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田んぼESのブログ一覧

2024年05月12日 イイね!

シブミー2024(岡谷の陣)

シブミー2024(岡谷の陣)先々週のP&S春祭りに続いてシブミーです。いよいよ楽しいイベントも本格始動ですね。
同行のテッポロトルさんはターボCが現在ピットイン中ですので、スーパーキャリィでの参加です。街中でもよく見かける車種ですが、流石はR30オーナーが所有しているだけあって随所からR30の香りが漂っていて一発で分かります(笑)

それにしても今日は風が猛烈に強く、高速では横風に煽られて大変そうでした。流石に身の危険を感じたようで、次のICで下りて下道に切り替えるとの事。一旦ここでお別れします。


岡谷ICからミュージアムに向かう途中、先行するいすゞフォワードとカップリングファンの轟音を2台でハモらせながら登坂車線を登っていると、後方からR30の気配を感じます。これは後期GTと見た!背後から迫って来るR30って堂々としていてめちゃくちゃカッコイイですね!


会場の第3駐車場には9:00到着です。


強風との格闘の末、テッポロトルさんも無事に到着しました。片道でロクミーの往復よりも疲れたとか。


偶然にもリン職人さんも軽トラで参加されており、キャリィミーティングも同時開催!と思ったら日産NT100クリッパーでした。こうして並べてみると違いが分かって面白かったです。


では駐車場ウォッチングをしましょう。
ブルーガラスなのでX無しです。車高がイイですね。


背後に回り込むと無線のアンテナが装着されています。エンジンはNAのようですね。


この固定法はかなり男前です。


こちらのスピーカーはトンチが効いてます。


べぇやんさんのP.N.V.は運転席のシートが謎のカラーリングに。オーナーさんも???だそうです。


先ほど後方にいた車両ですね。2ドアHTでブロンズガラス、更には雨滴感知のセンサーがありますので、PASSAGEかアニバーサリーのGT顔かに絞られます。この車はお父さんが新車で購入し、息子さんである現オーナーさんが20歳の時に引き継いで今年で40年という由緒正しき家族間ワンオーナー車です。とてつもない風格をまとっていて圧倒されます。


あー、いいですねぇ。何故かホッとする瞬間です。


PASSAGEだけに許された最高級モケット地ボタン引きシート。これで確定しました。ターボPASSAGEですね。


おっと、ASCD付き!


ASCDアクチュエーターのブラケットにハイスロットルスイッチングユニットである緑色のリレーがあります。これはASCD作動中にスロットルバルブのフルスイッチ信号をロックアップコントロールユニットに入力しないように遮断するものですので、必然的にAT車である事が分かります。




ちょい待ち、という事は・・・・・・・(!)



出ました!分離式シートベルト!!


初めて実物を見ました!


収納した状態です!


天井にはバックルを引っ掛けておくフックが存在します!



これは2ドアHTのPASSAGE(サンルーフ装着車を除く)にのみ与えられる装備です。ここに来ると毎回必ず新しい発見がありますね。これだからR30はやめられません!いやー、良いものを見させて頂きました。既にこの時点で猛烈に興奮しております!


まるでプラモデルの箱絵のようにDECORA製のエアロが決まった1台です。上がシルバーMt(006)下がガングレーMt(028)と思われる色で塗られていますが、カラーコードは276なので元色は正真正銘の赤/黒です。
え?!これから岡山まで帰られるんですか??!!
やはり帰られるらしいです(汗)
岡山での長野ナンバーって、この逆パターンなんですね。シブミーも遂に全国展開の予感、長い道中お気を付けてお帰り下さい。


そんな事をしていると、テッポロトルさんからインテークダクトの形状違いを指摘されました。RS用とGT用では山なりの形状や固定部分の違いがある事、また同じGT用でも年式によって長さに違いがある事は周知の通りです。

はらこうさんの前期ターボGT-EX


青ポール号(後期ターボGT-ES)


インテークダクトの吸気口部分ですが、青ポール号の物はラジエーターの出っ張りを逃げるように膨らみが大きくなっています。どのタイミングかは不明ですが、同じに見えていたインテークダクトにもまさかの形状変更が入っていたとは!これは知りませんでした。

