
昨日と打って変わって物凄い。
外に出ると、一瞬でシャツが汗ダクになる高温多湿。
そんな中、昨日の記事を書いた後、練りに練った構想を元に、サンバーのグローブボックスの解体。
画像はストロボ焚いて撮影してますから、
昼間みたいですが実は夜です。
まずは、グローブボックスの中のネジを外し、次に樹脂板(底と奥壁面)を引っ張り出し、
次に作業し易い様にグローブボックスの蓋を止めているネジを外し、
最後に天板を外すと問題のユニットが。
手の上にある大きめのブラックボックスが交換後のノーマルボックス。
このユニットに異常が少しあって、不完全動作をしていたもの。
中のトランジスタ1本と、ツェナーダイオードがパンクしていたのです。
おかしな動作の制御ボックスを外し、
これまたキャブ車用の同じ制御ボックスを譲っていただいた物と交換。
区別し易い様にテープで目印を。
元はKVサンバーの後期の物でゼクセルコンプレッサー134aガス用。
これもまた怪しい物で、基盤に白いシミ。一度水没した形跡がある。
ガスは違えど、制御回路は全く同じパーツで構成されていたのが救いだった。
コンデンサーファンはエアコンボタン直結配線のまま。
このボックスに、電源、アース、イグナイター信号、車速信号、
温度センサー、センサーコントロールを設置して
マグネットクラッチの制御をさせようと言う計算。
完全復調には程遠いのですが、
温度センサーによるマグネットクラッチの自動制御が可能になる。
冷風と温風の温度調節部分にスライドの抵抗とマイクロスイッチ、
エバボレーター?付近に温度センサーがあり、
温度調節を行うと、
マグネットクラッチの接続間隔が温度センサーと連動して調節出来るのである。
これで、1つ解消。
もう、冷え過ぎと凍結の心配はなくなった。
今度の制御ボックスは、ちと面白い。
以前のボックスではありえない、嬉しい装備がある。
コンプレッサー稼動時、
自動的に1200回転を超えるとマグネットクラッチONになり、
600回転で強制的にマグネットクラッチがOFFになるのである。
つまり、
徐行~停止のクラッチを切る時に、
今まではコンプレッサーのパワーに負けてストールと言うか、
エンストしてしまう状況であったが、
ギリギリの所でエンストさせずに車体を停止出来るのである。
たまに不機嫌な時があって、
そのままストール(と、言うか、エンストと言うか)してしまう時もあるが、
毎回が20~30回に一度に軽減されたのである。
もう少し値を変えれば実用性としては満足のいく状態になる。
回路を見て、こんな装備だったのは判っていたが、
ここまで便利な物とは露知らず。
回路上は、エンジンの回転信号を周波数計算して、それを電圧信号に変えて
トランジスタで増幅させ、マグネットクラッチを動かしている状態。
ここに、
温度センサーと温度設定が加わり、車速信号をタイマーICで係わり合い、
マグネットクラッチの時間設定を行っている制御ボックスと考える。
エンジン回転の値をもう少しずらしてしまえば、
ストールは回避可能になるだろう。
ただ、
計算値が物凄くややこしい式なのには、相変わらず閉口する。
アイドルアップとクーリングファンの制御以外は半自動で動く様になったのは、
事実である。
Posted at 2010/06/28 18:26:50 | |
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