リアブレーキフルード交換

ユーザー車検でブレーキフルードを交換しなかったので、フロントに続きリアも交換します。
作業要領、使用工具はフロントブレーキと同じですが、リザーバータンクを手前に取り出すので、8mmソケットが必要。

8mmソケットでリザーバータンク固定M5ボルトを外し、リザーバータンクを車体の外に引き出す。作業しやすい様に50cmほどの高さで水平に支持、落下しない程度にテープで固定。

ネジを外し、カバー・ダイヤフラムプレート・ダイヤフラムを取り外す。直ぐに水洗いして、ペーパータオルで水気を取り乾燥させる。ダイヤフラムは破損が無いかチェックし、初期状態に折り畳んでおく。

2年4ヶ月で5,400km走行したHONDAウルトラBF DOT4。フロントよりは変色が少ない。

劣化したフルードをスポイトで吸い取り、ブレーキペダルに触れない様に注意して、タンク内を清掃。

新品フルードをジェットオイラーで注入し、ペダルを下げた時にフルードが噴き出ない様にカバーを載せておきます。

フロントと同様に、「ブレーキペダルを数回押した後、圧を掛けた状態でブリーダースクリューを緩め古いフルードを排出。流出が止まったらすぐにスクリューを閉め、ペダルをゆっくり戻す」を繰り返します。リアは1回の吐出量が多いので15回ほど繰り返したらフルードを補充。終了までに2回補充しました。リアブリーダーもネジ部からのフルード洩れはなく、養生不要でした。
ブリーダーから新しいフルードが出てきたら作業終了。排出ホース内に残ったフルードを下方へ送り、飛び散らない様に注意してホースを外し、ニップル穴に残ったフルードをこよりなどで取り除き、ブリーダー周囲を水でしっかり洗い流す。

UPPERレベルまでフルードを補充。ダイヤフラムプレートにダイヤフラムを装着した状態でタンクに被せ、カバーを締付け。
リザーバータンクの突起部を車体側ブラケット穴にはめ込み、固定ボルトを締め付けて終了です。
ブリーダーからの排出量は70ccほど。