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だ いの"イプ太郎" [スバル インプレッサWRX]

GDB リヤ純正機械式LSDオーバーホール

カテゴリ : 足廻り > 駆動系 > オーバーホール
目的修理・故障・メンテナンス
作業DIY
難易度
作業時間30分以内
作業日 : 2008年08月30日
1
クネさんのGDBC、インリフトしたリヤが普通に空転して前に進まないというので、イニシャルトルクを測ってやると・・・たったの3.8キロ!(約40Nm)

純正STIものとは言え、機械式LSDとしての恩恵は殆どないといってもいい。

補修用のクラッチ板を揃えてオーバーホールとなりました。
2
このクルマのデフオイルも結構換えてない筈なんですが、大して汚れてない、トルセンあたりのオイルを抜いてるよう・・・。

大して走ってないと言うのもあるけど、オイルが真っ黒になる程仕事をしていない証拠ですね。
3
よっこいしょ。

てな具合でリヤデフ着陸。
足回り側が、ラテラルリンクの長ボルトを抜くだけでドラシャを引き抜けるのはGCと変わりませんが、デフマウントが引っかかり易いです。
ぺラシャ側のボルトナットを全部外してリヤメンバーの長いスタッドがどうしても引っかかって抜きづらかったので、尾てい骨ブラケットごと落としました。
4
カバーを外し、左右のベアリングフォルダを外すとデフが出てきます。

ベアリングフォルダには、薄いシムとOリングが入っています。
厳密なバックラッシュ調整ののちに選択されたシムですので、左右混同しないように。

LSDの本体の交換や、サイドベアリングの交換にならないない限り、バックラッシュ調整は必要になりません。
5
LSDの蓋は、リングギヤのボルトと共締めになってます。
ここは、エアが使えないなら、卓上バイスで咥えないとボルトを緩められないかも。ケースを押さえられないからね。

エアがあるなら、素直にインパクトでバシュン!
6
内部パーツを順番に並べていきます。

中の構造は至って単純。
ピニオンギヤを挟むコーンプレートのハンバーガーを中心にしてフリクションディスク(内爪のクラッチ板)、フリクションプレート(外爪のクラッチ板)、スプリングプレート(外爪の板バネ)が、左右対称の配列で収まっています。

今回気にしていたのは、メーカーがどんな配列で組んできたのかと言う事。

どうやら画一的な組み方でなく、耐久性やロック率、イニシャル値などを計算しながら、独特の組み方をしてくるようなのです。

メーカーが意図的に効きを落とす組み方をしてくる事もあるようで、ベストな配列に戻して組むだけでも本来の効きを取り戻すこともあるみたいですね。

今回は、その配列やプレートの種類を見直して本来のポテンシャルを引き出し、かつ、厚めの板でシム増しをしてしまおうという作戦。
7
今回配列変更の為に用意した部品、

フリクションディスク 38433-RS610
スプリングディスク  38436-E4610

どちらもニスモの補修用部品。
スプリングディスクに関しては、純正出荷状態で組まれてきているのを見たことがないです。

混同し易いので補足しますが、外爪(ぺラシャと同軸)の物をプレート、内爪(ドラシャと同軸)のものディスクと表現するようです。

純正出荷時の標準的な組み方としては、内側から

FD・FP・FD・FP・SP・SP

というもの。
片側6枚構成というのが基本となります。
8
ところが、このGDBでは、

FD・FP・FD・FP・FP・SP

という組み合わせで組まれていました。
内爪と外爪が背中合わせで初めてクラッチとしての仕事をするので、フリクションプレート1枚が確実にシムの役割しか果たしていません(汗

チャタリングへのユーザークレームや、耐久性、アンダーオーバーの極端なハンドリングを極力回避する為とは思いますが・・・使えない配列である事は確か。

コイツを、

FD・FP・FD(1.9㎜)・FP・SD(新規参入)・SP

の組み合わせに変更し、
ついでに、しっかり仕事をしていたフリクションプレートとシムでしかなかったプレートを入替え(磨耗してない為)で使用しました。

コレで組んで試走。

一回軽く走ってオイルを馴染ませたあとのイニシャルトルクが約15キロ位、思ったほど上がらなかったけど、理屈では、ロック率もイニシャルトルクも相当上がる筈。
走りながら、フィーリングや落ち込み方を見て、データを取りたいと思います。

正解のないメカニカルLSDのセッティング、なかなか難しいもんです。


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この記事へのコメント

2009年8月10日 23:31
突然で申し訳ありません。
近いうちにLSDのオーバーホールにチャレンジしようとサイトを見ていたところ、たどり着きました。

記事を読んでいて、二点分からないことがあったので、コメントで質問させていただきました。
よろしくお願いします。

① LSDのイニシャルトルクの計測方法は、写真を見ると、タイヤをつけたまま行っているようですが、どのように計測したのでしょうか。

② 「FD・FP・FD(1.9㎜)・FP・SD(新規参入)・SP の組み合わせに変更・・・」とありますが、FD(1.9㎜)は、7に載っているパーツのうち、Friction Diskのことを指しているのでしょうか。また、SDの向きはどうすればよいのでしょうか。


