6V車用USB電源を作ってみる

6V車両用のUSB電源については、TLM50の投稿とダブル部分はありますが、臓物に関しては汎用ということでこちらに記載します。

充電したいのは、デジカメ(用バッテリ)とインカム、それにスマホ。
試したところ、デジカメ用は6.5V程度の電圧が必要で、後2つはUSB(5V)で動作することが確認できました。

市販のUSB電源を確認したところ、入力電圧は9Vぐらいが必要でした。
購入したオートバイ用USB電源のこの臓物も予想通りダメでした。

ガワを流用するのでバラします。
カッターナイフで裏の円盤を切り落とし、基盤を引き抜きました。

バラすと言っても、電源回路とスイッチが入っているだけ。
LEDは基板上のチップなので、視認性は良くありません。

別に購入してあった、DC-DCダウンバータを並べると、基盤の幅はほぼ同じ。
USBコネクタ部分とダウンバータをニコイチにする作戦。

やることは単純。
切った貼ったで整えるだけ。
LEDを砲弾タイプに変更したぐらいです。

電圧は5.0Vにセットしました。
リチウムイオン電池が出始めた25年ほど前は、未知のバッテリだったので充電器を作るのにずいぶん気を遣いましたね。
鉄系などの違いで、電圧が3.6Vと3.5Vがあって、0.1Vの差にビクビクしたものです。
実際には保護回路が内蔵されているので、けっこう適当な電圧でOKです。

KYOCERAのTORQUE G-03を非接触充電してみます。
バッテリは比較的新しい、3.8V 2940mAh。
25%⇒100%
家庭用100VのUSB電源：3時間40分
作成したもの(入力9V)：4時間10分
少し差がありますが、ザックリ1%充電に15分程度かかると考えれば、誤差の範囲。

3.5A以上流す場合はヒートシンクが必要で、最大5Aという仕様ではありますが、自分のスマホの充電ではピークで2Aほど。
気温30℃の室内で充電し、ほんのり暖かくなる程度でした。

ヒートシンクを付けるほどの発熱はないと判断したので、ブチルテープでぐるぐる巻きにして完成です。

ヒューズを追加してから、実車に装着します。

6V車で使用可能に…と作りましたが、供給源に余裕がなければ使用できません。
エンジンが掛かっている状態でないと難しいでしょう。
それでも有ると無いとでは大違いですね。