ドラレコ取付け位置検証（その4）FINAL

その3からの続きです。

今回は、後付けフェライトコアを使ったドラレコ取付け位置の検証を行いました。

フェライトコアは映像や音声信号ケーブル等に幅広く多く使われており、フェライト特性に沿った高周波ノイズを吸収し、他機器へのノイズの抑制効果が期待されています。

と言うことで、
早速ドラレコの相互通信ケーブルとミラー型レーダーのOBD2電源ケーブルに取付けて検証開始。

取付日：2020.1.26

【検証11】フェライト3個＋アンテナから17cm
1日目：ほぼ影響ないと言えるのか？！
スケール1/50で若干ずれる事があるが、GPSを捕らえてるのか、走行中に認識して正常になる。

2日目：ほぼ影響ないと実感する。
国道から市道、脇道、高速道路を走行しても、ほとんどのシーンでもGPSが自車位置を捕らえてる。
ETCの高速入口出口も良好で干渉なし。

3日目：影響ないと確信する。
いつもの通勤ルート、スーパー立ち寄るもナビの動作は問題ない。たまに、自車位置が一時的ずれる事があるが、100m程度走行すると元に戻る。

【検証12】フェライトコア6個＋アンテナから17cm
4日目：ほとんど影響なし＋精度が向上（過去最良）
スケール1/50
ボックスカルバートの通過後、高速道路と並走する側道などでは、これまで自車位置が一時的に定まらない事があったが、しっかりとGPSを捕らえてる。
交差点の信号機通過位置もピッタリ合っている。駐車場位置を地点登録して走行後、同じマスに戻った時に数メートルずれる事があるが影響ない範囲と考える。

（ただし、古い地図ROMのため新規路線のバイパス等を走ると、その間は道なき道を走り、既存路線に戻ったら自車位置が適正になる。⇒何ら対策なしで電波干渉受けているときはナビは自動で戻らず手動で自車位置を設定し直していました。）

以上、その1で検証した「何の対策もなくアンテナから17cmに取付け」では、過去の検証でナビのGPSやETCに影響を及ぼしていましたが、今回このフェライトコアを取り付けることで、影響がほとんど出なくなり、結果的に一定の効果があったと言えます。

※たわわに実ったフェライトコアの見栄えは無視するとして…(-ω-｡)

これまでのドラレコ取付け位置の検証結果を纏めると…

◯ナビアンテナから25cm以上離隔を取るとほぼ影響を受けない。

◯アルミテープを使ったシールドケースをナビアンテナに覆うも全く効果なし。

◯フェライトコアを使った対策を行えば、影響はほとんど見られない事から、一定の効果があったと言える。

これで、その1から長らく続いたドラレコ取付け位置検証は、とりあえず今回をもって終了とします。

注記）この検証結果は、車両年式、ナビや装備の違いなど個体差による影響も少なからず含まれますので、あくまでも参考記事として見て頂ければ幸いです。

これが今回使用したフェライトコアです。
コアの中心径Φは7mm。(10個入り)
現在6個使用中！