13 クラウン　登録前に

こんにちは。

13クラウンがやってきた週末、登録をお願いする前に、洗車しがてら、状態をみました。


抹消登録書を受け取り、びっくり。

予想では、どこかの自治体の公用車だろうと思っておりましたが、前オーナーの名義は‥
某大手石油元売会社でした。
しかも、平成22年までの車検をもって、放置されていたようです。前のナンバーが「33」の二桁となっていて、抹消登録は今年の2月でした。










塗装の状態は悪くなく、屋内保管されていたようです。

残念なのは、右リアランプの割れと所々にあるエクボ傷とリアガラスに硬いものを引きずった線傷。

リアランプは新品部品が出ないとのことで、保安部品なのでこのままでは車検が取れないと心配しましたが、運良く、ヤフオクで中古品を落札できました。

エクボ傷もデントリペアでなんとかなりますが、問題はガラス傷。

爪が引っかかる深い傷で、磨きでは無理。
エアサスのステッカーは複製可能ですが、肝心のガラスがもはや手に入りません。




メカ的なものでは‥

エアコンがダメ。コンプレッサーは回っているので、ガスがないか、漏れているかです。

オイル漏れも少しだけ。

エアサスもコンプレッサーは作動していますが、前輪の本体から微細に漏れているらしく、一晩停めておくと、おじぎしてしまいます。けれど、エンジンをかけると復帰し、OFF状態でも数時間は姿勢を維持。車高調整も正常にできました。



（おじぎしています）

（しばらくすると正常位置へ）



冷却水もどこかで漏れているらしく、足りない状態でした。

仮ナンバーをつけて、試運転してみました。

冷却水が不足していますが、水温計は安定。

燃料計かタンクのゲージが壊れていて、表示が真ん中で固定。

そして、車速60キロ以上で、ハンドルのがたつき‥「クラウン病」がやはり出ていました。

装備類では‥

エレクトロマルチビジョン、電動ハンドル、リアのパワーシートとバイブレーションシートなど電装品は完動。

オプションのリアカーテンはあやしい動きをしていましたが、レールにシリコンスプレーをしてあげたら、きれいな動きに復帰しました。


完璧にするためには、少し手を入れないとダメなようです。

とはいえ、試乗してみて、
NAなので期待していなかったのですが、意外にも7M-GEエンジンの中低速での吹け上がりの良さに驚きました。そしてフラットライドなエアサスの乗り心地、ドイツ車よりも硬いぐらいのシートなど、車自体の素性の良さを感じました。

やはり、バブル期の国産ハイオーナー車のコストがかかった作り込みは独特のものがあります。

少しずつ直していきます。