私の車も、GDB-Cなので、大変参考になりました。
コメントへの返答
2009年8月11日 16:42
R180は日産のデフなんで、STIのOHキットを使わないのであれば、日産で部品を頼むことになるのでお間違えなきようw

①写真は、リヤのみジャッキUPしてタイヤは外してあります。反対側のローターで回り止めをして、アクスルナットにトルクレンチ(プリセット型ですが)をかけて、少しづつ設定値をあげていきます。回るところと回らないところの境目が大体のイニシャルトルクだと判ります。

②FDはフリクションディスク、FPはフリクションプレート、SDはスプリングディスク、SPはスプリングプレートの略です。
SDは純正では装着されていません。
SDやSPの割合を増やすと、イニシャルトルクは劇的に上がりますが、一気に下がってしまうので一発勝負にしか使えません。

構造的にはSDの向きに決まりはなさそうですが、スプリングの役割を果たしながらも、フリクションプレートの仕事もしているので、片側での反りの方向は合わせて、ピニオンを中心にシンメトリー配列にすることくらいです。

とにかくプレートとディスクを交互に組み合わせることが基本ですね。

今回は低予算でしたので、ディスクを2枚替えただけでしたが、ドリフト系の自分としては、ぶっちゃけFDとFPは全て思1.9㎜で組んでも良かったなぁと思いました。

思ってるよりも難しくないですよ、頑張ってみてください。

2009年8月11日 18:16
分かりやすい返信ありがとうございました。
まだ、ひとつ分からないことがあります。

「FD・FP・FD(1.9㎜)・FP・SD(新規参入)・SP の組み合わせに変更・・・」と記載されていますが、FD(1.9㎜)とは、ニスモのフリクションディスク 38433-RS610のことでしょうか?

ついでにおききしますが、「SDやSPの割合を増やすと、イニシャルトルクは劇的に上がりますが、一気に下がってしまうので・・・」とは、消耗が激しいため、すぐにイニシャルトルクが落ちるという意味でしょうか?

何度も済みませんが、よろしくおねがいします。
コメントへの返答
2009年8月11日 19:15
FD(1.9㎜)と記したものは38433-RS610のことです。
SDはもちろん38436-E4610のこと。

詳しいメカニズムを勉強したわけではないので、あくまで私のコレまでの経験上の一例と考えてくださった方がよいかもしれません。

ご存知かとは思いますが、メカニカルLSDのロックそのものをつかさどるのはピニオンとカムによって押し広げられるプレッシャーリング。
これによってクラッチ板(FD・FP)とコーンプレート(SD・SP)が強制密着させられることで差動制限が起こりますが、イニシャルトルクというのは、差動制限を行なっていない時点でのプリロードの事をさしますね。

当然中に入れられる枚数そのものが限られているのですが、クラッチ板とコーンプレートの規格が同じですので、それぞれの割合を変えることは自由に出来ます。

完全作動時の締結力が高いのは、FDやFPなどのクラッチ板、イニシャルトルクを決めているのがSDやSPなどのコーンプレートの枚数という訳です。

たとえば、派手なアクションを嫌って、コーナリング時と立ち上がりの確かなトラクションを重視したければ、今回の私たちのような

FD・FP・FD・FP・SD・SP

のような、クラッチ板4枚、コーンプレート2枚という組み合わせは耐久性と効きのバランスがかなり秀逸でお勧めです。

ですが、一発勝負のドリコン走りが一日持てばいいという、きっかけ作り重視でいきたければ、

FD・FP・SD・SP・SD・SP

のようなスプリング(コーンプレート)を増やすセッティングもありです。
ですが、厳密には、完全作動時のロック率は下がっていると思いますので、ドラテク上級者には、むしろ物足りないと感じるうわべのセッティングかもしれません。

イニシャルが高いという事は、常に差動制限しているということですので、街乗りでも常に負担がかかり、クラッチ板が少ない分だけ受け止める面積が小さく、すぐに磨耗してクリアランスが増えてしまうので、あっという間に組み込み時の半分以下に下がってしまう事でしょう。

ドリコンのマシンなどが毎レースOHを繰り返すのはそのためです。

メンテナンス頻度と、味付けの組み合わせの黄金バランスを捜して、ベストなセッティングをうまく見つけ出すのも楽しいですよ。

タイヤを替えたり、アシを替えたりするよりも、一番クルマの動きが変わるのがLSDだと思います。

純正機械式も自分で弄れて結構遊べるんで、自分は気に入ってますが、容量が小さいので効きが落ちるのがやっぱり早いです。

その辺が不満なようでしたら、カーツやクスコの製品に替えてしまうのもいいでしょう。
社外品は効きも耐久性も流石に段違いです(笑)

