マルチレス化補足(エアコンパネルの配線)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先日投稿したマルチレス化(
https://minkara.carview.co.jp/userid/2691001/car/3013069/7374231/note.aspx )ですが、エアコンパネルの配線について補足を載せておきます。
作業自体は昨年行ったことなので、手元の配線図集とハーネス試作品と記憶を頼りに説明します。
まず注意事項ですが、前期型と後期型でマルチに関わる配線が異なります。
このことについて、17クラウンのマルチの修理を行っている方のサイトに詳細が示されています。(
http://craun-bulogu.daa.jp/ )
このサイトには前期型と後期型のマルチを見分ける方法も書かれています。自分は大変参考にさせていただきました。ありがとうございました。
なお、自分のクラウンは前期型スーパーライブサウンドシステム仕様車で、用意したマルチレス用エアコンパネルも前期型スーパーライブサウンドシステム仕様車の物でした。
前期型と後期型の互換性などは、自分の持っている配線図集が初期の物だったので分かりませんでした。
以下に示す情報は、前期型の配線を加工の上、マルチレス化をした工程の詳細になります。
2
はじめに、ヤフオクでスーパーライブサウンドシステムに対応したエアコンパネルを落札しました。その後、配線図集でマルチレス車のエアコンパネルの配線を確認しました。
マルチレス仕様エアコンパネルには、画像のE60のコネクターが嵌まります。コネクターの種類は10ピンのKAH11923(純正品番90980-11923)です。
コネクターは1つですが、すべてのピンに配線が割り当てられていました。
※ちなみにエアコンパネル上部の時計を動作させるには、別のコネクターを作成する必要があります。(自分はやっていないので、詳細不明です。)
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次に、純正マルチの配線を確認しました。クラウンの純正マルチディスプレイを外すと、画像のE61〜E64のコネクター4個が見えます。
画像は、車両側のコネクタを正面から見た図になります。(空欄の箇所は調べていないので、何の配線が来ているか不明です。)
配線図を見ると、マルチレス用エアコンパネルに必要な電源や信号などが、ほとんど純正マルチにも届いていることが分かります。(画像の色を付けた箇所参照)
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以上のことを踏まえて、今マルチの裏に来ているE61とE62の配線を加工し、マルチレス用コネクター(E60)を作成すれば、マルチレス化できると考えました。
E60のコネクター本体は、3つ目の画像で示したE63のコネクターと同じ品番なので、新しくコネクターを注文しなくても作業を進めることができます。
自分は当初、ピンの入れ替えでもマルチレス化が可能だと思っていましたが、E61コネクターのピン(F090型端子)は他のコネクターのピンと規格が違いました。そのため、E60に合ったピン(F040型端子)に付け替えるなど、加工しなければなりませんでした。
配線をギボシで処理してもいけそうですが、自分の好みではないのでやめました。
※E60コネクターの7番「ILL+」に当たるイルミネーション電源は、自分はオーディオの配線から持ってきました。マルチの配線にもイルミネーション電源は来ていると思いますが、調べていません。
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ピンの加工が必要な上に、自分は簡単に元に戻せるようにしたかったので、写真のようなハーネスを作成しました。
(簡単に元に戻せるようにしておかないと、エアコンが不動になって鬱陶しいので…)
このハーネスは、E61コネクター(純正品番90980-10799)とE62コネクター(純正品番90980-11911)の嵌合相手と、E60コネクターを繋げたものになります。
コネクターやピンなどは、配線コム(
https://www.hi-1000.com/ )などの通販で購入しました。
配線コムは送料がかかりますが、コネクタのオスメスや適合するピンの種類が分かりやすく、とても見やすいです。
ハーネスを車両側とエアコンパネルの間に挟んで接続したので、簡単に付け外しができるようになりました。失敗の処理もラクラクでした。
ちなみに、写真のハーネスは試作品で、これで動作確認をしました。1回目の動作確認で配線を間違えていたため、ギボシで少し直してあります。
クラウンにはキレイに作り直した物を取り付けました。
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以上の工程を経て、動作確認も成功し、マルチレス用エアコンパネルを取り付けることができました。(純正ナビコン、純正オーディオを取り外すには、追加の加工が必要です。)
計画〜完成まで結構かかりましたが、純正マルチの操作性に慣れなかった自分としては、とても扱いやすくなって満足しています。
拙い説明が参考になれば幸いですが、同様の作業をされる場合には、配線図集またはそのコピーを用意することを強くおすすめします。
ちなみに、この作業を通して配線図集の『オーディオ(アンプ別置き)』、『コネクター一覧』を参考にしてきました。必要であれば、『イルミネーション』のページを参考にしてもよいと思います。
この作業では、入れ替える電線が多く、さらに年式によって配線が異なる可能性があり、失敗して元に戻せなくなった場合はエアコンが不動になってしまいます。
さらに、常時電源と思われる電線の入れ替えも行いますので、ショートの危険性も伴います。実際、自分も配線を失敗しヒューズを飛ばしました(笑)。
申し訳ありませんが責任は持てませんので…自分の記録は参考までにしてくださいm(_ _)m。
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