mcraeです!
今月1日より解除された福岡県の緊急事態宣言。既に2月下旬から、宣言延長措置の解除について世間では話題になっておりましたが、ちょうどそんな時期に、我がM3号がお世話になっているBMWジャパン正規ディーラーでもあるバルコムBMWさんが、超ウルトラな春の特別企画を開催される情報を入手致しました。
まるでこれは宣言解除を高らかに祝うかの如き垂涎ものの超タイムリーな企画だと思い、さっそく試乗メニューにアクセスすると、先着5名様でなんと24時間試乗キャンペーンを実施するという!!🎉
※ 「2021ウルトラ大試乗祭」webより
イベント期間は2/27から3/21までというからまさに、バルコムさんによる宣言解除のタイミング狙い撃ち作戦と、年度末決算超絶販売強化作戦を兼ねた、大作戦企画なのは明らかでしょう!(笑)👌
そして…
そんな大作戦に簡単に乗っかってしまう加齢なる漢が私でございます(爆)💦
しかしながら…
今年2月に国内上陸し、今月になってナンバー付き車両が登場したばかりのG80/G82新型M3/M4に乗ってみたいと思いつつも...
おそらく試乗車が九州に上陸するのは来月以降になるはずなので、今回の試乗にでは普段とは少し違うモデルを選ぶことにしました。
選んだモデルはF40型の現行1シリーズ。グレードはシリーズのフラッグシップモデルである M135i であります (^_^)v
思い起こせば6年前...
我が家のBMWの歴史は先代1シリーズF20型モデルの M135i から始まりました。
1シリーズとしての2代目となるこのモデルより、全グレードのエンジンがターボ化されるとともに、排気量がダウンサイジングされましたが、同時にBMWの新たなカテゴリーとして、"Mパフォーマンスモデル"がラインナップされることになりました。それが"M135i"でした。
コンパクトな1シリーズに、3LターボのN55B30Aエンジンを積み、1540kgのボディに326psと450Nmのハイパワー。ゼロ100加速は4.8秒を誇り、従来のM社製NAのM3モデルに匹敵する性能を持ったリトルモンスターでした。
F20M135iは、私にBMWの駆け抜ける歓びを教えてくれるとともに、のちに、M社製Mモデルへのステップを踏ませてくれた存在でした。
そんな、我が家にとって思い出深きM135iが、2019年の秋に第3世代に移行しました。その驚くべきトピックは、継承されていたブランドバリューの一部を変更したことでした。BMWが継承するブランドバリューの一つに、①FR ②50/50の前後重量配分 ③直列6気筒エンジン ④これらによって実現される"駆け抜ける歓び" というものがあります。そのブランドバリューは、エントリーモデルの1シリーズにおいても、E8X系、F2X系の2世代に渡り貫かれていました。
上記④つのブランドバリューはそれぞれ、①FFに変更、②やや前よりに、③直6の廃止 へと変更されました。果たして④の駆け抜ける歓びは継承されているのだろうか?と、エンスージアスティックなビーマーの皆さんが気になったのは言うまでもないでしょう。
我が家にとって初BMWとなった"M135i"ブランドが、第3世代となってどのように変貌を遂げたのか?
また、F40M135iはエンドレスラストラン実施中のボクスタ号の代わりに嫁さん号として我が家にやってくることは有り得るのか…?? ( ̄▽ ̄)
(注)上記👆の後段は今は財政上絶対に有り得ないので措いておきます(爆)。そして前段についてですが、試乗メニューを希望通りの24時間キャンペーンを適用していただいたバルコム福岡さんには厚く御礼申し上げます m(__)m
それでは早速ごらんください!
