エンジンルーム内の温度変化
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
入手したデータロガーで計測した温度と、OBD-2から拾ったデータを並べてグラフ化してみました。
(1)外気:
20℃近傍を水平に走っている青線。
フロントドアヒンジ部を計測。
(2)ヘッド上:
赤線
シリンダヘッド上のハーネスクリップ部を計測。
(3)エアクリーナ:
黄緑線
エキマニから導いたフレキ管表面を計測。
(4)バンパ穴:
大きな振幅の紫線
リヤバンパ上面に開けた穴から、下方へ30mmほどの位置を計測。
(5)吸気温:
水色線
OBDデータ、エンジン停止中は出力なし。
(6)車速:
大きな振幅の橙線
OBDデータ、エンジン停止中は出力なし。
12時間屋外駐車。
あまり風がない日。
日没から30分後、気温が安定した時間帯。
設定は吸気温を上げる工作のまま継続。
吸気口閉塞75%、インタークーラにカバー装着、リヤバンパ開口。
15分走行→15分エンジン停止→4分走行→停止
(1)外気:
19.5℃からスタートし、走行とともに若干の上昇あり。
発熱源とは距離があるので、単に走行場所の気温差と思われる。
(2)ヘッド上:
時間とともに温度上昇。
スポット的に見ると停車中にグッと高くなる。
15分の走行では水温は上がっていても、エンジン本体は暖まっていないらしい。
1回目の駐車では60℃前後を横這い。
2回目の駐車では70℃弱まで上昇。
エンジン停止後、1時間経過しても10℃しか下がっていないことから、ヒートマスに対しての換気の悪さが分かる。
(3)エアクリーナ:
エキマニからの吸気はそれなりに高いようで、フレキ管表面は80℃を計測。
エンジン停止で一気に下がる。
走行中の温度は高くても、長い通路で冷えるためか、吸気温度はそれほど上がらない。
(4)バンパ穴:
他の部位よりも開放された空間のため、ちょっとした空気の流れでも影響が大きいようだ。
1回目の駐車では70℃弱まで上昇するが、マフラが暖まっていないか走行で冷却されていたからか、下がるのが早い。
エンジンルーム上側を走るフレームが間仕切りになっているのか、ヘッド上とは別部屋と考えた方が良いかも知れない。
マフラが暖まったのか、2回目の駐車ではエンジン上との差が縮まっている。
エンジン停止後、1時間で25℃下がっている。
マフラのヒートマスが小さいためか、換気口の効果によるものかは不明。
いずれ換気口をふさいで計測する予定。
(5)吸気温:
30~40℃を理想とするなら、現仕様で街乗り約10分の走行後到達。
2
まだ4月中旬だというのに夏日。
前回の計測から6℃も上がったので、これ幸いと計測。
吸気口閉塞75%、インタークーラにカバー装着、リヤバンパ開口。
15分走行→15分エンジン停止→4分走行→停止
(1)外気:
25.5℃からスタートし、走行とともに若干の上昇あり。
(2)ヘッド上:
時間とともに温度上昇。
1回目の駐車では75℃弱まで上昇。
交通の流れに乗って、前回より加減速の度合が高かった
2回目の駐車では若干低く、70℃強止まり。
その後、1時間で10℃低下。
(3)エアクリーナ:
フレキ管表面は83℃を計測。
エンジン停止で一気に下がるが、エンジン上の温度に引きずられ、やや高目になった。
(4)バンパ穴:
エンジン上と同様 前回とは気温差以上に差があり、1回目の駐車では80℃超えまで上昇。
マフラが暖まっていないか走行で冷却されていたからか、下がるのが早い。
2回目の駐車では前回に気温差をプラスしたていどになっている。
(5)吸気温:
前回に気温差をプラスしたていど。
現仕様の上限は、気温25℃ぐらいまでか。
吸気口閉塞をノーマルに戻して、変化を確認する。
3
ちょっと高価かな…と迷いつつ購入したデータロガー。
こんなことに興味を持つ人もいないでしょうけど、妄想で一喜一憂していたことが一気に解消されて、個人的にはなかなか良い買い物をしたと思います。
街乗りばかりなので、長距離・高速走行も計測してみたいですね。
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