初めてのエンジンオイルとフィルタを交換(8.5万キロ)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
車検ごと、つまり2年毎にしかオイル交換しない愛車家。w
自分ひとり乗るだけなら平気なのですが、このところオフ会で、他の方々が運転する機会が増えました。
故障の心配はしていませんが、フィーリングは明確に悪化しているはず。
ということで、次回7月のオフ会が近いので、交換することにしました。
レベルに問題はありませんが、いい感じに黒ずんでいます。
2
キャップ裏に付着したオイルには、白濁が見られないので、水気の混入はないようです。
ヘッドカバーから吸気ダクトへのブローバイ吸入が、うまく機能しているのかも知れません。
3
自分で車のオイル交換するなんて、40年ぶり。
純正オイルには絶大な信頼をおいていました。
あと、ボトルキープ会員というのがあって、20L 1.2万円購入すれば、廃油処理も工賃も無料と超お得だったので、長年ディーラ任せでした。
そんな会員制度もコスト切り詰めで廃止されたのが残念です。
と、ここからが大変。
ドレンボルトが緩みません。
体勢が悪いこともあって力をかけることができず、長いレンチをもってしてもビクともしません。
緩める時にブロックが割れちゃう?と心配になるほど。
ない知恵絞りました。
レンチをキッチリかけて、オートバイ整備用に買ったジャッキで押し上げる~。
一気にやるとロクなことがないので、負荷をかけながら様子を見ます。
徐々に負荷をけけていくと、ズルンと緩みました。
これは締め過ぎではなくて、膠着なんでしょうね。
4
ストレーナがくっついているので、ボルトを完全に緩めても、ポロンと落ちることはありません。
いい具合にストレーナが通路をふさぐので、そのまま放置しておけば じわじわ排出されます。
寝転がって作業していると、ドレンがハズレた途端オイルまみれ…なんてことがありますが、アイの場合は安心して作業できます。
いつもは勤めていた会社にある、廃油回収ドラム缶を使わせてもらうのですが、持っていくのも あちらで掃除するのも手間なので、廃油パックへ。
名古屋市の生ゴミ焼却燃料になってもらいましょう。
5
6
お次はフィルタ。
これがまた手強い。
過去に手で緩まなかったことがないので、フィルタレンチは持ってないのです。
握力50全力で回すも、まるで動く気配なし。
ダメ元で、ブロックとの合わせ面にWD40を吹き付けます。
しかしドライバで穴を開けても、穴が広がるばかり。
臓物がジャマで、向こう側まで貫通できないんです。
けっきょく、クリンチ加工されて剛性が高い合わせ面近くを突くことになりました。
シールが膨潤して緊迫力が高くなる…のでしょうか。
7
幸い中のパイプを傷めることはなかったようです。
8
右は外したミツビシ純正。
3G8系エンジンで指定のMZ690073。
メーカーは「TORO」ですが、なぜかネットで見つけられません。
東洋(陽?)濾器…だったような記憶。
このフィルタは正規の1230A040より 2~3割容量が大きくて、好んで使っていました。
サードパーティの互換品も存在しますが、市場から消えつつあります。
今回は単に安いという理由で、アクアドリーム品。
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シールがねじれたり噛み込んだりしないよう、オイルを塗ることになっています。
思いつきでテフロングリスを塗ってみました。
次の交換時は、多少マシかも知れません。
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ブロックのパイプは、ここまで入ります。
ドライバを貫通させる事態になった時は、この位置は避けましょう。
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その昔、フィルタは手締めが基本だったと思います。
いまはシールが接してから、3/4回転だとか。
パワーハウスの社長さんからいただいたマグネットをくっつけておきます。
微細化してフィルタで濾せないような鉄粉も集めてくれるでしょう。
確認はしたことがありませんが。
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オイルはAPI区分のSH以上が指定されています。
ドレンの締付トルクは、65±5N・m。
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ネジがデカいからと言って、締付トルクが高いとは限りません。
相手がアルミですからね。
とは言え、M22の二面幅24ミリ。
緩めた時の力を体感していると、締めちゃいますよ。
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ドレンとフィルタに手こずっている間に、宅配で届きましたよ、オイル。
5W-40 API SP。
テフロンパウダーは気密性アップが目的。
実際、ノッキングを起こすようになった車もありました。
ボロンは冷却のため。
固体潤滑剤は、オイルで練ってから添加しないと うまく混ざらないので、ちょっと気を遣います。
これまで液体添加剤はメタルチューニングを入れてましたが、ベルハンマーゴールド。
前者には絶大な信頼をおいてますが、ベルハンマーと違って、湿式クラッチにも使えます。
オートバイへの添加を禁ずる製品が多い中貴重です。
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オイルを8分目入れて、添加剤も流し込み、エンジンを始動して数分アイドル。
量を点検したら終了。
透明度が高すぎて、レベル確認ができません。(^^;
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[追記]
クーラント交換の際、10キロほど走ってみました。
荷室のサイレンサを外したまま走ったのに、交換前よりエンジンが遠くにあるような錯覚をしました。
オイル自体が良いのか、ベルハンマー他の添加剤のおかげなのか。
いずれにしても、極上フィーリング。
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