SW20 LSDオーバーホール 前編
1
このエスダブのオーナーSさんは簡単に言ってくれました。
「あのさ、今度の連休でLSDのオーバーホールやろうか」
Σ(゜д゜)エエエエエ!?
まあ、シム増しだけなら部品代も掛からんし、「手間だけだ」とは以前から言っておいたんですが、気軽に言ってくれます…。
「出来ないの!?」
「まあ、出来ると思うけど・・・。」
「じゃあ、今度の土曜日朝から!( ^ー゜)b」
「・・・。」
安請け合いしてしまったと、後で思うことになります・・・。
MR2のデフは、リヤ駆動ながら、FF式のトランスミッションの中に収められているということを、この時は深くは考えていませんでした。
きちんとした設備などありません。
月極めの駐車場で、ありふれたハンドツールで全てをやらなければならないのです。
2
もたもたしている時間はありません。トランスミッションを降ろす為にどんどん作業を進めます。簡単な作業はSさんに指示して、分担しながら足回りとミッション周りをバラしていきます。
足回りは、ドライブシャフトが抜ければ他に繋がりはありませんが、ミッションを降ろす作業時に邪魔になるので、ナックルアームごと外してどかしておきます。
ブレーキキャリパー・トーコントロールアーム・ストラット・スタビリンクの締結ボルトを外し、ドラシャの根元をマイナス等でこじって抜き、ロアアームとナックルを切り離せば、ナックルとドラシャをASSYで分離できます。
3
エアクリーナーを外し、上から下からどんどん作業します。ミッションのシフトロッドに繋がる二つのワイヤーリンク、ベルハウジングの締結ボルト、バックランプスイッチ・スピードメーターセンサーのカプラ、アース線などを外していき、クラッチのオペレーターシリンダーをブラケットごと外します。これはミッションマウントのブラケットと共締めになっているので、単体で外そうとすると、あとで苦労する事になります。
右ストラット側のエンジンマウントを残して三つのマウントを外すとエンジンごと大きく傾きます。
パンタジャッキなどをあてがって傾きを調整しながら、ベルハウシングの隙間をこじって揺するとトランスミッションはASSYで抜けてきます。
僕は仰向けになって下から抱えて受けましたが、結構重たいので、(60kg位)ひとりで抱えるのはお勧めしません。
4
クラッチは交換してからそれほど経っていないので、今回は作業はありません。うっすら全体に滲んでいるオイルがミッション側のものであることを祈りつつ、ブレーキクリーナーで洗い流して見なかった事にします・・・オイオイ(^o^)丿
5
トランスミッションの分解が最大の難関でした。
FFのミッションなどバラしたことのない「だ い 」は、
早くも大きな壁にぶつかる事になります。
メインケースとベルハウジングがそのまま分解出来ると思っていたのです・・・そしてLSDをとりだして・・・。
Σ(゜ロ゜;) 分離出来ません。
ボルトを全部外してこじってやると2㎝位は隙間が空くのですがどうしたって抜けない感じ。
もしかして・・・。
ミッションの細い方、エンドカバーを開けています。
6
あちこち電話して色々調べていくとどうやら、
こっち側を分解していかないと、ベルハウジング側は外れてこない様です。
というより、構造上無理だろ的なニュアンスの返事が返ってきました。
ううむ・・・やはりそうか。(汗)
エンドカバーを外して見えるのは、左側の5速ギヤとカウンタ-シャフトに嵌っているバックギヤで、5速ギヤの方には上からシンクロとハブスリーブが重ねられていて、Cリングで押さえられています。5速ギヤは27㎜のカシメナットで留められています。
そもそも27㎜という工具を、一切用意していません。
・・・さて。
7
工具を持っていそうな友達(Hさん)に連絡がつきました。
つまずく度にあちこち連絡している為、ミッションが降りてからは、エンドカバーを開けただけで3時間位は作業が止まってしまいました・・・。
Hさんの協力もあって作業は再開します。
3/4ドライブの90㎝という強烈なスピンナーを使っても、27㎜のナットを弛めるのは容易ではありませんでした。
ギヤは回り止めをしなければ弛めることは出来ません、ハブスリーブを手動で引き上げて、バックに入った状態にし、5速との噛み合い部分にボルト等を突っ込んでナットに挑みます。
二人でケースを押さえ、目一杯の力でようやく回ります。
このナットは規定トルクで締め込むだけで、ナットが潰れていって勝手にかしまる構造になっています。
弛んでも、最後のひとやままでとてつもないトルクがかかっていて、非常に苦労しました。
8
ナットが外れてしまえば、ギヤと座面との間にマイナス等を突っ込んで少し浮かせて、ギヤプーラーを掛けると簡単に抜けました。メインシャフト側もCリングを外してシンクロと5速ギヤを順番に外していきます。
黒っぽいエンドプレートを外すと、こっち側はフリーになりました。
あとはシフトロッドを分解して外し、メインケースの腹側(車載状態で、地面側)の真ん中辺りにある12㎜のボルトを外してやっとベルハウジングが外れました。
もう陽は傾いています・・・。
どこまで出来る!?
後編へ。
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