180Sにクルコンをつけたい！　純正後付けにトライ編

オーリス180Sにはクルコンがありません。

しかし、旧SCION　現Corolla　iMにはついてる！

社外品のスロコンもよいのですが、後付けより純正然とした感じが好きな私はできれば自然な感じで装着したい。


そこで、純正スイッチとクルコンの後付けにトライです！！


ネット上、みんカラで検索するとスイッチはポン付けできるとのこと・・・

しかし情報検索する過程で気になる情報（後述）がチラホラと・・・とりあえず、そこは気にしないで進みました。

久しぶりの？というか昨年３月に買ってちょうど１年、このオーリスではほぼ初となるフルＤＩＹカスタマイズに張り切る私なのでした・・・

しかし、このときは今後味わう苦労・徒労感をまだ知らない…（苦笑）

クルコンスイッチおよびハーネスはヤフオクにて購入（パーツレビュー参照）です。

せっかくだから…とメーター等の照明と同じブルーのイルミ機能をもつクルコンスイッチを購入（他車パーツの流用品ですね）しました。

スイッチの取り付け・配線の取り回しは他の方のページやネット上にたくさんでてますので、そちらを。

イルミ付きクルコンスイッチ、夜間はこんな感じ・・・

なお、既存配線の関係上180Sなら、イルミ配線をステアリングスイッチからとれば、ポン付けで光ります。

ただし、パドルシフトのない150X-Sなどは別途アース配線をしないと光りませんのでご注意ください。

これはクルコンスイッチのアースがパドルシフトと共用のためです。

さて、詳しい方はもうお分かりかもしれません。

運が良いとスイッチをポン付けし、スパイラルに差し込むだけでクルコンが機能します、してしまいます！

・・・が、現行180Sはダメでした。


これは、つまりエンジンコンピュータ（ECU）とクルコンスイッチが結線されてないことを意味します。

（とりあえず、この時はそう思ってた。思うようにしていた・・・）

そこで、行きつけのネッツへ出向き、クルコンを装備する１２０Ｔの回路図をもらって参考にしました。

しかし、ネット上で情報収集した2ZR-FAE車のECU情報とは違いがあり（エンジン別なんだからアタリマエですが）ますので、考えることしばし。

まぁ、とりあえずＥＣＵとステアリングをつなぐ配線をしてしまおう！

…と、まだこの時は元気でした。

ECUはエンジンルーム、ステアリングは当然車内です。

この配線には困難が伴うかと思いましたが、みん友ひろろさんから福音がもたらされ、パーツレビューでも紹介した空コネクターで室内とエンジンルームを導通されるキットを購入し、使用しました。

グローブボックスを外せばそこに白いコネクタが、エンジンルームには灰色コネクタに対応する黒いソケットが用意されています。

グロメットに穴をあけ無理くり線を通すような無粋な作業が必要なくスマートですよ。

さて、内外配線も終わりECUへの配線も済ませて、エンジン始動！

そして、クルコンスイッチＯＮ！

…無反応。

メーター内のクルコンスイッチが点灯してくれません。

おかしい…ECUのピンアサインが違うのかもしれない、情報収集した他のピンに差し替えるもやはり無反応…

恐れいていた？というか実はこれ予想はしていて…あ、やっぱり・・・という感じだったんですが・・・。

クルコンを純正パーツのみで後付けするにあたり、情報を収集する過程で嫌な情報を目にしていました。

それは…

国内仕様の２ＺＲ－ＦＡＥ車のECUにはクルコン回路が存在しない、というもの。

結果、今回それを身をもって体験＆証明することとなりました。

どうりで、ネット上に1800バルブマチック車のクルコン後付け成功事例がないわけです。

成功事例は初代オーリスやルミオン前期、２ＺＲ－ＦＥ車なんですよね。

海外でも同じように後付けで純正クルコンを機能させることが話題になっているようで、検索結果からＵＫやロシアのサイトなんかも参照しましたが・・・やはりエンジンとECUによってクルコンが機能する場合としない場合にわかれているようでしたね。


それでもまだ、あきらめきれない私は、失意のまま再びネッツ店に出向き、メカニック・サービスマネージャーを巻き込み、オーリス１２０Ｔと１８０Ｓほかウィッシュ　３ＺＲ－ＦＡＥ（2000ccクルコンあり）のECUや回路図をじっくりと見比べましたが、やはり180SのECUにはクルコンのピンアサインがありませんでした。

無念…

これはさすがに気落ちしました。

（結論）

180前後期オーリスほかルミオン後期、ウィッシュやプレミオ・アリオンなど1800　2ZR-FAE車のお乗りの方、純正パーツだけでクルコンをポン付けするのは不可です。

ひとまずは、あきらめましょう。


が、しかし！


純正スイッチと配線をしたのなら…クルコンをあきらめるのはまだ早かったりします。

社外品となりますが、純正クルコンスイッチで制御できるスロコン・クルコンがPIVOT社から出ています！

これをつけない手はないですね・・・

では、整備手帳もPIVOT社のトヨタ純正スイッチ制御スロコン・クルコン３ＤＡ－Ｔ装着へと続く…

（後日ＵＰ予定！）

☆☆

本編作業を行うにあたり、終始情報やアドバイスをくださったみん友、空風鈴さん、ひろろさん、winwinさん。
本当にどうもありがとう！

この場を借りまして、お礼申しあげます。