また、GT系のラジエーターについては本日の参加車両の中では法則性が見出せませんでした。前期の全車と後期のAT車は真鍮製タンクという概念が全く通用しません(謎)


皆さんをお見送りした後は放課後の自習時間です。はらこうさん、おったくんさんと3台でウインドウレギュレーターについて検証をしました。パワーウインドウの手巻き化はなかなか道のりが険しそうです。


小雨が降り始めたので14:00に解散となりました。


ドモモモモモモモモモモモモモモ・・・。心洗われる排気音と同時に漂って来るのは落ち着く香りです。この光景であれは長い信号待ちも全く苦になりません。むしろ、永遠に続いて欲しいくらいです。




今回も沢山の収穫があり、非常に有意義な時間を過ごす事ができました。お相手頂いた皆さん、主催のシブゑもんさん、ありがとうございました。
Posted at 2024/05/12 18:02:06 | コメント(4) | トラックバック(0)
2024年04月28日 イイね!

P&S春祭り 2024

P&S春祭り 2024実に4年ぶりの開催となるP&S春祭りです。天候は晴れ予報、絶好のドライブ日和となりそうです。



自然に目が覚めた時点で行動開始する計画です。5:00起床、5:43出発の運びとなりました。


7:00過ぎに現着。桜は先週辺りが満開だったのでしょうか、花びらが沢山散っています。第2駐車場は安定のR30指定席ですが、ちょっと少ない印象ですね。


常連さんになりつつあるスポーツリミテッドです。遠慮しておられるそうですが、是非とも第2駐車場へどうぞ。そしてお隣のジャパンは息子さんです。とてもソフトタッチな好青年ですが、弄り方は非常にアグレッシブです。


そうそう、このジャパン。先日はとんでもない事になっていたんですよ!


私が見たのはフェイク画像だったんでしょうか?何事も無かったかのように復活しています(驚)
目を見張る生命力、七転び八起きの精神を見習わなければいけませんね。


おっと、大好物のY31シーマです。ボンマスとホイールからしてタイプⅡ-Sですね。リアのオーバーハングが作り出すこの気品は反則です。

「きっと、新しいビッグカーの時代が来る」

↑ちゃんと来ましたね。


引き寄せられるように接近&激写。いやー、いいですねー。中学生の頃から発進時のリアの沈み込みに何度鳥肌を立たされた事か。このスタイリングは何年経っても色褪せませんね。カッコいい高級車って私の中ではY31が最初で最後の存在となっています。


やっぱりセミトレだよなーと興奮しながら第2駐車場に戻ります。


富山軍団の前期RSです。不思議と前期はこのホイールが似合うんですよねー。ワンオーナー車で、走行距離は驚きの28万キロ!


赤の比較です。郵便車と消防車ほどの違いがありますよね。R30の赤は重量感、R31の赤は透明感があります。


ムム!


ムムム!


ムムムム!


ムムムムム!(←もういいから)



ま、まさか!この車って・・・。


我が家は父親が果樹園を営んでおりまして、季節毎に収穫した作物を出荷しています。父親が就農した昭和45年当時は東北の農産物が北関東近辺で流通が止まっていたそうで、そこに目を付けた父親は山梨県にある甲府中央卸売市場と取引を始めました。
私が子供の頃はリンゴの栽培が最盛期で、夏には「つがる」秋には「サンフジ」を出荷するのが年間行事となっていて山梨に行くのが楽しみの1つだったんです。
その市場の広大な駐車場の隅に1台の前期ターボRSが駐車されているのを発見したのが中学生の頃でした。その個体は完全フルノーマルな外観にも関わらずリアのパーセルボードにピストンが置いてある辺りから徒ならぬ存在感を放っており、父親と車両を見回しながらかなり気合いの入ったオーナーである事に想像を膨らませていました。市場に行く度に駐車場所は多少変わりながらも数年にわたってそのターボRSウォッチングが続いていた中、ある時を境に突然姿を消してしまったんです。遂に乗り換えてしまったんだろうかと落胆しながらウォッチングは突如として終焉を迎える事になってしまいました。その後もしばしば話題に上りはしたものの、行方も分からぬまま忘却の彼方の出来事となりつつあったのでした。

配置図の赤丸付近です。(って分かるか!)



