
手前では柄を一杯伸ばしたタモ網を片手にホタルイカを探している人が何人かいます。
届かない範囲では鳥たちがダイビングしていますが、なかなかテトラ際・岸壁まで寄ってこれないようです。
それでもこの明るい時間帯に目視して掬えるのですから、やってみない訳にはいきません。
僕の持っている網はそんなに長くは無いので取れる範囲が限られます。
足場が悪く滑りやすいし頻繁に移動しないとホタルイカを見つけ出せないので、ちょっと効率が悪いので諦めました。
それでも何とか写真用にと3~4匹掬い、生きたまま明るい姿をパチリ!
とりわけホタルイカ取りを終了し釣りでもしようかと、いろいろとポイントを探すもあまりよさそうなポイントが見つからず。釣り人もいない。
次の日もホタルイカを取ろうと意気込んでいたが、何やら急に天候が荒れる様子でなにしろLEDライトの電池がないのでどうしようもない…
充電スポットも見当たらないので、家電量販店へ買いに行くが安くて良さそうなLEDライトが見つからない。
仕方がないのでそのまま帰る方向へ。
途中越前方面へ迂回しポイントを探すも大荒れ。釣りはできないと判断。
そのまま一般道をひたすら走り夜中0時を回ったところで高速に乗りETC深夜割引で高速に入る。
で結局たどり着いたのが2時半を少し回っていた。
あ~、疲れた。
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Posted at
2019/04/07 01:54:24