ちなみに、フリクションディスクRS610は、純正で組み込まれているディスクのような溝が掘られてはいませんが、不良品ではありません。
実際の効きに関するオイル浸透は、目に見えない程のミクロの凹凸の間で行なわれているので、溝が掘られていなくても、実際にはあまり関係がないということです。
2009年8月19日 18:11
また、おじゃまします。
質問ではなく、相談に乗っていただければと思い、コメントさせていただきました。

中古デフを購入したので、日産のパーツセンターに行ってきました。
この記事に載っている、FD・FP・FD・FP・SD・SP をやってみる予定でした。

そこで、フリクションディスク(38433-RS610)と、フプリングディスク(8436-E4610)の注文をしたところ、FDの方はニスモに在庫があるが、SDの方は在庫もないし、生産も中止していると言われてしまい、どうしたら良いか見当が付かなくなりました。

私が考えられるのは、今回予備に購入したLSDのSPを外して、標準的な組み合わせとして照会されている、FD・FP・FD・FP・SP・SP にすることぐらいです(・・・SP・SPということは、外爪・外爪となりますが、これでよいのでしょうか?)。

他に、考えられる組み合わせはないでしょうか。


リア片側をリフトアップして回したところ、いとも簡単に回り、おおよそのトルクは3kgfぐらいでした。
これでは、何の役にも立っていません!



コメントへの返答
2009年8月19日 19:53
スプリングディスクが廃盤ですか・・・(泣)
個人的にも非常に残念ですね・・・。

こうなったら、発想を切り替えていくしかないですね。
予定の組み方と、ほぼ近い組み合わせとして想像できるのが、

FD・FP・FD・SP・FD・SP

ではないでしょうか。

前述しましたが、SDや、SPもバネの役割だけでなく、同時にクラッチ板の役割を果たしています。
ですので、SP・SPと続いてしまう部分が出来てしまうのは、摩擦面積を裏表一枚分損する事になります。

ですから、ここはFPを一枚SPに置き換えて、FDを一枚追加。
ディスクとプレートの交互配列を守ります。

ひとつマイナスが想像できるのは、フリクションパーツとスプリングパーツの組み合わせなので、100%の摩擦係数は発生出来ないかもしれない事がありますが、プレートを2枚重ねて一枚を只のシムにしてしまうよりは効果が期待できます。
完全作動時には、殆ど線間密着(と言うか判りませんが・・・)しますので、ロック率の貢献は大きいはずです。

そこで、この若干のマイナスを帳消しにするために、純正FD(1.7㎜)を全てニスモFD、RS610(1.9㎜)に変えてしまうのがいいのではないでしょうか。

この組み合わせなら、唯一1.9㎜が設定されているニスモのディスクを片側で一枚増やせるので、片側で最大0.6㎜のシム増しを設定できます。

効きすぎても・・・と思われるなら、順次一枚ずつ1.7㎜に戻していいと思いますが、どうせやるなら最強で組む事をお勧めしますよ。

その筋の某大御所に聞いた事があるんですが、一番長持ちさせる組み方はやっぱり、一番強く組む事だそうです。

使い始めた瞬間から、効きは落ちていく一方ですからね。

因みに、片側で0.6㎜シム増しをしたら、恐らくイニシャルは20キロを越えると思います。
でも、ナラシが終わったあたりで、4~5キロ位は一気に落ちるので、その辺をアタマに、目標を設定するといいかも知れません。
2013年8月12日 21:38
なんどもすみません。

あとFPもnismoであるのですか?
コメントへの返答
2013年8月13日 7:46
ゴメン…ちょっと出先なんで、カタログの内容を確認できないんですが、クルマが四駆なら、FF用って事はないと思います。
FFはリヤデフ無いんで。。

FPは多分ニスモは作ってるけれど、単品市販はされていないかな。オーバーホールキットを買うと入っているので。
2014年8月5日 11:44
はじめまして。

デフのO/HをDIYでやってみたいと思い、いろいろ情報を集めている者です。
こちらはO/Hの作業工程を詳細に解説してくださいっているので、大変参考になります
(とにかく写真がキレイで、よく作業中にこんなに写真が撮れるものだと感心してます)。

一つお伺いしたいのですが、GDBのデフを下す際、ノーマルマフラーの場合はマフラーを外さないとデフが下せないのでしょうか?
コメントへの返答
2014年8月9日 4:31
こちらこそはじめまして。

リヤデフやるんですね。
マフラーはそのままで外せますよ。(左のドラシャはテールピースに乗ったまんまになりますけど。)
デフは結構重いので怪我しないでくださいね。

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