それがですよ!その時に見たであろう車両が目の前に現れたみたいなんですよ!30年以上も前の記憶が一気に蘇ります!!

その時とピストンの位置も変わっていません!


オーナーさんが判明したので、じっくりとお話しを伺う事ができました。このオーナーさんはかなりのDIY派で、他にもフェアレディのSR311も2台お持ちだとか(凄)
また、各所に施された工夫の数々をご紹介くださいました。

フューエルポンプモジュレーターの熱対策。この部分はかなり熱くなるそうです。知りませんでした。


ターボC用純正インタークーラーの装着。トルクの増大が体感できたそうです。


タイヤハウス内の処理も抜かりありません。というか、こんなに綺麗に装着できるもんなんですね。


この他、トランクの全開防止機構や脱着式3連メーターなどオモシロ装備が沢山です。お話しを伺うと私が山梨の市場で見ていたのは既に他界された前オーナーさんが所有していた時代という事が判明しました。どうやら間違いないようです。病床に伏せられた前オーナーさんから引き継がれ、現オーナーさんが大切に所有されています。エアコン非装着車につき、夏場は前オーナーさんが窓全開で腕を乗せて運転されていたそうで、その部分の塗膜が薄くなっています。これはもう走るアルバムですよね。
こうして再会できるとは夢にも思いませんでした。そして元気に走っているなんて嬉しさこの上ありません。感激です。



放課後はリン職人さん、エアコン屋さんから貴重な特別講演がありました。ここで日頃の疑問が解けた事は言うまでもありません。大御所が多数存在する富山県のR30熱は今後も冷める事は無さそうですね。私も良い刺激を受けました。更に精進せねば。


15:30に無事に帰宅し、運行後点検を済ませてP&S春祭り 2024は終了しました。片道1時間程度の丁度良いドライブコースで、気軽に行って来られるのが岡谷の良いところで有り難いです。
まさかの30年越しの出会いがあったりと非常に有意義な1日となりました。お相手頂いた皆さんありがとうございました。
Posted at 2024/04/28 17:45:33 | コメント(4) | トラックバック(0)
2024年04月08日 イイね!

Let's go for long drive 2024

Let's go for long drive 2024今年はダメだ、行けないな・・・。カレンダーに目をやりながら溜め息を吐く毎日、無理と分かりながらも倉敷市の週間天気予報を見るのがここ最近の日課でした。
雨か・・・。これなら諦めもつきます。岡は岡でも4/28の岡谷で我慢しようと自分を言い聞かせながら4月の第1週を過ごす日々が続きました。


GT分科会LINEで芋スカさんから"鷲羽山でお会いしましょうww(無茶振り)"のコメントが入りましたが、今年は無理そうとの返信をしたのが4/5(金)のお昼です。しかし今回は参四郎号での参加との事、これは何よりも最優先して向かわなければならない慶事です。でも厳しいんだよな・・・。

ところがその日の午後に状況が急展開し、障害が一切取り払われました。強いて言えば月曜日の朝に安協の立番に行かなくてはならないくらいです。しかも当日の天候は快晴の予報に変わり、更に月曜日まで1日休みになるというボーナス特典付き!(どうした職場長?)
逆に何だか気味が悪いです。素直に受け止めて良いものか?それとも悪い事が起こる前触れか?行ける事にはなりましたが、あまりにもトントン拍子過ぎて自分の中で岡ミーのモードになっていません。とりあえずエンジンオイルと冷却水、タイヤの空気圧をチェックして「行くか行かないか分からないモード」のままで土曜日を過ごしました。しかしこれが功を奏し、アドレナリンの分泌を抑えられたのか21:30〜23:30まで熟睡です。0:00に目覚ましを掛けておいたにも関わらず、30分前に起床(驚)
未だ起きていた高校生の長男に同行するかを尋ねたところ、行きたいんだけど次の日学校あるから今回はパスとの返答が。正論過ぎて何も言えない親父(苦笑)


