ストップランプスイッチ交換と端子類クリーニング

明暗ハッキリしないLEDを改修して実用レベルになりました。
ちょっと気になったのは、ブレーキランプスイッチを操作すると、時折 明るさが変わることがある点。
ギボシの掃除程度はするものの、42年間 スイットはいちども外したことがありませんでした。
長年使い込んだこともあり、この際 交換しましょう。

TLMのスイッチは、他のホンダ原付でも使われる円筒形。
ネジはなく、単に穴に差し込まれているだけ。
と言っても、若干圧入気味なので、抜き取るのはちょっと面倒。
口を少し開いたプライヤをスイッチの樹脂ハウジングに当て、プラハンで軽くコンコン叩きます。

出てきました。

プランジャが純正(左)より0.8mm飛び出しています。

プランジャの長さ分、そのままON/OFFポイントの違いになっています。
操作して不都合があれば短縮します。

新品は導通抵抗0Ω。
抜き取った古い方は、0.1～0.3Ωを行き来。
たいした抵抗値ではありませんが、発光量が急激に変わる電圧のあたりになると、影響が大きく現れるかも知れません。

スイッチ交換前に、いつもやっているハンダ付けをします。
むき出しの端子には熱収縮チューブ。

内部構造にレバーやリンクを使ったスイッチと違い、単に黄銅の筒が出入りするだけのシンプルな構造。
それ故 故障もしなかったのでしょう。
側面の穴から見える接点には、スイッチグリスを塗布しておきます。

純正互換品ではありますが、ご多分漏れず、ホンダ車に使うとギボシがスッコ抜けます。
メス側をプライヤで軽くつまんで緊迫力を上げます。

ストップランプ回路の電圧降下はなく、良好。
プランジャの調整はしなくても良さそうです。

ハイビーム球以外はLED化したことで、かなりの省電力にはなりましたが、そのかわり接触抵抗などがわずかでも増加すると、明るさに大きな影響が出るので神経質。

久しぶりにコネクタやギボシを抜き差しして、接触面をクリーニングしました。

ついでにウィンカーも。
金属表面にうっすら錆が見えますが、そこは関係ありません。
端子が接触するところをキレイにすればＯＫ。

集中スイッチなどは時々 全バラシしていますし、今回は一部を除いた接続部を一通り見たので、またしばらくは安心して使えます。