2009年07月26日
私はタバコをやめて、もう7年となります。
それまでは1日に3箱吸っていました。
その頃は出張生活していましたから、
ホテルに入ると小さな灰皿がすぐに一杯。
当時1㍉㌘の軽いメンソールのタバコを吸っていました。
出張先で知り合いの社長の車に乗ると、
「ホッ」としながら二人で軽いタバコを吹かしたものです。
その彼(社長さん)がある日、
ガソリンスタンドで給油していたら…。
スタンドに慌てて入ってきた車の運転手の方から、
「連れの具合が悪いので、救急車を呼んでくれ!」と言われて
携帯で呼んであげたそうです。
救急車に乗せて、その後を付いていく車の運転手から、
別れ際に「お世話になりました!」と1枚の名刺を渡されたそうです。
翌日、救急車で運ばれた方のことが、気になった社長さんは、
その名刺の方に電話して
「昨日の方の具合はどうですか?」と聞いたそうです。
すると「亡くなった」という返事が返ってきたそうです。
普通は「そうだったの!」で、終わる話。
しかし、経営者ってちょっと違うんですね!
彼(社長さん)は年格好も同じ年代たっだし
<自分も健康のこと考えないと>と思ったと言います。
そして、人間ドックに初めて入り検査を受けました。
するとその結果、肺癌だということがわかったのです。
大きな総合病院へ入院してコバルトなどの治療を始めました。
退院まで私は3回お見舞いに伺いましたが…。
その度に社長は、私に何度も、何度も…何度も…。
「○○君、タバコはやめなよ!」(○○は私の名前)
っていうんです。
私はその言葉を、3回目のお見舞いに伺うまで、
まったく聞く耳を持っていませんでした。
<ついこの間まで一緒にタバコ吸っていたのに…>
<急に、そりゃガンになったとうことはわかるけど…>
<手の平返したみたいに…いわないでほし~いよ!>
といった具合でした。
でもその思いが変わったのは、3度目のお見舞いの時でした。
手術した翌日。
伺ってみると、右肺上部を切断したばかり、
鼻から酸素を入れていました。
そりゃ、今まで例えば3リットル吸っていた酸素が、
肺の上部を切断して、2リットルとなれば、酸素吸入が必要です。
そんな中で、彼(社長さん)が息絶え絶えながら、
また「○○君、タバコやめろよ!」って言ったんです。
その時ハッとしました。
彼は、袖スリ合う縁の中で出会った人の死によって→→
→→自分の健康を考えて→→
→→人間ドックに入った→→
→→その結果、ガンがわかり手術した。
その彼が、今目の前で私に「体大事にしろよ!!」
って言ってくれているのに…、
なんで自分は気づかなかったのだろうか?!
そう思えたのです。
色んな出会いや出来事は、
自分に対するメッセージとして受け止めたが故の
癌の発見であり手術。
決して人ごとでなく自分のこととしてとらえた場合、
無駄なことはないなと…。
それまで、2度禁煙ガムで禁煙できた経験があるので、
そう難しくなく、たやすく禁煙できる安易に考えてすぐに禁煙始めました。
しかし、人間って慣れていうのがあるとそうした禁煙補助ガムも効かないんです。
結局2週間、手を握りしめてタバコ吸いたい禁断症状と闘って
タバコやめることができました。
その1年後、その知り合いのよくしてくれた社長さんは、亡くなりました。
今の自分が、
タバコを吸わずに健康でいられるお陰は、
その社長さんや、
社長さんにメッセージと伝えてくれた
私の知らない亡くなった人のお陰だと思っています。
健康であるということは、一つのかけがえのない大きな財産。
段々健康のこと考える歳になってきたかな?
次に危ないのは髪の毛か!!
そろそろ対策を!どこの薬が効果ありますかね(^^)
バイアグラじゃありませんよ!
※まだ青い月は髪ありますけど(笑)
Posted at 2009/07/26 12:49:24 | |
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