という訳で今回はソロ参加です。果たして本当に大丈夫なのか??迷っていても仕方ないので行ってみましょう!長男の見送りを背に0:00出発。


さー、行くど。


流石は夜中の中央道だけあってマイウェイ状態です。


芋スカさんと教授が一緒に来られるようですので、途中で合流させて頂く事にしました。集合場所になっている山陽自動車道の淡河PAを目指してひた走ります。順調に走ること5時間、目的地が目前に迫りましたので宝塚北SAで給油します。それにしても立派なサービスエリアですよね。初めて来た時は何事かと思いました。


同時に自分も腹ごしらえ


共に満腹になったのでもうひと頑張り。


淡河PAには6:00に到着。昼食の買い出しをして休憩していると集合時刻になりました。


ここでの1次会が盛り上がり過ぎて8:00に出発(笑)


先頭には芋スカさんの参四郎号、背後には教授の白仮面号という豪華キャストに囲まれながら会場を目指します。まさに至福のひととき、R30のリアビューは何時間でも眺めていたくなりますね。ルーフアンテナが素晴らしいアクセントとなっている事を再認識します。


あと少しです。


そして10:00に会場到着。ちょうど桜が満開です。長野なんか未だ蕾がカッチカチですよ。


人集りは団長さんのブリちゃんですね。今年は通行止めのようなアクシデントが無くて良かったです。


迫力と覇気が衰えを知りません。フロントバンパーのカラクリをじっくりと拝見させて頂きました。今年はお話しできて良かったです♪


反対を向く中央の前期は同じ長野県からお越しの はらこうさんです。出発時間が合わず、現地でお会いする事になりました。


この前期ターボEXは由緒正しき正真正銘の寒冷地仕様車です。


コスプレ大会開始(笑)


コレはコレでアリかも。しかもこのパトランプは本物らしいです!


お初の参四郎号をじっくりと見学させて頂きます。ベース車両はプラズマになってからのP.N.V.で、シートがPASSAGE用になっています。ドアトリムの生地がシートと同じなので違和感がありません。この組み合わせは流石ですね。そして、現存するのが数台か?とも言われている超希少なサンルーフ装着車です。


ルームランプの位置、スイッチの向きが標準車のそれとは全く異なります。また、アシストグリップの取り付け角度も違うと教わりました。確かに!天井だけ見せられたらR30と答えられる自信がありません。


Y30用ドアミラーです。まさか自分の他にも同じ事をされる方がいたとは。刻印が左右で違う件については謎すぎて完全にお手上げです。


そして教授の白仮面号に貼られているディーラーステッカーです。これは番号が印刷の物ですが、透明な台紙に印刷した番号を重ね貼りしてあるタイプも存在します。恐らく店舗番号ではないかと推測していますが、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらお願い致します。
今回も教授には沢山の貴重な講義を頂きました。R30愛に溢れており、こちらまで幸せな気分になれます。


うん、イイ。


すごーくイイ。


良くない所が無い。


そうそう、コレがしたかったんです。構想6年、漸く実現しました。


ブルーさん、ぷろすとさんともお会いできました。ぷろすとさん、キーホルダーありがとうございます。



またですよ。まーたこの時間です。あっという間に15:00です。今日だけ時間の経過が早いんじゃないかと思うくらいです。

RS-拓也さんと4/28の岡谷での再会を約束。


携帯アプリで自宅の住所を入力すると、所要時間7時間43分、到着予定時刻は23:19。今日中には着く!また700km帰ります。眠くなるから、晩ごはんは抜き!


寝落ちする事なく、帰って来れました。


23:05、無事に帰着です。相変わらずの弾丸ツアーですね。


朝7:30からの安協の立番にも出られました。その後は青ポール号の運行後点検です。本当にお疲れ様。


ビンゴ大会ではテールランプ裏のカバーをGet!(嬉)


帰りの道中で24万キロ達成しました。(おもっクソ見逃してますが)


家の中から青ポール号を眺めながら今日はゆっくりと過ごしたいと思います。




結びとなりますが、今回の岡ミーでも以下の4点を再認識しました。

①やっぱりR30は自分にとって最良の車である
②お仲間の存在は何物にも代え難い財産である
③スカイラインGTは長っ旅に向いたヤツである
④岡山は日帰り圏内である





岡ミーは自身の体力検査と化していますね。まだまだ大丈夫そうで安心しました。以上、西日本支総部会の活動報告とさせて頂きます。運営陣を始めお相手頂いた皆様、楽しい時間をありがとうございました。
Posted at 2024/04/08 11:49:12 | コメント(7) | トラックバック(0)
2024年03月30日 イイね!