"New premium small" BMW F40 M135i xDrive
BMW F40 M135i xDrive
乗員定員 5名
全長×全幅×全高/4355×1800×1465mm
ホイールベース/2670mm
トレッド前:後/1560:1560mm
車両重量/1580kg(前軸940kg:後軸640kg)
エンジン型式/B48A20E
最高出力/306ps(225kW)/5000~6250rpm
最大トルク/45.9kg・m(450N・m)/1750~4500rpm
種類/直列4気筒DOHCターボ
総排気量/1998cc
過給機 ターボ
燃料供給装置/デジタル・モーター・エレクトロニクス(DME/電子燃料噴射装置)
燃料タンク容量/50リットル
使用燃料/無鉛プレミアムガソリン
WLTCモード燃費/12km/リットル
JC08モード燃費/13.6km/リットル
10モード/10・15モード燃費 ----km/リットル
タイヤサイズ 前:後 /225/40R18:225/40R18
最小回転半径/5.4m
駆動方式/フルタイム4WD
トランスミッション/8AT
LSD/Mディファレンシャル(機械式)
車両価格/6,330,000円
※ THE BASICS FUKUOKA × F40 M135i xDrive
先代と比べ、ボディディメンションは実はさほど違いがなく、全長はほぼ同じ、全高と全幅は35ミリの増加、ホイールベースはなんと20ミリ短くなっています。全体のプロポーションは、駆動系の転換によってオーバーハング比が新旧で前後が逆になり、鼻先の長いFFらしいスタイリングに変化しています。
※ Ron Herman cafe × F40 M135i xDrive
もっとも、FRだった先代は全長の割にはボンネットが長く(直6搭載可能でした)、キャビンが短かったため同じCセグのライバルに比べて後席の居住性が劣っていました。FF化による最大の恩恵は、ズバリ後席スペースの拡大にあると思います。また、インテリアについては最新のBMW共通項でもある質感が向上しました。
※ BMWライブ・コクピットと新idriveコントローラーを搭載
※ 素材、デザイン共にワンランク上のスポーティなフロントシート
※ 大幅に向上した後席の居住性
※ 容量が20Lアップしたラゲッジルーム
強豪ひしめくCセグメントにおいて、第3世代となったM135シリーズは、エクステリア、インテリアともにクラス最高レベルのクオリティを持つ、まさに"New premium small"へと進化を遂げていました。
※ THE BASICS FUKUOKA × F40 M135i xDrive
内外装共にクオリティアップを果たしたF40 M135i xDriveですが、一方でFFに転換し、前軸寄りの重量配分になり、直6を廃止したことで、当然のことながら走りの印象は変わりました。
※ SAGA Nür × F40 M135i xDrive
まずは搭載されるB48A20Eエンジンですが、現行BMWシリーズの直4ターボでは最高スペックになり、パワフルであるとともに、俊敏なアクセルレスポンスも持っています。ゼロ100k加速が4.8秒というのは、4.0V8の我がM3よりも速い!?
( ̄▽ ̄)
その上、スタンバイ式4輪駆動機構のxDriveになっているので、低ミュー路走行時には今まで以上の走行安定性を実感できるはずです。FRだった過去の2世代に比べて、安心感が高くなったと思います。
※ お馴染みのブルーの対抗ピストンキャリパーがMパフォーマンスモデルの証
※ SHIRAKI TOUGE × F40 M135i xDrive
FFモデルになり、安心、安定感が向上したF40 M135i xDriveは、先代F20 M135i(M140i)を超える内外装の質感と、居住性、同等の動力性能に、xDriveという武器まで手に入れた。まさに非の打ちどころが無い、最新最良の1シリーズのフラッグシップモデルであった。
それでは最後に...
F40 M135i xDrive流、駆け抜ける歓びについて...
※ あくまでも個人的な見解です
※ SHIRAKI TOUGE × F40 M135i xDrive
2代目まで継承されてきたBMWのブランドバリューを、劇的に転換したことによってもたらされた優れた点は、従来備えていたFRならではの洗練された走りの気持ち良さと引き換えに得られたものであることは、残念ながら認めざるを得ないでしょう。例えば、先代F20 M135i(M140i)もFRながらも若干前寄りの重量配分でしたが、今回のF40はほぼ6:4であり、実は前軸比較でG20/M340iよりもフロントヘビーになっています。
ところが、F40 M135i xDriveでは、Mパフォーマンスモデルの卓越したドライビングダイナミクスの実現のため、通称Mスポーツ・デファレンシャルが備わっています。
これは、FRモデルで後輪に装備されている緻密な電子制御によって、コーナリング中のタイヤの接地性を向上させるMデファレンシャルロックと同じものではなく、フロントアクスルデファレンシャルと呼ばれる機械式LSDによって、気持ち良いコーナリングのオンザレール感覚を実現するための仕掛けです。
※ SPORT INDIVIDUAL 設定画面
更に、BMWの放った第2の仕掛けが「ARB(タイヤスリップコントロール)」で、前輪のスリップの気配を感知するとDSCより先に働いて空転を防ぐというもの。そのスピードはDSCの3倍速というから心強い。
※ SAGA Nür × F40 M135i xDrive
F40 M135i xDriveは、駆動系、重量配分、搭載エンジン、これらを劇的に変更しながらも、BMW伝統の駆け抜ける歓びがしっかりと継承されたモデルだと言えるでしょう (^O^)/
巧妙で精密且つ革新的な技術によって、BMWらしいFFモデルに生まれ変わった新型1シリーズ。常に時代のニーズに応えていく使命と闘いながら、まったく新しい駆け抜ける歓びを提案した、新世代のBMWと言えるのかもしれません。
第3世代の新しい1シリーズによって、BMWにはFFによる駆け抜ける歓びの新世界をぜひ提案して欲しいものであります。
ところで我が家の女子2人の評価ですが・・・
嫁さんには、なぜ減車作戦実行中の時に買いもしないのに試乗申し込みなんかするのか意味不明と言われノーコメント(爆)
娘には、私ならこれ👇がイイと言われました(爆)💦
※ Bild web より
私はF40よりこっちかな...買えませんけど(爆)💦💦
"New premium small" BMW M135i xDrive
では!