部品の問題で計画実行が危ぶまれたオートドライブ取付計画でしたが…
幸運にもGX71オートドライブ装着車を保有している中古部品販売業者さんを見つけ出し、足りない部品を購入することができました。
GX71のオートドライブを移植するにあたりいろいろ準備や下調べをしないといけません。
まず最初に配線の問題。
GX71にオートドライブを後付けする場合、年式やグレードによっては各装着が付くであろう場所にカプラーがきていて差し込むだけで済むらしいですがマークⅡワゴンではそうはいきません。
オプションですら設定のないマークⅡワゴンでは配線を新規ではわせる必要があります。
あと各スイッチ類、アクチュエータ、スピードコントロールリンク、スピードコントロールコンピュータが物理的に装着できるのか?
謎だらけです。(>_<)
今回は各構成部品が物理的に装着できるのかを確認してみます٩( ᐛ )و
まずはスピードコントロールリンクが取り付くマークⅡワゴン既存のアクセルペダル付近の構造・形状を確認してみた。
ネット検索する限りGX71系とマークⅡワゴンのアクセルペダル廻りは見る限りで同一みたい。
次にスピードコントロールコンピュータは装着できるのだろうか?
運転席足元の内装パネルを外して本来オートドライブコンピュータが装着されるであろう位置を確認してみた。
すると…
こいつは何者だ⁉︎
なにやら先客が鎮座していらっしゃる💦
ちょっと外の空気吸いに…
「 出 て こ い や‼️ 」 そう言わんばかりに怪しい先客を引き出してみる。
ケースにはキーリマインダーと刻印されている。
こいつはどうやらキー抜き忘れ防止機構のリレーみたいです。
要するにキースイッチがOFFの状態でイグニッションキーシリンダーに鍵が差し込まれたままだとアラームで抜き忘れを知らせてくれるシステムの制御役です。
マークⅡワゴンにオートドライブの設定が無いのをいい事にスピードコントロールコンピュータのベストポジションを横取りするとは・・・
キーリマインダーリレーには他の場所に移住してもらってスピードコントロールコンピュータを本来あるべき場所に…
侵入角度によっては引っかかって中々入りませんがコツを掴めば比較的スムーズ入れることができました‼︎
これでスピードコントロールコンピュータ設置の壁はクリアできそう。
後はスピードコントロールリンクがすんなり付くのかどうか。
スピードコントロールリンクを設置するためにはエンジンルームと室内を隔てる鉄板にリンクのケーブルを通す為の穴を開けないといけません。
一説によるとこの作業がかなり厄介だとか…
覚悟を決めて鉄板に穴を開けよう‼︎ ٩( 'ω' )و
調べた情報によるとGX71ではコントロールケーブルを通す穴を開ける為のマーキングがあるらしいからマークⅡワゴンにも同様にあるだろう。
いやっ、あってくれ‼︎
邪魔になるアクセルペダルとスロットケーブル・
それと…
ステーで繋がっているドアロックコントロールリレーとフラッシャーリレーも作業スペース確保のため外します。
ようやく真髄に近づいた気がします。
黒くて硬めのゴムマットみたいなやつをめくって穴あけ用のマーキングを探します。
・・・・・・。
どこを探してもマーキングなんてものは見つからん‼︎ (>_<)
マークⅡワゴンには無いみたい… 。
そこは不親切なのね…(^_^;)
これは腹を割って自分で最適な位置を探して穴を開けるしか無い‼︎
さてどうしましょうか・・・?
考えた末にこうすることにしました ☆
コントロールリンクに白紙を押し当てて故意的に汚した手で角を意識してこすっていくと…
型が取れます♬♬♬
中心線を書き足したら型紙の出来上がり。
これを既存のスロットルケーブル取付用ボルト穴に合わせてやれば自ずとスピードコントロールケーブルの通る穴の中心マーキングできるであろうというもの。
それと作業をしていて気付いたことがあります。
黒いゴムカーペットの矢印の部分。
GX71系のオートドライブ取付の為のなごりだと思われますが切れ目が入っていて切り取れます。
ほら‼︎ こんな風にキレイに切り取れます。
親切ポイントです。ありがたや (*´ω`*)
型紙をスロットルケーブルボルト取付用の穴に合わせてマスキングテープで仮止め。
あとはセンターポンチで穴を開けるポイントをマーキングすれば良いのですが…
スペース的に普通のセンターポンチでマーキングするのは無理そう💦
そこで考えた ☆
地面に打ち込む杭みたいなやつを…
先端めっちゃ鋭利に研ぎって…
センターポンチ代わりにしたら…
あっさり貫通してしも〜た ‼︎σ(^_^;)
エンジンルーム側から見るとこんな感じ。
予想以上に鉄板は薄いため やり過ぎには注意です。
スピードコントロールケーブルを通すための穴のセンターが決まったらいよいよ本穴を開けます。
どのくらいの穴を開ければいいのか?
一説によれば直径12ミリ程度の穴を開けてやれば問題は無いようです。
要はコントロールケーブルに付属しているゴムパーツの先端部が通りさえすれば特に厳密な指定はないみたい。
極力小さい穴で抑えておきたい場合は12ミリの開けてやれば良いかと…
今回は出来る限り純正正規の状態に近づけたいと思います。
コントロールケーブルのゴムに付着している穴に押し付けられて着いたと思われる痕跡から推定すると…
鉄板の穴の大きさはだいたい直径16〜17ミリと思われます。
17ミリのホールソーが見つからなかったので今回は16ミリのホールソーで穴を開けようと思います。
鉄板が薄いので…
あっさりくり抜けました。
かなりいい感じです(*^o^*)
防錆のためにくり抜いた穴の断面に塗料を筆塗りしておきます。だいぶ垂れました💦
見えないところだから問題なし。
最大の目的は錆びないことです。
そして問題のスピードコントロールケーブルを仮で取付けてみた。
バッチリです👍
しっかり穴のセンターが出ていて文句無しのクオリティー☆
アクチュエータも仮付けしてみた。
既存の穴を使い10ミリの長めのボルトで固定できます。
バッチリ‼︎ 👍
スピードコントロールアクチュエータも問題なく装着可能である事がわかりました。
後はスイッチ関係かな。。。
第4章につづく☆☆☆