廃油ストーブの製作

廃油ストーブの製作先日、燃焼窯の火入れ式を終えた廃油ストーブです。要となる送風管の形状も問題なさそうでしたので製作を続行します。

燃焼試験で課題となったのが煙突です。バルブを取り外した穴では小さ過ぎたようですので、100mmの角パイプを加工して立ち上がり部分を作る事にしました。45°の角度で窯に取り付ける為、省スペース化を図って角を切り落とします。真ん中に50mmのフラットバーを仮溶接してありますので、切断した断面の幅は25mm×√2で約35.4mmになりますね。角パイプを含めた材料は職場の施設課から貰ったのはナイショです。


鉄のアングル材からフレームを作りました。ひっくり返して車輪を取り付けます。寸法は全てフィーリングです。(←コレがいつも足を引っ張る)


スイッチボックスを取り付けるステーとコードフックを溶接してから耐熱塗料で全体を塗装します。


ボテジンみたいにゴロゴロ転がして全ての面を耐熱塗料で塗っていきます。立体モノは塗装する順番が難しいですね。


塗料が乾いたので燃焼窯を載せます。窯は足部分にタップを立てて、下側から4本のM6ボルトで固定しています。


檻に入れられた黒いガスボンベ(謎)


課題その②です。廃油の滴下を止めると気化した廃油の未燃焼ガスが燃料パイプを逆流する現象が起こりましたので、排水トラップのようにパイプ内に廃油溜まり箇所を設けました。


フィーリングで決めた寸法が早速悪さをし始めました。燃料配管の走行が非常にタイトです。


遮熱板とフレームの間をギリギリですり抜ける始末。


それでも滴下カップは計算通り?の位置になりました。


送風用のシロッコファンを取り付けます。


スイッチボックスを固定してから電気配線をします。材料は電気工事士の実技試験の練習に使った物を利用します。色気を出してパイロットランプも装備してみました。


コードフックも収まりが良さそうです。


廃油を入れるタンクを搭載します。サイズが丁度良い灯油用の中古品を見つけました。油量計付きなのが有り難いんですが、この出っ張りが知恵の輪の原因となって方向と角度が違うとフレームの中に入りません。


燃焼窯の上部に五徳を取り付けました。


最後に銘板を取り付けます。"小隆製作所"は小学生時代の厚紙工作部門から展開している独自ブランドです。これで命が宿りました。


付属品のデレッキ棒です(自作)。


それでは運転してみましょう。灯油で点火してから送風を開始します。ブロワーに比べて圧倒的に静かです。


廃油の滴下量は爪楊枝くらいの太さで強火になります。


良い燃焼状態をキープできています。この穴は確認窓を兼ねた五徳への熱風噴射口として残す事にしました。


市販品の煙突を取り付けると燃焼音が響いて轟音を上げています。燃焼試験の時と違って、窯やタンクがきちんと固定されていると安心感が違いますね。


炎が直撃する箇所は燃焼窯が赤熱します。その部分は耐熱塗料が剥がれてしまいましたので600℃を超えるのかもしれません。強火では煙突の先端からも炎が吹き出す勢いですので、窯の寿命を考えると中火以下での運転が良さそうです。


燃焼窯からの輻射熱でタンクを温めて廃油の流動性を上げる目論みですので、現状ではタンクの横に遮熱板を取り付けていません。これも実際に使用してみて必要であれば設置しようと思います。



何だかんだで鉄の塊ですので結構な重量になりました。サイズも(W)800mm×(D)400mm×(H)650mmと、なかなかの存在感です。電気は使いますが、燃料代が掛からない廃油ストーブが漸く完成しました。次の冬場には活躍してくれる事でしょう。

運転中の画像です。
Posted at 2024/03/30 12:28:15 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2024年03月10日 イイね!

廃油ストーブの燃焼試験

廃油ストーブの燃焼試験以前から構想があった廃油ストーブです。化石燃料が高騰している昨今、廃油が燃料になるストーブなんてDIY派には必須アイテムですよね!これは導入しない理由が見つかりません。

まずは材料集めです。ストーブのメインとなる燃焼窯にはプロパンガスのボンベを使おうと思って探していました。ところが意外にもガスボンベって入手困難なんですよね。ガス屋さんに行けば期限切れのボンベなんかいくらでも譲って貰えるものとばかり思っていましたが、どうやら正規ルートでは世に出回らないようです。仕方がないのでいつも金屑を持って行く金属問屋に転がっていた8kgサイズの物を貰って来ました。充填期限が昭和66年という点に味わい深さを感じます。


そして悪名高き高圧バルブです。本当にアホみたいに固く締まっていますので延長パイプを使ってエイヤ!と緩めます。30年以上前に期限が切れた上にバルブが全開になっていたボンベなのでガスは抜けているとは思いますが、念の為に中を水で満タンにして内部の気体を完全に追い出しました。これが昨年秋の出来事です。


放置プレイのまま数ヶ月。いい加減にガスボンベをオブジェのままにしておくのもどうかと思い始め、馴染みの工場に持参して巨大なバンドソーで上部を切断して貰いました。また、廃材を譲って貰った角パイプでの送風管の製作も済みましたので、漸く本日火入れ式と相成りました。

まずは窯の底に灯油を溜めて紙グスで点火し、窯を温める暖機運転に入ります。焚き火に灯油をぶっ掛けたのと同じ状況ですので、少量ではあるものの黒い煙が立ち上ります。


火炎が大きくなったところで送風を開始し、更に温度を上げていきます。現状ではシロッコファンが準備できていないので暫定的にブロワで代用しています。各部材の配置も場当たり的ではありますが燃焼試験は可能です。


空気が供給される事で燃焼が激しくなっていきます。この時点での排気はファンヒーターと同じ香りです。


廃油の供給を開始します。熱せられた窯の中に廃油が入ると一気に気化して燃焼するのが廃油ストーブの基本的な仕組みです。


送風量と廃油供給量を調整し、理論空燃比に達すると青い炎となって完全燃焼状態になります。こうなると煙は一切発生しませんが、排気を直接吸い込むとツンとした臭いがします。流石に無臭とまではいきません。


未だ煙突の装着が済んでいませんので、蓋を完全に被せてしまうと火力が落ちてしまいます。これくらいの隙間を開けておけば完全燃焼状態を維持できていますね。


調子に乗ってどんどん火力を上げていきます。ブロワの性能MAX、フルブーストです。轟音を上げながら外装が燃え始めました。炎の力で蓋が持ち上がって吹っ飛びそうな勢いで、周囲のコンクリートからも湯気が出て乾き始めています。


このまま全開運転を続けるのは身の危険を感じる程です。中火に下げたままで3時間ほど運転してみましたが、かなりの熱量で暖を取るには十分過ぎる性能だという事が分かりました。消火は廃油の供給を止めて火が消えた状態で窯を冷却します。アフターアイドリングが済んだら一連の火入れ式を終了とします。


運転後に窯の底に溜まった灰です。点火用の紙グスの燃えカスがその殆どを占めますが、様々な油種が混ざった上に熟成が進んだ得体の知れない廃油なので仕方ありません。


自作の送風管です。あの灼熱地獄で3時間運転したにも関わらず、赤い錆止め塗料は燃えずに残っています。ブロワ側のフランジ部分は運転中も冷たかったので、送風管の温度はあまり上昇しないのかもしれませんね。適当に開けた送風用の穴もこのままで良さそうです。


いくつか課題は残りましたが基本的には成功と言えそうです。今後、更に改良を加えて暖房器具として使える領域まで持っていきたいところです。気になる燃費は1ℓ/h程度でした。意外に消費量が少ないので、廃油が枯渇する心配はありませんね。

ストーブ必須の季節は終盤に差し掛かって参りましたが、このまま完成を目指します!
Posted at 2024/03/10 19:31:23 | コメント(3) | トラックバック(0)

プロフィール

「青ポール号のお受験です。無事に受かりますように。」
何シテル?   04/14 18:47
北信州に生息しております”田んぼES”と申します。 前期・後期・グレード問わず、R30スカイラインが大好きです。中でもターボGT系のポール・ニューマン バ...
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